『の・ようなもの のようなもの』感想、心地よさと、おもしろさと、森田芳光監督と

(C)2016「の・ようなもの のようなもの」製作委員会

2011年に急逝した森田芳光監督のデビュー作「の・ようなもの」(1981)のその後を描いた『の・ようなもの のようなもの』を鑑賞させて頂きました。森田芳光監督作品を全て見ていなくても「心地よい」「面白い」と思える素晴らしい作品でした。

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感想Q&A

感想:「心地よさと、おもしろさと、森田芳光監督と」

作品概要


感想Q&A

柳下さんは満足できましたか?
本当に心地よい!何も起こらないけど人の温かさを感じる!

家族で楽しむことはできますか?
ほんわか楽しく笑えます

小学生の子供が楽しむことはできますか?
少し難しいかもだけど楽しく見れるかなと。

友達同士で楽しむことはできますか?
ほんわか楽しく、是非とも!

デートで行くのはどうですか?
上に同じ

映画リピーターは見た方が良いですか?
森田芳光監督オマージュ満載で楽しめます!


◯WATCHAでレビューをチェック&書いてみる

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感想:「心地よさと、おもしろさと、森田芳光監督と」

下町での落語家たちのドタバタを描いた本作。映画自体は実は続編でして、35年前に公開された森田芳光監督デビュー作『の・ようなもの』。その35年後を描き、当時のキャストも総出演。

と言うとかなり敷居が高いイメージですがそんなことはありません。

私自身35年前は生まれておらず、森田芳光監督の作品は全て見てなく、デビュー作の『の・ようなもの』もお恥ずかしながら拝見しておりません。それでも本作をとても楽しむことができました。

主演は松山ケンイチでして、北川景子がナイスアシスト。『の・ようなもの』の主要キャストは総出演ですが、主演という切り口が変わっているので問題なく作品に入っていくことができます。

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もちろん『の・ようなもの』鑑賞済みの方はより楽しめて感無量のようで、その熱き感想は私が編集長を務める「シネマズby松竹」の公式ライター増當竜也さんの記事を是非ご覧頂ければと思います。

正直に申しますと、いくら森田監督へのオマージュといっても、今さら『の・ようなもの』の続編なんて……などと見る前は思っていたのですが、いざ鑑賞してびっくり、ここまで今の時代に見合った1本の映画として屹立させながら、見事にオマージュまで捧げ得ていたことに対し、こちらの思慮の足りなさを反省すると同時に、前作と同じく尾藤イサオが歌うエンディング・テーマ『シー・ユー・アゲイン雰囲気』を聴きながら、もっと広くこの快作をアピールしたくなった次第です。
参照:森田芳光監督の遺志を受け継いだ快作 『の・ようなもの のようなもの』

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私は映画に詳しくなく、森田芳光監督作品も全て拝見してるわけではないのでこのようなことを言うのは恐縮なのですが、日本映画らしさをこの映画から深く感じることができました。、何も起こずとも人と人との繋がりや温かさを笑いとともに感じれる時間は至福で、その自然とした日本らしさは見ていて本当に心地よいのです。

言わなくてもわかると思いますが、本作はアクションだったり、駆け引きだったり、どんでん返しだったりはありません。予定調和なんですが、その予定調和がとても心地よいのです。もちろんそこに賛否はあるかと思いますけれども。

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『椿三十郎』や『僕達急行』などの森田芳光監督作品に出演していた松山ケンイチですが、本作の落語演技はとても魅力的。コメディ的な演技にどんどん磨きがかかってきたなと感じますね。

『間宮兄弟』で同じく森田芳光監督作品に出演した北川景子のナイスアシスト感もとても魅力的。北川景子と言えばオシャレで美人(&Daigoの嫁)というイメージですが、本作では美しいけどどことなくオーラがイマイチ感が出ているのが楽しいですし魅力的です。

そして本作で何と言っても最も魅力的なのは出船亭志ん魚を『の・ようなもの』以来、35年ぶりに演じる伊藤克信。より磨きのかかった落語やその練習シーンは圧巻です。カムチャッカ半島笑いました(笑)

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というように、予定調和だからこそ、人と人との繋がりや温かさを笑いとともに感じれる魅力を映画で堪能することができました。

しかし私は悔しいんですよ。だって、絶対この映画森田芳光監督作品を隅々まで知ってる方の方がもっと楽しんでますもん。だから私は、森田芳光監督作品をもっともっと見て、全作品見た後繰り返し繰り返し見て、この映画をもっと愛そうと思います。

そう思わせてくれるだけの心地よさとおもしろさを感じたのでありました。


おしまい!

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作品概要


映画タイトル
『の・ようなもの のようなもの』

キャスト
松山ケンイチ
北川景子
伊藤克信
尾藤イサオ
でんでん
野村宏伸
鈴木亮平
ピエール瀧
内海桂子
鈴木京香
佐々木蔵之介
塚地武雅
笹野高史
宮川一朗太
仲村トオル
三田佳子

原案
森田芳光
監督
杉山泰一

ストーリー
東京、谷中。30歳で脱サラして落語家となった出船亭志ん田。いまだ前座で、師匠・志ん米の自宅に住み込み修行中。師匠の娘、夕美に秘かな想いを寄せる志ん田だったが、彼の生真面目すぎる落語を夕美は“小学生が国語の教科書を読んでいるよう”と一刀両断。そんな中、志ん米の師匠・志ん扇の十三回忌に開かれる追善の一門会で、大事なスポンサーである斉藤後援会長のご機嫌をとるため、彼女のお気に入りである志ん魚の復帰が計画される。そこで師匠から、落語家を辞め行方知れずの兄弟子・志ん魚を捜し出し、連れ戻すよう命じられる志ん田だったが…。
公開日
2016年1月16日

鑑賞者のレビュー
Filmarksの参照をオススメします。

予告編





written by shuhei