『ノクターナル・アニマルズ』は「圧倒された…なんじゃこりゃ…」となる映画だった

(C)Universal Pictures

2017年11月3日 (金・祝)より公開となる『ノクターナル・アニマルズ』。この作品、まあ凄まじい作品でして、ブログで久々に感想を書くには相応しい作品なので取り上げてみます。思ったことをつらつらと書きます。読みにくかったらすみませんです…。


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この記事の目次


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『ノクターナル・アニマルズ』はあのトム・フォードが監督!
「感想なんて簡単に言い表せない」が感想
一応ちゃんと整理した紹介文はフォーマルな場所で掲載中(笑)
“死体が美しい”ってどういうことよ…?
どんな人が見たら楽しめるのだろう?
『ノクターナル・アニマルズ』作品概要

『ノクターナル・アニマルズ』はあのトム・フォードが監督!

トム・フォードは、ファッションデザイナーであり、その名のままのファッションブランドもありますね。『007 慰めの報酬』『007 スカイフォール』『007 スペクター』のジェームズ・ボンドが着ている素敵スーツもトム・フォードです。

トム・フォード自身は映画監督でもあり、デビュー作は『シングルマン』。ベネチア国際映画祭で主演のコリン・ファースが主演男優賞を受賞し、アカデミー賞にも主演男優賞ノミネートとなりました。

そんな彼の第2作が今回の『ノクターナル・アニマルズ』です。タイトルの直訳は「夜の獣たち」といったところでしょうか。見るとその直訳がしっくりきます。

物語はざっくり言うと、、、

“アートディーラーで大成功している主人公の女性が、別れた夫から送られてきた小説“Nocturnal Animals”を読んでいくうちに、過去を思い出し精神の均衡を崩していくお話”

です。


物語は3つのお話が混ざって構成。

1:現実のお話(色々)

2:過去のお話(主人公と別れた元夫)

3:小説のお話(別れた夫が実質主人公で色々起きる)


1と2は主人公を演じるエイミー・アダムスが登場。

2と3の別れた夫をジェイク・ギレンホールが演じます。

3の主人公は別れた夫本人ではないのかもしれませんが、主人公が小説を読んでそれが脳内再生されている映像のため元夫で結果的に描かれます。

混乱することはありませんが、このジェイク・ギレンホールの一人二役が映画的にかなり不思議な魅力を放っています。

「感想なんて簡単に言い表せない」が感想

上の小見出しが全てを物語ってしまうのですが、この映画、感想を簡単に言い表せないですよ…。

まず、映画のオープニングで完全に“やられます”。

“圧倒される”という表現が正しい日本語かもですが、“やられる”なんですよ。マジで「こんなオープニング見たこと無い!」と断言できるあまりにも衝撃的なオープニングなのです。

これは多分見ればわかりますよ。衝撃的過ぎて「すげえ!」ともならずただただ唖然としてしまいました。多分口開けてぽかんとしていたことでしょう(覚えてないけど)

で、そこから先も様々な衝撃が連続して待ち受けます。それらは「!!!!!」的な衝撃ではなくて、静かな衝撃の積み重ね。

その結果映画が終わった後は「いやあ・・・・・・・・・」という感じになります。もちろん褒め言葉です。

冷静に整理すれば、“Nocturnal Animals”の小説と映画全体を通して我々人間の価値観の本質を問いただす映画なのでしょう。

でも、それよりもとにかく「いやあ・・・・・・・・・」となったその衝撃が最大の感想です。映画のその先を考えることもできず、自分に置き換えてあれこれ考えることも考えることもできない。

こういう圧倒される映画体験、たまらないです。

(C)Universal Pictures

一応ちゃんと整理した紹介文はフォーマルな場所で掲載中(笑)

一応、現在発売中の幻冬舎女性誌「GINGER」にて言葉で整理した感想をまとめているのでこちらも合わせて是非ご覧ください。

『ノクターナル・アニマルズ』の公式Twitterでもご紹介して頂いております。


GINGER(ジンジャー) 2017年12月号

幻冬舎 (2017-10-23)



“死体が美しい”ってどういうことよ…?

この映画には様々な死体が出てくるのです。

オープニング後に死体オブジェ(もちろん偽物だと思うけど)の展示会が出てきてこの時点でだいぶ混乱状態に陥るのですが、中盤に出てくるある死体がとても美しいのです。

“死体が美しい”ってこれ倫理的にNGだと思います。でもそう思わせてしまう描写、演出。

先ほど「我々人間の価値観の本質を問いただす」と書いた通り、このシーンでもこれを試されてる感じがしました。

もう一度見て何を思うかですねえ…。様々なことを試される映画だなと書いていてより思ってきました。


どんな人が見たら楽しめるのだろう?

あまりに衝撃的な映画(※超暴力的とかではない)なので、誰もが想像を超える体験をできるでしょう。全てのシーンでなくても、必ず部分的に。

ただ、まあデートだったり、娯楽を求める方にはちょっと向かないかなあと思います。

この記事を読んで頂いている方で、「これは面白そうだ!」と思って頂けた方は是非映画館へ足を運んで頂きたいと思います。

2017年11月3日(金・祝)より公開ですっ!!

『ノクターナル・アニマルズ』作品概要

映画タイトル
『ノクターナル・アニマルズ』

キャスト
エイミー・アダムス
ジェイク・ギレンホール
マイケル・シャノン
アーロン・テイラー=ジョンソン
アイラ・フィッシャー
アーミー・ハマー
ローラ・リニー
アンドレア・ライズブロー
マイケル・シーン

監督・脚本
トム・フォード

ストーリー
経済的には恵まれながらも、夫との関係が上手くいかず満たされない日々を過ごすスーザンのもとに20年前に別れた元夫から送られてきた衝撃的な内容の小説が送られてくる。精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか――。
公開日
2017年11月3日

公式サイト 
http://www.nocturnalanimals.jp/

鑑賞者のレビュー
Filmarksの参照をオススメします。


http://www.nocturnalanimals.jp/

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