2016年公開映画私的満足度ランキングベスト25
今年はシネマズby松竹の編集長になったこともあり、Cinema A La Carteの更新が激減してしまったこと、読者の方々には申し訳なく思っております。
レビューがなかなか書けませんでしたが、今年も素晴らしい映画にたくさん出会えましたのでベスト20を発表します。
毎年そうなのですが必ず文句を言われます(笑)
・個人的な満足度であり
・映画の完成度視点ではなく、境遇故に心に響いた映画視点であり
・優れた映画はここに上げた以外にもたくさんあり
・なおかつ全ての映画は見れていない
・またベネディクト・カンバーバッチ主演版『シャーロック』はTVドラマの劇場公開だったため除外(超面白かった!)
という点をご容赦頂ければと思います。それでは25位から1位までまずは順位のみ一気にご紹介します!
第25位:パディントン
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(C)2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited
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第24位:疑惑のチャンピオン
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PHOTO BY LARRY HORRICKS (C)2015 STUDIOCANAL S.A. ALL RIGHTS RESERVED.
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第23位:スポットライト 世紀のスクープ
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Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
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第22位:リップ・ヴァン・ウィンクルの花嫁
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(C)RVWフィルムパートナーズ
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第21位:ハドソン川の奇跡
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(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved |
第20位:尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48
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(C)2016「DOCUMENTARY of HKT48」製作委員会
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第19位:X-MEN: アポカリプス
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(C)2016 MARVEL & Subs. (C)2016 Twentieth Century Fox
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第18位:シン・ゴジラ
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(C)2016 TOHO CO.,LTD.
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第17位:この世界の片隅に
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(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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第16位:殿、利息でござる!
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(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
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第15位:幸せなひとりぼっち
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(C)Tre Vanner Produktion AB. All rights reserved.
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第14位:ぼくは明日、昨日のきみとデートする
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(C)2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会
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第13位:マリーゴールドホテル 幸せへの第二章
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(C)2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
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第12位:あやしい彼女
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(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
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第11位:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
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(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
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第10位:ブリッジ・オブ・スパイ
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(C)2015 DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC and TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION.
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第9位:ズートピア
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(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
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第8位:インサイダーズ 内部者たち
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(C)2015 SHOWBOX AND INSIDE MEN, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
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第7位:99分,世界美味めぐり
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(C)2014 B REEL. All Rights Reserved.
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第6位:スティーブ・ジョブズ
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(C)Universal Pictures
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第5位: 君の名は。
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(C)2016「君の名は。」製作委員会
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第4位:リリーのすべて
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(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
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第3位:マネー・ショート 華麗なる大逆転
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(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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第2位:ファインディング・ドリー
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(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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第1位:海賊とよばれた男
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(C)2016「海賊とよばれた男」製作委員会 (C)百田尚樹/講談社
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という感じになりまして、今年は個人的には『海賊とよばれた男』が断トツで心に響きました。
出光興産の出光佐三をモチーフとした国岡鐵造を主人公としたこの映画は、仕事に人生を捧げた男の熱きドラマとなっています。
仕事を頑張ること、諦めないこと、ピンチになっても知恵を絞り出すことなど、当たり前ながら「ここまでできたらカッコイイな」と国岡鐵造を見て思いました、また社員たちの団結力にも何度も涙を流してしまいました。劇中何度も流れる国岡商店社歌も大好きで、何度も何度も聴いています。
逆境に強い日本人。その最たる人物が出光佐三であり、国岡鐵造であると思います。戦争に打ちのめされても見事な復興を遂げた日本。様々な災害に遭っても何度も復興を遂げてきた日本。個々人でもそうで、失敗しても、小さな一歩からもう一度前に進む勇気を日本人はきっと持っているのだと思います。
この映画はそういった心の部分で私を魅了してくれました。この映画を見たら辛い時でもきっと大丈夫って思える気がしています。
概ね好評のこの映画ですが、大げさな演出や演技、音楽などとの批判も少なからず見受けられます。これらはおそらくその通りでして、私はどうやらそこが逆に好きなようです。好き嫌いは人それぞれということで、趣味が少し変わってるかもしれませんがご容赦頂ければと思います。
2位以下に関しては様々なジャンルからランクイン。『ファインディング・ドリー』は記憶や思い出、家族といった大切なことを描いていてこれも非常に心に響きました。『マネー・ショート』はまあぶっとんだ作品でして、リーマンショックまでの金融業界を描いているのにコメディというその異色の設定に完全に魅了されました。
今年はシネマズの編集長に就任して“仕事”についてとてもコミットした1年だったからか、4位以下でも仕事やプロフェッショナルを描いた映画は多くなっています。『99分〜』は全てのブロガーさんに見てほしいです、オススメ!
そして『君の名は。』、本当に素晴らしかったなと改めて思います。原作や解説書をまだ完全にチェックできていないので隅々まで理解できたらもっともっとこの作品を好きになれそうだなと思っています。
今年は映画業界で思いっきり活動させて頂いた一年で、今まで“映画ファン”として運営してきたこのブログの立ち位置の練り直しに直面した年でもありました。今まで背伸びして「ブログであり映画の情報サイトになれれば」と思っていましたが、シネマズのあるので今後は良い意味で背伸びせず「シネマズ編集長の柳下がゆるく映画やその他好きなことを書いて、少しでも役に立てれば」的に肩の力を抜いて運営していきたいと思います。
今年も1年どうもありがとうございました。
それでは、良いお年を。