スタジオジブリに掲げられていた「去ってほしい社員の条件」を振り返ってみる
2013年に公開されたスタジオジブリの舞台裏に迫ったドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』。先日久々にDVDで見た時に、記事タイトルのネタについてメモしたのでそちらの内容を今回は語っていきます。
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去ってほしい社員の条件
映画『夢と狂気の王国』の中にサラッと「去ってほしい社員の条件」という掲示が登場します。社訓的な感じですね。一、知恵のでない社員
一、言わなければできない社員
一、すぐ他人の力に頼る社員
一、すぐ責任を転嫁する社員
一、やる気旺盛でない社員
一、すぐ不平不満を云う社員
一、よく休みよく遅れる社員
これに関しての正直な感想
自分の率直な感想は「言ってることは当たり前だけど、貼っちゃうのか…」でした。これはポジティブにでもネガティブにでもないかもです。「去ってほしい」というネガティブな内容があの全盛期のジブリに貼ってあることに驚いた感じですね。
この内容はどうやら他の番組(『ゲド戦記』の舞台裏の特番?)などでも紹介されていたようで、意外と有名な内容。インターネット上での評判を見る感じだと、内容には理解を示している方が多いものの、これを張り出すことにブラック企業的な一面が見えるという意見も多いなと感じました。
ただ、これ、誰が書いたのかとか、誰がまとめたのかとか、がわからないので、論じるに論じにくいところもありますね。
「電通鬼十則」も私が20代前半の頃は年上の諸先輩方に理解して覚えるように勧められたり(全然別会社、別業種ですが)して、神格化されていましたが、某事件後は逆に仇ともなっているように語られていますからね。
ちなみに電通鬼十則は以下になります。
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
時代によって、そして個々人の境遇によってこの手のものは捉え方が変わりますね。
何事も程々に。冷静に参考になるなと思うところだけ取り入れていく柔軟さが必要なのかもしれませんね。
生きるって難しい。