『シン・ゴジラ』感想、自分の中では災害シュミレーション映画
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想定を超える大ヒットと大反響となった『シン・ゴジラ』、遅ればせながら感想を書いてみます。自分にとっては災害シュミレーション映画でした。
この記事の目次
※クリックで各項目へジャンプできます。
■予告編
■災害シュミレーション映画と捉えた
■こんな人にオススメ!
■『シン・ゴジラ』作品概要
予告編
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災害シュミレーション映画と捉えた
大反響で様々な視点で多くの方が本作を語っているので、今更見どころとかまとめなくても良いかなと思います。
私は本作を「災害シュミレーション映画」の視点で捉えました。感想としては「凄すぎる・・・」と多くの方と同じ感覚で、割と手放しに大絶賛のスタンスです。
私は埼玉県出身ですが、高校生の頃から都内で遊ぶことが多かったです。社会人になってからもずっと東京ベースで働いています。ですので、本作で東京が襲われるシーンは「思い出の場所が次から次へと破壊されていく」という感覚で見ていたわけです。
「本作はリアルな今この世界にゴジラが現れたら?」という切り口の作品。ファンタジーではなくリアルに私たちに迫ってくる映画でした。
なので、大災害で東京が破壊されていく様を映画を通して疑似体験した感じです。とにかく緊張して破壊されていく東京を見ていました。
同じく庵野秀明監督の『エヴァンゲリオン』が好きな知り合いと本作を語った時、この映画の見方が全然異なることがわかりました。もちろんお互い本作の凄さを認め合っているわけですが、とにかく見てる視点が違う。
軽く分類しても以下の切り口は存在することでしょう。
・映画詳しい人視点
(岡本喜八監督の写真が出たり、『日本のいちばん長い日』っぽかったり』視点)
・ゴジラ詳しい人視点
(ゴジラの過去作との比較)
・エヴァンゲリオン詳しい人視点
(エヴァンゲリオンとの類似点論や音楽についての視点)
・庵野秀明信者視点
(エヴァ以外含めた監督の作品や考え方からの視点)
・東京で生きてきた人たち視点
(思い出の街が破壊されていく恐怖を感じる)
・東京に関係の無い人たち視点
(何となく知ってる東京が破壊されていくという第三者視点)
・軍事関係者や軍事関連好き視点
(自衛隊の活躍や奮闘についてのあれこれ)
ここに上げたのはほんの一部かと思いますが、これらそれぞれの視点で見れば本作は全然捉え方が変わってくるのは間違いでしょう。鉄道好きさんが「京急の仇をJRが取って涙が出た」と発言されていてそれもなるほどと思いました。
そんなあらゆる視点で捉えることができて、終わった後は熱く語れる映画。それが『シン・ゴジラ』の魅力なのでしょう。
東京に思いである人間としては、破壊されていく街を見るのは大災害で街が壊されていく悲しさを感じましたが、映画の登場人物たち(特に長谷川博己演じる官房副長官)が前向きなメッセージを持ってくれていたので救いを持てました。
素晴らしい映画だと思いますが、それ以上に「凄まじい映画」という言葉がお似合いの映画と言えるでしょう。
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こんな人にオススメ!
公開から1ヶ月経ってますので「見たい」と思っていた方々はだいたい見たかと思います。「気になってるけど見てないや」の人は是非見て頂きたいです。
前述の通り、見る人によって全然作品の捉え方が異なるからです。そして既に見た人と(リアルでもSNSでも)語ることで、よりこの作品の面白さを感じることができます。
あと、「日本はまだまだやれるぞ」というメッセージがある映画なので、この日本を「日本国」、そして「国民一人ひとり」の両面で考えることで、今と未来を生きる前向きなメッセージを持つこともできます。
9月いっぱいはまだまだ公開してると思いますが、ぼちぼち上映回数も減ってきてるので、気になる方はお早めに。
付録:オススメの動画配信サービス
※この章は、映画紹介の各記事共通の項目です。2020年1月現在の情報になります。時代は移りゆくもので、映画館での公開が終わった作品の視聴はBru-Ray/DVDと併せて、動画配信サービスで視聴される方が増えてきました。
私自身は、普段映画メディアの編集長をしている関係で映画に触れる機会が多めですが、その中において現在契約している動画配信サービスを「正直なお気に入り順で」紹介してまいります。
ただし、下位のものも契約している時点で支持をしているものです。それぞれに特性があり、私の好みやライフスタイルから以下の順番で重宝をしております。
オススメ1:Hulu
私は映画が大好きですが、普段民放テレビ局で最も視聴しているのは日本テレビです。テレビドラマに限らず、「Another SkyⅡ」も毎週楽しみにしており、ふと見返すことも多いです。よって、映画外の好みのコンテンツの側面からHuluを最も重宝しています。
日本テレビ系のドラマや各テレビ番組、「名探偵コナン」などを好きな方にはオススメのサービスです。映画のラインナップは日々変動しますが、他社に比べて劣ってると感じる事は少ないです。
金額:933円(税別) ※無料トライアル期間が2週間あり
オススメ2:Netflix
映画切り口でいくと、やはりNetFlixが現時点では王者の風格だなと個人的には思います。「さて、今日は何の映画を見ようか」と思ったら、とりあえずNetFlixを開きます。
併せて、日米それぞれオリジナル作品も多いです。「アイリッシュマン」「ROMA/ローマ」「全裸監督」などなど。今最も目の離せないサービスと言っても過言ではありません。なお、スタジオジブリの配信権獲得が発表されましたが、これには日米は含まれていません。日本で始まるとするならば、日本テレビ資本の入っているHuluの可能性が高いと勝手に思っています。
金額:3種類あり(ベーシック:800円/スタンダード:1200円/プレミアム:1800円 各々税別)
※無料トライアル期間が1ヶ月あり
オススメ3:Disney Delexue
名前の通り、ディズニー作品を楽しむことができるサブスクリプション動画配信サービスです。時によって見れる作品は異なりますが、ディズニー作品のアニメ・実写。ピクサー作品、スター・ウォーズ、マーベル作品と、ディズニー系列の作品の多くを見ることができます。
常に誰もが知っている作品が配信されており、安心して一度見た映画を鑑賞したいときにはこれで間違いありません。なお、2020年1月現在、ディズニーによって買収された20世紀フォックスの作品はまだ配信されておりません。今後されるとは思いますが。
金額:770円(税込)
※無料トライアル期間が1ヶ月あり
オススメ4:Amazon Primeビデオ
NetFlixと並んで知名度が高いのはこれでしょう。映画やドラマといった映像作品を鑑賞するためのサービスではなく、「Amazon Prime会員」向けサービスの中の一つとして、映画やドラマも見れるよという触れ込みなのが他と異なります。
年間契約での割引が用意されていますが、月額支払いでもたったの500円という破格の仕様。しかもAmazonの他のあらゆるサービスもそれで使えるわけです。普段Amazonを使う方なら「とりあえず入っとけ」サービスでもあります。
金額:500円(税込)
※年会費だと4900円
※無料トライアル期間が1ヶ月あり
オススメ5:Paravi
Huluと同様で、特定のテレビ番組をリピートしたい方向けなのはParaviです。こちらはTBS系列およびテレビ東京系列の番組を楽しむことができます。質の高いドラマの多いTBS系列ドラマを見たい方は入るべきサービスと言えるでしょう。
私自身もそのTBSドラマと、テレビ東京系列のビジネス番組の鑑賞目的、よって映画向けには使ってないです。テレビ東京のビジネス番組は質が高いので、教養目的と考えると日々の出費も投資考えることができて心に優しいです。
金額:925円(税込)
※無料トライアル期間が1ヶ月あり
オススメ6:U-Next
U-Nextは異色です。定額料金で各作品を鑑賞できると同時に、新作を有料で販売、レンタルもしています。言うならば、サブスクリプション系サービスとiTunes等販売・レンタル系サービスのハイブリッドと言えるでしょう。
と聞くと、割が悪いようにも思ってしまいますが、ポイントも貯まっていくので、そのポイントで新作をいち早くレンタルして自宅で鑑賞することができます。どうしてもサブスクリプション系サービスでの配信は少し時差が出てしまうので、ここまで紹介してきた各サービスをうまくサポートする役割として利用をしています。
金額:1990円(税込)
※無料トライアル期間が1ヶ月あり
以上が、2020年1月現在私が契約しているサブスクリプション系サービスです。仕事柄多めです。これら全てを契約することはオススメしません。それぞれ特性があるので、何を目的にするか、頻度はどれくらいかをみなさん自身でお考えの上で選択してみてください。
また、ここにはないサービスもたくさんあります。その旨も理解の上で参考になれば幸いです。