dTV作品『裏切りの街』感想、リアル過ぎる不倫事情にひたすら「うわーーーーーーーーーーーー」
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dTVオリジナルドラマで、dTV史上初のR15指定作品『裏切りの街』。こちら鑑賞したので、厳密には映画ではありませんがレビューします。いやあ・・・この不倫、きっついすよ?
この記事の目次
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■ 感想Q&A
■ 感想:リアル不倫とはこういうことか・・・
■ dTV作品『裏切りの街』
感想Q&A
柳下さんは満足できましたか?映像作品としてとても印象に残る。不倫はきっついけど。
家族で楽しむことはできますか?
厳しいかと・・・
学生の子供が楽しむことはできますか?
R15指定なので良い子は見ちゃダメ!
友達同士で楽しむことはできますか?
色々語れる作品だとは思う
デートで行くのはどうですか?
こういう映画を見て感想が言い合えるのが理想だと思うけど…
映画リピーターは見た方が良いですか?
壮亮&寺島しのぶの演技が見事なので是非とも!
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感想:リアル不倫とはこういうことか・・・
世の中謎の不倫騒動連発ですが、どれもこれも良くも悪くも「劇場型」で大騒ぎな様相。そんな不倫「騒動」と真逆をいくリアルな不倫を描いた作品が本作。どこをどう切り取っても不倫の話なんですが、「リアルな不倫」とはこういうことかと非常にもどかしさを感じる作品に仕上がっていました。
あ、言うまでもなくもどかしさを感じさせられたわけですので、作品としてそれだけ協力ということでございます。
監督は『愛の渦』を撮った三浦大輔監督であります。人が直視しにくい題材をリアルに描かせたら敵いませんんね。
ちなみに本作の主役池松壮亮さんへ、編集長を務めるシネマズby松竹の方でインタビューもしてきたので合わせてお読み頂ければと!
→dTV初のR15指定作品「裏切りの街」池松壮亮さんインタビュー「ここも裏切りの街だと思っている」
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そして出会うわけですが、すぐに身体の関係とかならないでちょっとぎこちなく普通に会うだけの関係でスタート。ここでドラマティックにいきなり激しいラブシーンとかならないわけです。これが何か今までに無かったようで、こういうのがリアルなんだろうなと思う恐ろしさを醸し出します。
で、結果的に身体の関係にもなっていくのですが、そこも言葉では表しにくい何とも胸糞悪い(映画的に褒めてる)感覚が私たちを襲います。
これ、映画ではなくdTVなので逃げようと思えば逃げれる(映像を止めれる)んですが、何かそれをするのも恐ろしい感じの力強さが作品から溢れだしています。
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不倫なのに二人でいることが至福になっちゃって、逃避行しちゃったり心中しちゃったり、離婚しちゃったり、あれこれめちゃくちゃにしちゃったりと・・・。
しない。
この作品はそれをしない。
肝心な部分は隠しますが。世間体というものを気にしすぎる日本人を皮肉るかのような、そして結婚してる側の二人も「そうきますか!!ああでもそうなりますよねリアルだと・・・」というなかなかえげつない方向へ話が着地していくのです。
不倫という行為は昨今のワイドショーでも語り尽くされてる通り、決して良いものではありません。しかし、テレビで有名人のそれらを大々的に見せられたり、破滅していく行く末を見せられるよりも、本作を見たほうが絶対不倫したくないと思えます。
同時に、この映画は不倫映画でありつつ「裏切りの街」というタイトルであり、「みんな何かを隠して、嘘をついて生きているんだ」を描いている作品なのです。
不倫と関係ないあなたでも、「言っても、良い顔して生きてんでしょあなた。思っても無いこと言ってみたり、心の中で人の悪口いったり呪ったりしながら。」なんていうことを突きつけられる作品であります。
色々と人間の本質や自分自身が表に出さない感情だったりを考えるときつくなる作品ですが、リアルさというのを痛感できる作品ですので是非鑑賞して頂きたい作品でございます。
映画ではなくストリーミングサービスdTVの作品です。
作品は以下からチェックしてみてください。
→dTV
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dTV作品『裏切りの街』作品概要
作品タイトル
『裏切りの街』
キャスト
池松壮亮
寺島しのぶ
中村映里子
落合モトキ
駒木根隆介
佐藤仁美
平田満
監督・原作・脚本
三浦大輔
ストーリー
同棲相手の彼女から小遣いをもらって怠惰に暮らすフリーターの菅原裕一と、専業主婦として平穏な日々を送る橋本智子。特に目的もなく、なんとなくアクセスした出会い系サイトで偶然出会った2人は、意味のない逢瀬を重ね、やがてそれすらも惰性となっていく。流れに身を任せて生きてきた2人の日常が、ある出来事をきっかけに揺らぎ始めるが……。公開日
2016年11月12日
公式サイト
http://goo.gl/IpQr14
鑑賞者のレビュー
Filmarksの参照をオススメします。
written by shuhei