『99分,世界美味めぐり』、「グランメゾン東京」のリンダはコレ!プロの世界に震えた…!
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『99分,世界美味めぐり』という映画。美食たちに圧倒される99分なのですが、フーディーと言われるブロガーたちの本気にも圧倒されました!「グランメゾン東京」を楽しまれた方々も是非チェックして頂きたいです!
1:「グランメゾン東京」のリンダ・真知子・リシャールの仕事!
2019年冬にTBSに日曜劇場で放送されたドラマ「グランメゾン東京」。木村拓哉さん主演、鈴木京香さん、沢村一樹さんら豪華キャストが集った一流シェフたちを描くとても素晴らしいドラマでした!個人的には2019年のドラマでベストでした!
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そんなドラマの中で、冨永愛さんが演じられていたリンダ・真知子・リシャール。
(c)TBS
彼女が演じられていた役の仕事は「フーディー」と呼ばれる、美食ライター(ブロガー)です。ただ食事をして好き勝手文章を書くだけでなく、各グルメ雑誌やサイトへ絶大な影響を持つ強者もいます。リンダはまさにそうでした。
そんなフーディー5人に迫ったドキュメンタリー映画が今回ご紹介する『99分,世界美味めぐり』です。
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2:美味しそうな料理の数々に圧倒される!
この映画はタイトル通りで美食めぐりのドキュメンタリー映画です。ミシュランの3つ星レストランを中心に美食について様々なことが語られます。その中では「美食家にとって日本は必ず訪れたい楽園です。」と語られるほど日本の美食についてもクローズアップされ、日本人としては非常に誇らしい作品にもなっています。
東京、京都、パリ、ロンドン、ニューヨーク、香港、オスロ、コペンハーゲン、ストックホルム、バルセロナ、マカオ、杭州…様々な都市の様々な美食をめぐる冒険。
映画を見る前に「これ空腹で見たらヤバイやつかな」と思ったらそんなこともなく。なぜなら料理の数々がまるで芸術品のようでうっとりしてしまったからです。それくらい見た目も美しい料理の数々でした。
あれですね、おそらく「うわあああああ!おいしそおおおおお!」ってのはB級グルメ方面でこそ思う感情なのでしょう。
褒め言葉として冷静に「いつかこれくらい美食を楽しみたい・・・」となったのでありました。
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3:料理よりもフーディーたちに感銘!
この映画で私がガツンとやられた箇所はその美味しそうな料理そのものではありませんでした。ズバリ、「フーディーズ」と呼ばれるカリスマグルメブロガーたちの本気のグルメ批評。これにやられました。彼らは一種のブロガーでして、言うならば「超カリスマ美食ブロガー」です。映画内では5名の方が登場します。
スティーヴ・プロトニキ
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レコードレーベルの元オーナーで、かつてRun DMCやRob Base & DJ E-Z Rock、DJクイックらを見出したこともある。他の“フーディーズ”を、進歩もなければ専門的な知識もないと歯に衣着せず批判することもあり、あちこちから恐れられている。父親の意外な職業と子供時代の思い出を打ち明ける。
参照:http://99bimi.jp/
アンディ・ヘイラー
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“フーディーズ”界では伝説的な存在で、ロンドンを拠点に活動している。画期的なソフトウェアを開発したコンピューターの専門家。1960〜70年代にイギリスの恐るべき食文化の中で育った経験についても語ってくれる。
参照:http://99bimi.jp/
アイステ・ミセヴィチューテ
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カウナスで育ち、大変な苦労をして食べ物を探す日々を送った。町にバナナが送られてくるという噂を聞きつけ、家族全員で何時間も列に並んだことを覚えている。やっとのことでバナナを手に入れると、ベッドの下に隠して熟するのを待った。18歳でパリに出てモデルとなり、今では世界を舞台に活躍、たくさんのファンがいる。
参照:http://99bimi.jp/
パーム・パイタヤワット
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シェイクスピアを学ぶ、グルメ界期待の新人。中国とタイの家系で、食に関する冒険心は中国の台所に登場する一風変わった食材から芽生えたという。現在は、新しい食材とユニークな味の組み合わせを発見することにすべてを賭けている。一方で、13歳で家を出されたために、家庭の味が恋しかったりもする。
参照:http://99bimi.jp/
ケイティ・ケイコ・タム
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“フーディーズ”界の新人。両親と同居中で、定時の仕事で得た給料で高級料理を食べ歩く。まだ不慣れで、ウェイターに対しても緊張するし、ワインのテイスティングを忘れることもある。
参照:http://99bimi.jp/
この5人の「これでもか!」というプロフェッショナリズムを見せつけられます!
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彼らは食事をしたいレストランのためなら地球の裏側だろと、どんな山奥だろうと足を運びます。アイステ・ミセヴィチューテさんは日本をかなり気に入られているようで日本でのアクティブな活動に感激しました。
真似る必要はなくとも、様々なジャンルのブロガーさんはきっと彼らの本気の行動に刺激を受けると思うのです。
映画の中に出てきた台詞がとても印象的でした。反論しようとも思わないほど100%同意でした。
フーディーズが「食べることだけが好き」なんて嘘だ。
ブロガーはステータスを求めてるんだよ。
ブログに書きたいのは注目されたいから。有名になりたいから。一目置かれたいから。
その通り。その上で彼らの「そこまでするか!」の行動の数々を見てしまうと、「自分なんてまだまだだ・・・」と思うわけです。
実際映画ブロガーというのは映画を見て記事を書くので一つの「行動ブロガー」かもしれませんが、そうは言っても都内をうろちょろしてるだけっちゃだけです。
世界は広いです。名前すら知らない映画はこの世に溢れ、きっと見たこともない映画文化や映画館は世界に溢れているのです。
せっかくここまで来たからにはそういった外の世界もちゃんと見ていかないとなと本作を見て触発されました。
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本作は美食方面での素晴らしさの魅力と、5人のフーディーズたちの魅力が詰まっています。
ここに出てきた食事はいつか食べてみたいです。ここに出てきた5人のフーディーズたちみたいにジャンルは違えど行動を起こしていきたいです。
そのように「こうしたい」「こうなりたい」という風な行動にフォーカスして感想を書きたくなった本作『99分,世界美味めぐり』。
様々な角度から思わぬ刺激を受けた『99分,世界美味めぐり』です。どうぞお楽しみに!
※2020年2月26日現在、サブスクリプション系の動画配信サービスでの配信はありません。iTunes等でのレンタルや購入でご鑑賞ください。
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作品概要
映画タイトル『99分,世界美味めぐり』
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キャスト
アイステ・ミセビチューテ
パーム・パイタヤワット
アンディ・ヘイラー
ケイティ・ケイコ・タム
スティーブ・プロトニキ
監督
トーマス・ジャクソン
シャーロット・ランデリウス
ヘンリック・ストッカレ
ストーリー
今や食の世界でもっとも影響力を持つと言われるのは、SNSを駆使して情報を発信する“フーディーズ”と呼ばれる人気ブロガーたち。本作は、最高の料理を求めて世界中を駆け巡る5人のフーディーズに密着し、ユニークな彼らの人となりを紹介していくとともに、SNS時代の新たなグルメ批評の実情に迫っていくドキュメンタリー。公開日
2016年1月30日
予告編