2016 - Cinema A La Carte

2016年公開映画私的満足度ランキングベスト25



今年はシネマズby松竹の編集長になったこともあり、Cinema A La Carteの更新が激減してしまったこと、読者の方々には申し訳なく思っております。

レビューがなかなか書けませんでしたが、今年も素晴らしい映画にたくさん出会えましたのでベスト20を発表します。

毎年そうなのですが必ず文句を言われます(笑)

・個人的な満足度であり

・映画の完成度視点ではなく、境遇故に心に響いた映画視点であり

・優れた映画はここに上げた以外にもたくさんあり

・なおかつ全ての映画は見れていない

・またベネディクト・カンバーバッチ主演版『シャーロック』はTVドラマの劇場公開だったため除外(超面白かった!)

という点をご容赦頂ければと思います。それでは25位から1位までまずは順位のみ一気にご紹介します!


第25位:パディントン
(C)2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited


第24位:疑惑のチャンピオン
PHOTO BY LARRY HORRICKS (C)2015 STUDIOCANAL S.A. ALL RIGHTS RESERVED.


第23位:スポットライト 世紀のスクープ
Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC


第22位:リップ・ヴァン・ウィンクルの花嫁
(C)RVWフィルムパートナーズ


第21位:ハドソン川の奇跡
(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved


第20位:尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48
(C)2016「DOCUMENTARY of HKT48」製作委員会


第19位:X-MEN: アポカリプス
(C)2016 MARVEL & Subs. (C)2016 Twentieth Century Fox


第18位:シン・ゴジラ
(C)2016 TOHO CO.,LTD.


第17位:この世界の片隅に
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会


第16位:殿、利息でござる!
(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会


第15位:幸せなひとりぼっち
(C)Tre Vanner Produktion AB. All rights reserved.


第14位:ぼくは明日、昨日のきみとデートする
(C)2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会


第13位:マリーゴールドホテル 幸せへの第二章
(C)2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


第12位:あやしい彼女 
(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION


第11位:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED




第10位:ブリッジ・オブ・スパイ
(C)2015 DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC and TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION.


第9位:ズートピア
(C)2016 Disney. All Rights Reserved.


第8位:インサイダーズ 内部者たち
(C)2015 SHOWBOX AND INSIDE MEN, LLC. ALL RIGHTS RESERVED


第7位:99分,世界美味めぐり
(C)2014 B REEL. All Rights Reserved.


第6位:スティーブ・ジョブズ
(C)Universal Pictures


第5位: 君の名は。
(C)2016「君の名は。」製作委員会


第4位:リリーのすべて
(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.


第3位:マネー・ショート 華麗なる大逆転
(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.


第2位:ファインディング・ドリー
(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.


第1位:海賊とよばれた男
(C)2016「海賊とよばれた男」製作委員会 (C)百田尚樹/講談社

という感じになりまして、今年は個人的には『海賊とよばれた男』が断トツで心に響きました。

出光興産の出光佐三をモチーフとした国岡鐵造を主人公としたこの映画は、仕事に人生を捧げた男の熱きドラマとなっています。

仕事を頑張ること、諦めないこと、ピンチになっても知恵を絞り出すことなど、当たり前ながら「ここまでできたらカッコイイな」と国岡鐵造を見て思いました、また社員たちの団結力にも何度も涙を流してしまいました。劇中何度も流れる国岡商店社歌も大好きで、何度も何度も聴いています。

逆境に強い日本人。その最たる人物が出光佐三であり、国岡鐵造であると思います。戦争に打ちのめされても見事な復興を遂げた日本。様々な災害に遭っても何度も復興を遂げてきた日本。個々人でもそうで、失敗しても、小さな一歩からもう一度前に進む勇気を日本人はきっと持っているのだと思います。

この映画はそういった心の部分で私を魅了してくれました。この映画を見たら辛い時でもきっと大丈夫って思える気がしています。

概ね好評のこの映画ですが、大げさな演出や演技、音楽などとの批判も少なからず見受けられます。これらはおそらくその通りでして、私はどうやらそこが逆に好きなようです。好き嫌いは人それぞれということで、趣味が少し変わってるかもしれませんがご容赦頂ければと思います。



2位以下に関しては様々なジャンルからランクイン。『ファインディング・ドリー』は記憶や思い出、家族といった大切なことを描いていてこれも非常に心に響きました。『マネー・ショート』はまあぶっとんだ作品でして、リーマンショックまでの金融業界を描いているのにコメディというその異色の設定に完全に魅了されました。


今年はシネマズの編集長に就任して“仕事”についてとてもコミットした1年だったからか、4位以下でも仕事やプロフェッショナルを描いた映画は多くなっています。『99分〜』は全てのブロガーさんに見てほしいです、オススメ!

そして『君の名は。』、本当に素晴らしかったなと改めて思います。原作や解説書をまだ完全にチェックできていないので隅々まで理解できたらもっともっとこの作品を好きになれそうだなと思っています。


今年は映画業界で思いっきり活動させて頂いた一年で、今まで“映画ファン”として運営してきたこのブログの立ち位置の練り直しに直面した年でもありました。今まで背伸びして「ブログであり映画の情報サイトになれれば」と思っていましたが、シネマズのあるので今後は良い意味で背伸びせず「シネマズ編集長の柳下がゆるく映画やその他好きなことを書いて、少しでも役に立てれば」的に肩の力を抜いて運営していきたいと思います。


今年も1年どうもありがとうございました。


それでは、良いお年を。


『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』感想、ワクワクが止まらない! #ファンタビ

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

11月23日より公開される『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を少しだけ早く鑑賞させて頂きました!ハリー・ポッターを知っていても、知らなくても、誰もがワクワクする最高の新シリーズが始まった喜びを感じております!



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どんな映画?

おっちょこちょいで人見知りの魔法使いニュート・スキャマンダーは、動物といる方が気が楽な魔法動物学者。そんな動物たちを調べ、保護するためにニュートは、不思議なトランクの中を魔法動物でイッパイにしてニューヨークを訪れる。
ある日ひょんなことがきっかけで、大切にしている魔法のトランクを人間のものと取り違えられてしまう!魔法界の魔法動物たちが一斉に人間の世界へ逃げ出し、街中が前代未聞のパニックに。新しく出会う仲間たちとともに魔法動物を追跡する。やがて彼らは人間界と魔法界をまたにかけた、ある大事件に巻き込まれていく。ニュートは、2つの世界を危機から救えるのか!?


(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

新シリーズ、0から楽しめる!

宣伝こそされていますが、既に見た身として『ファンタスティック・ビースト』とは?を改めてまとめてみます。

この映画の主人公はニュート・スキャマンダー

『ハリー・ポッター』シリーズにおいてハリーたちがホグワーツ魔法学校で使っていた教科書「幻の動物とその生息地」の著者です。しかし、この「幻の動物とその生息地」が映画化されたわけではなく、その本を書いたニュートがニューヨークで体験した出来事を映画化しています。

つまり、厳密には原作は存在しないということです。

ハリー・ポッターはイギリスを舞台にしていましたが、今回の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』はニューヨークが舞台。1920年代のニューヨークは非常にお洒落でクラシカル。映画『シンデレラマン』や『ロード・トゥ・パーディション』で見た街並みを思い出しました。(※この2作は厳密には30年代ですがまあ近いので)

1920年代のニューヨークが舞台
=ハリー・ポッターよりも70年前に遡る物語ではありますが、前日譚でもスピンオフでもありません。あくまでも同じ世界観にある新シリーズという位置付けで、今作を1として5部作になることも確定しています。

新シリーズということで、『ハリー・ポッター』シリーズの予習は必要ありません。物語は独立しているのです。

台詞の中にダンブルドアなど『ハリー・ポッター』に出てくる人物の台詞は登場しますが、物語の中核には入り込んできません。もちろん『ハリー・ポッター』のファンであれば、魔法の言葉などは共通しているので楽しめる部分は少し増えます。

しかしファンであっても「そこまで被ってないな」となると思うので、『ハリー・ポッター』を途中で断念してしまった方もこの映画を楽しむことができます。

というか絶対誰もが楽しめると思います。本当に楽しかったので!

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

もうとにかくワクワクが止まらない作品!

映画には好き嫌いがあると思うので、人ぞれぞれにはなりますが、

「私は2016年に見た映画の中で、最もワクワクした映画!」

でした。


冒頭のニューヨークの街並みにワクワクし、魔法動物のニフラーが逃げ出したところで爆笑に次ぐ爆笑

同時に起きる街破壊で魔法界の存在が人間たちにバレ始め、その破壊の真実が何かわからないで進んでいく不気味さとミステリアスさが「早く続きを見せて!」という気持ちを常にマックスにさせてくれます。

と思ったら人間(=ノー・マジ)のジェイコブが存在感をやたらと示してまた爆笑

MACUSA(米国魔法議会)で働いているティナとクイニーの姉妹もキャラが対照的(どっちも良い人)で物語を盛り上げてくれます。

そして、トランクの中の魔法動物たちの世界は美しすぎて声にならないほどの感動を味わえます。

後半は散らばっていた物語が一つに集約していき、「なるほど、そういうことか!」となってクライマックスの大騒動へ。

難しくないけれど、うまく捻った物語に驚きつつ、最後は少しビターでありながらもスッキリする終わり方


5部作ということで「2へ続く!」の終わりだけ恐れていたのですが、ちゃんと今回で一旦完結します。ラストカットにはニヤリ(人によっては爆笑)必須。


大人も子供も楽しめる。

誰もが誰とでも楽しめる。


この冬の万人向け傑作がこの『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』なのです。


繰り返しますが、『ハリー・ポッター』の予習はしないで大丈夫です。スクリーンが大きいうちの映画館へGO!!

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

魔法動物、飼いたい。

主人公のニュートが持っている魔法のトランク、その中には魔法動物たちが住んでいるのであたかもドラえもんの4次元ポケット状態。

その魔法動物(=ファンタスティックビースト)たちが揃いも揃ってまあ可愛い。特に貴金属大好きなニフラーの可愛さったらありゃしません!

一応名前と特性をまとめておきましょう。

※オフィシャルで出ているメディアの掲載希望情報をベースにしております。


ボウトラックル

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
小枝のようなボウトラックルは、あまりに小さく、枝葉に簡単にまみれてしまうため、自然界で目にすることは極めて難しい。体長は最大で20センチ。根をもつ樹木で、小さな葉っぱのような小枝と2つの茶色い目からできている。ニュートは少なくともこの小さなビーストを4体もっている。名前は、ピケット/タイタス/フィン/ジェレミーだが、ピケットが特にお気に入りで、いつも胸ポケットにしまって保護している。ボウトラックルは、昆虫のみを食し、優しくてとても内気な性格だが、非常に誠実なクリーチャーである。鍵をこじ開けるときに周りにいてくれるととても便利。



ニフラー

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
いたずら好きなニフラーは小さく、フワフワした黒い毛で覆われ、長くて丸みのある突き出た鼻が特徴。そのせいで、モグラとカモノハシの中間に見える。光るものなら何でも大好きで、欲求を抑えられない動物。穴の中に棲んでおり、驚くほど敏捷な身のこなしで、目を捉えた光りものを盗み取る。戦利品は、見た目より大量に入るお腹の袋にしまい込む。優しく愛情深い性質だが、光りものを追いかけているときはかなり破壊的。従って、賢者への忠告:“ハウスペットには向きません”
とにかくこのニフラーが何度も爆笑させてくれます!飼いたい!!



サンダーバード 

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

大きくて堂々とした風格の鳥類で、乾燥した気候のアリゾナが原産。頭はワシ、あるいは魔法界では、ヒッポグリフのものと似ている。重なり合うパワフルな翼は雲間に見える太陽のような模様を呈してキラキラと輝き、その羽ばたきは嵐を作り出すことができる。また、危険を感じ取ることもできる。エジプトの密売業者からサンダーバードを救出したのち、ニュートはフランクと名付け、アリゾナの自然生息地に返す約束をする。悲しいことに、フランクの脚の1本は鎖をつけられていたときの傷が癒えていないが、自分を救い出してくれたニュートへの感謝の念は明らかである。



スウーピング・イーブル 

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
不幸にもスウーピング・イーブルと名付けられたこのクリーチャーは、爬虫類と非常に大きな蝶の掛け合わせに見える。休息中は、緑色の棘で覆われた繭の中に住んでいる。だが、そのカラフルで逆立つ翼を広げると、奇妙な美しさを放つ。脳を吸い取ることができるため危険だが、反対に、きちんと薄めれば、その毒は悪い記憶を消すことができる非常に有益なツールとなり得る。



デミガイズ 

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

霊長類のようなクリーチャー。大きくて悲しげな黒い目をもち、銀色の毛に覆われ、オランウータンに似ている。思いのままに姿を消すという驚くべき能力をもち、予知能力も備えている。従って、デミガイズを捕まえる唯一の方法は、何か完全に予測不可能なことをしなくてはならない。基本的には穏やかなビーストだが、脅威を感じた場合、かなりきつく噛みつくことがある。デミガイズにとっては不幸にも、その長くて絹のような銀色の毛が透明マントの素材となるため、その生皮は非常に高値で取引されている。



オカミー 

(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
羽毛と2本の脚と翼をもつ、ヘビのような身体のビーストで、ドラゴンと鳥を掛け合わせたように見える。卵から孵化し、その殻は純銀でできており、非常に価値がある。極東とインドが原産で、その生息地のサイズが大きく関係し、利用可能な空間に適応して成長あるいは縮小する。
(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

まとめ:魔法にかけられる映画!

『魔法にかけられて』という映画がありましたが、この映画は「魔法にかけられる」映画と言えます。

冒頭から一気に世界観に引き込まれ、時に笑いながら、時に恐れながら、時に疑問を抱きながら、1920年代のニューヨークで主人公ニュートたちと共に戦った気になりました。

物語を堪能し、主人公ニュートの愛くるしさに魅了され、ティナとクイニーの姉妹に勇気づけられ、ジェイコブには爆笑とまさかのホロリ。

そして終わった後は「細かいことは良いからニフラー飼いたい」となります(笑)

魔法にかけられた133分。終わった瞬間もう一度その世界に戻りたいとすぐに思いました。

完全に魔法にかけられましたね。

ちなみに続編は2018年の11月、つまり2年後。このワクワクの先へ行ける日が待ち遠しいです。

それまでは本作をリピート!リピート!!


『インフェルノ』をシリーズ初見で楽しめるか否かというお話


レビューメインのCinema A La Carteから、よりライトに多角的に映画を語るブログへと転換を図っていこうと思います。長らくお休み頂き、読者のみなさま失礼致しました…。

今回は2016年10月28日から公開されている『インフェルノ』についてあれこれと語ります。


『インフェルノ』は、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの映画第3弾。日米で先週末から公開されていして、一部の国では先週までで既に公開もされています。





原作と映画では順番が異なる

『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ、もしくはロバート・ラングドンシリーズと呼ばれる一大ミステリーシリーズですが、原作と映画とでは順番が異なります。

原作
・天使と悪魔

・ダ・ヴィンチ・コード

・ロスト・シンボル

・インフェルノ

映画
・ダ・ヴィンチ・コード

・天使と悪魔

・インフェルノ

※ロスト・シンボルは映画化されてません。

ストーリーや扱う宗教学や象徴学は異なりますが、ロバート・ラングドン教授を主人公としつつ毎回異なる女性が教授をサポートするバディの構図はどれも共通しています。


映画『インフェルノ』は単発ストーリーだが初見殺し?

映画『インフェルノ』は単発の物語です。つまり映画の冒頭で起きたことの結末が映画のラストに用意されています。謎を残したりする終わり方はしません。これは原作にも共通しています。


質問:「『インフェルノ』を見るに当って、シリーズは予習した方が良いですか?」

微妙な答え:「ストーリーは繋がっていないので、大丈夫ですよ。」


と即答したくなります。実際見た直後はこんな感じでした。しかし、レビューサイトでいくつかレビューを見ていた際に「初見殺し」という記述があって考え直しました。


正しい答え:「ストーリーは単発だけど、ロバート・ラングドン教授の説明がないので『ダ・ヴィンチ・コード』だけ軽く見ておきましょう。」


くらいが正解ですね。確かにロバート・ラングドン教授の説明が一切ない『インフェルノ』。しかも、今回はいきなり記憶喪失で目覚めるシーンから始まるので何も知らない人は「?????」となってしまうのです。

もちろん、記憶喪失で始まることは主人公と共に謎を疑似体験するという映画的な演出としてはありですけれども。

シリーズものの難しいところ、と言いますか本作に限らずシリーズや連続ドラマの永遠の課題なんだろうなと改めて思いました。


個人的には『インフェルノ』、とてもおもしろかったのだが・・・

そんな『インフェルノ』、私はとても楽しめました。

『ダ・ヴィンチ・コード』大ブームの際に右に倣えでハマった私は、言うならば原作ファン。大学時代に『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』ツアーとしてイタリア&フランスに行ったほど。元々世界史や宗教史も大好きなので、ハマらない要素がないわけです。

映画『ダ・ヴィンチ・コード』は原作の再現に注力したため映画的なテンポに難が出て酷評が多い結果に。それでも私は大好きな世界が映像として再現された喜びが勝り、今でも見返すほど好きな作品です。

映画『天使と悪魔』は前作の反省もあり、大幅な脚色やシーンカットを行い映画的にサスペンスフルな展開の作品となりました。原作のクライマックスのどんでん返しが一部削られていたのでそこだけ不満ですが、映画としてとても面白くこれもまた大好きです。


そして、映画『インフェルノ』。

映画『天使と悪魔』の路線を継承し、大幅な脚色やシーンカットを大胆に行っています。上映時間も121分となっており、スピード感ある物語とフィレンツェ、ベネチア、イスタンブールの世界を堪能しました。

ロバート・ラングドンの過去の物語もビターな印象を残すもので好印象です。また、ハンス・ジマーの音楽が前2作よりもエレクトリカルさを強く押し出したもので驚きましたが、以下のコラムを読んで納得しました。
人気シリーズ第三弾はエレクトリカル? 『インフェルノ』の意外な音楽!|シネマズ by 松竹


ということで「オススメ!」と言いたいのですが、どうも世間的には評判は芳しくないですね。酷評こそ少しですが、イマイチ盛り上がりに欠けるという意見などテンションの低いレビューが多い印象です。

また、アメリカでは前2作に比べて興行成績が著しくよろしくない感じ。


両方とも褒める意味で書くと、『君の名は。』で心の底まで染み透る深い映画体験をしたので、『インフェルノ』みたいなスピード感があって軽めに楽しめるエンタメ作品は対照的で良いなと思った次第です。

やはり映画はその時の心持ちやコンディションによりけりかもなと今回の状況を見て思った次第です。

いつでも何でも楽しめることが一番の幸せかもな、的な。


まとめ

映画『インフェルノ』は、日本では初登場3位となる見込み。評判は賛否ありつつまずまず(良くも悪くも普通)といった感じです。

おそらく前2作に熱量があるファンの方や、イタリアが好きな方は問題なくその視点で楽しめるでしょう。私はおそらくこれに属しているので。

映画を含めたエンタメは楽しみたいと思ったものを、心から楽しむのが一番の幸せ。

気になる方は、是非!
という感じで今回は締めたいと思います。

それでは!

『スーサイド・スクワッド』感想、ハーレイ・クインを拝む映画です

(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

『スーサイド・スクワッド』、褒め言葉として「バカ映画」でした!そしてマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインがもう最高にチャーミングでした!





どんな映画?

バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄されたヴィラン(悪役) たち。死刑や終身刑となった彼らは、政府の秘密機関によって、減刑と 引き換えに命の保障のないミッションを強制された集団スーサイド・スクワッド(自殺部隊)への入隊を余儀なくされる。全身に武器をまとっ た狙撃手、狂気の道化師、ブーメラン使い、復讐心に駆られた女侍、妖 艶な魔法使い、ウロコに覆われた怪力男、必殺縄師、地獄の炎を操る男、 そしてバットマンの最大のライバルにして、泣く子も黙る最悪のスーパー ・ヴィラン、ジョーカーも登場!強烈な個性が揃った映画史上最狂のチー ムが誕生した! 
監督
=デヴィッド・エアー

出演
=ウィル・スミス(デッドショット)
=ジャレッド・レト(ジョーカー)
=マーゴット・ロビー(ハーレイ・クイン)
=ジョエル・キナマン(リック・フラッグ)
=ビオラ・デイビス(アマンダ・ウォーラー)
=ジェイ・コートニー(キャプテン・ブーメラン)
=ジェイ・ヘルナンデス(エル・ディアブロ)
=福原かれん(カタナ)

公式HP

公開日
=2016年9月10日


(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

最大の見どころはハーレ・クインだ!

バットマンやスーパーマンなどのDCコミックスの悪役たちが主人公で、3月に公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と同じ世界観の中で展開される映画。


ですが、予習なしの単体で楽しめるのでご心配なく!!


『マン・オブ・スティール』、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と、シリアスなアメコミ映画となっていましたが、本作は褒め言葉として「バカ映画」です!

イカれた悪役たち、指示する側もイカれてる、対峙する敵もイカれてる。そんな闘いの中で1人目的が違う行動をするジョーカーもイカれてる。

イカれてるキャラクターたちのケミストリーは言うまでもなくイカれた世界観を作り上げていて、それが見どころです。

シリアスな展開はほとんど皆無。『ダークナイト』が大好きで、その世界観を望んでしまうと肩透かしというか、おそらく「この世界観嫌い」となって先入観から楽しめないでしょう。久々に登場する明らかに日本人じゃない片言の日本語を話す日本人役なども突っ込みどころ。

しかし、それらは肩の力を抜いたら最強の娯楽映画であるという意味になります。実際アメリカでは(9月1日現在)3億ドル近い大ヒットとなっていて、多くの方が楽しまれています。


そんな本作最大の見どころはマーゴット・ロビーが演じるイカれたお嬢ちゃん、ハーレ・クインで間違えなし!

ウィル・スミス演じるデッドショットも、ジャレッド・レト演じるジョーカーも凌ぐ存在感とチャーミングさで観客を魅了します。これはもう「考えるな!感じろ!」ですね。結構露出をしていますが、エロいとは何か違うイカれたセクシーさを持っていると思いました。(私見です)


このハーレ・クインを楽しまずして何を楽しむ!?


と言えるくらい、「見どころはハーレ・クイン」と断言できるのです。


逆に、ジャレッド・レト演じるジョーカーは魅力的ですが、登場時間が少ないです。がっつりカットされたとの噂もあり、歴代ジョーカーとの比較も難しいところ。

「ヒース・レジャーやジャック・ニコルソンと比べてどう?」と聞かれても、「そもそもそんな出てないんだよね・・・。」という感じになります。でも、魅力的でしたよ!そこは間違いなし!

(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

こんな人にオススメ!

バカ映画に仕上がっていて、シリアスでも無いので、意外と誰でも楽しめる映画かなと思います。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と繋がっていることは映画を見ると「なるほどね」となりますが、知らないところでストーリーがわけわからなくなることも無いです。

変な捻りもなく、「え?わからない、あそこどういうこと?」となることもほとんどないでしょう。

大切なのは変に最近のDCコミック路線(クリストファー・ノーラン監督のダークナイトシリーズ含む)からシリアスさを期待して行かないことです。バカ映画なのでアメリカに批評家ウケはすこぶる悪いですが、一般客は楽しんでる感じですし。

予告編見て、「お、何か面白そうじゃね!?」となった方はその延長で楽しめちゃう感じの映画です。そこで面白いと思ったらゴーサインと言えるでしょう。


という感じの『スーサイド・スクワッド』。

9月10日から公開です!!

『HiGH&LOW THE MOVIE』感想、これ、アクションとんでもないよ

(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会

EXILE TRIBE」の総合エンタテンメントプロジェクト『HiGH&LOW』の映画版。ドラマ見てなくても、EXILEを全然知らなくても「アクションとんでもないよ」とびっくりする魅力がここにはありました。


どんな映画?

「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームがしのぎを削り、各チームの頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれる荒廃した危険な街。5つのチームが台頭する以前、一帯は伝説のチーム「ムゲン」によって支配されていた。そんなムゲンと、彼らに屈しない雨宮兄弟が激突し、ムゲンは解散してしまうが……。 
監督
=久保茂昭

出演
=AKIRA(琥珀)
=青柳翔(九十九)
=TAKAHIRO(雨宮雅貴)
=登坂広臣(雨宮広斗)
=岩田剛典(コブラ)
=鈴木伸之(ヤマト)
=黒木啓司(ROCKEY)
=山田裕貴(村山良樹)
=窪田正孝(スモーキー)
=林遣都(日向紀久)
=V.I(李)

公式HP

公開日
=2016年7月16日


(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会

初めて見ても混乱なし!圧倒的エンターテイメント!

テレビドラマからの映画化って正直敷居が高いと感じてしまうもの。そりゃストーリーが繋がってるわけですので、どの作品でもそう思ってしまいます。そして時には本当にテレビドラマを見てないと楽しめない作品も存在しています。

が、『HiGH&LOW THE MOVIE』はドラマ見てなくても大丈夫!しかもアクションとんでもない。

『HiGH&LOW』の物語もテレビドラマからストーリーが繋がっていますが、この映画では映画の最初にここまでの物語をとてもわかりやすく解説してくれます。



本作、登場人物がかなり多いので「覚えられないよ」と思われる方も多いでしょう。チームも複数ありますしね。

が、登場人物を把握し切れなくてもストーリーで混乱することはないです。

というのもストーリーがとてもシンプルなのです。凄く乱暴に言うと「AKIRA演じる琥珀VS全員」です。かなり乱暴に書いてますが、結構これで間違えてないです。AKIRAが全力でほぼ全ての登場人物たちに闘いを挑む感じで考えておきましょう。

という感じでストーリーはシンプル。だからこそ様々な魅力が炙りでてきます。



本作は何と言ってもアクションが凄まじいです。特にコンテナ倉庫で繰り広げられる全員バトルは圧巻!これ、ちゃんと実写で撮ってるんですよね。結構本気で『ダークナイト・ライジング』のクライマックス顔負けの規模です。本当にこれとんでもないです。他にも『マッドマックス』のオマージュ確実の走行シーンなども見事です。


そして本作の魅力で忘れてはいけないのがイケメンの豪華出演陣でしょう。EXILE TRIBEの面々はもちろん。山田裕貴、窪田正孝、林遣都らも存在感をかなり発揮しています。

同性としては窪田くんが一番カッコ良いなと思いました!普段おどおどしてる役なども見てる分、クールなスモーキー役のハマりっぷりは見事だなと思いました。

好きな出演者がいる方は見てないなら大損。多くの出演者に見どころがあるので、是非お見逃しなくです!

(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会

こんな人にオススメ!

EXILE TRIBEのファンの方、そして前述の山田裕貴、窪田正孝、林遣都らのファンの方は見逃してたら損です。

EXILE TRIBEのファンでない映画ファンの方含め「ドラマ見てないからDVDまでとりあえず待とうかと・・・」と敬遠してる方は多いのではないでしょうか。

前述の通り「この映画から見ても全然大丈夫!」ですので、このような懸念から敬遠してる方は劇場でド迫力を体感できるうちに見といて損なしです。

アクションシーンがホント大スクリーンで見るべき圧巻なものなので、劇場で完全終了するまでに是非劇場で御覧くださいませ!

『HiGH&LOW THE MOVIE』は、7月16日から大ヒット公開中です。

『シン・ゴジラ』感想、自分の中では災害シュミレーション映画

(C)2016 TOHO CO.,LTD.

想定を超える大ヒットと大反響となった『シン・ゴジラ』、遅ればせながら感想を書いてみます。自分にとっては災害シュミレーション映画でした。


どんな映画?

東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが……。

総監督
=庵野秀明

監督
=樋口真嗣

出演
=長谷川博己(矢口蘭堂内閣官房副長官)
=竹野内豊(赤坂秀樹内閣総理大臣補佐官)
=石原さとみ(カヨコ・アン・パタースン米国大統領特使)
=高良健吾(志村祐介内閣官房副長官秘書官)
=大杉漣(大河内清次内閣総理大臣)
=柄本明(東竜太内閣官房長官)
=余貴美子(花森麗子防衛大臣)
=市川実日子(尾頭ヒロミ環境省自然環境局野生生物課長補佐)
=國村隼(財前正夫統合幕僚長)
=平泉成(里見祐介農林水産大臣)
=松尾諭(泉修一保守第一党政調副会長)
=塚本晋也(間国立城北大学大学院生物圏科学研究所准教授)
総計328名のキャスト→一覧

公式HP

公開日
=2016年7月29日




(C)2016 TOHO CO.,LTD.

災害シュミレーション映画と捉えた

大反響で様々な視点で多くの方が本作を語っているので、今更見どころとかまとめなくても良いかなと思います。

私は本作を「災害シュミレーション映画」の視点で捉えました。感想としては「凄すぎる・・・」と多くの方と同じ感覚で、割と手放しに大絶賛のスタンスです。


私は埼玉県出身ですが、高校生の頃から都内で遊ぶことが多かったです。社会人になってからもずっと東京ベースで働いています。ですので、本作で東京が襲われるシーンは「思い出の場所が次から次へと破壊されていく」という感覚で見ていたわけです。

「本作はリアルな今この世界にゴジラが現れたら?」という切り口の作品。ファンタジーではなくリアルに私たちに迫ってくる映画でした。

なので、大災害で東京が破壊されていく様を映画を通して疑似体験した感じです。とにかく緊張して破壊されていく東京を見ていました。

同じく庵野秀明監督の『エヴァンゲリオン』が好きな知り合いと本作を語った時、この映画の見方が全然異なることがわかりました。もちろんお互い本作の凄さを認め合っているわけですが、とにかく見てる視点が違う。

軽く分類しても以下の切り口は存在することでしょう。

・映画詳しい人視点
(岡本喜八監督の写真が出たり、『日本のいちばん長い日』っぽかったり』視点)

・ゴジラ詳しい人視点
(ゴジラの過去作との比較)

・エヴァンゲリオン詳しい人視点
(エヴァンゲリオンとの類似点論や音楽についての視点)

・庵野秀明信者視点
(エヴァ以外含めた監督の作品や考え方からの視点)

・東京で生きてきた人たち視点
(思い出の街が破壊されていく恐怖を感じる)

・東京に関係の無い人たち視点
(何となく知ってる東京が破壊されていくという第三者視点)

・軍事関係者や軍事関連好き視点
(自衛隊の活躍や奮闘についてのあれこれ)

ここに上げたのはほんの一部かと思いますが、これらそれぞれの視点で見れば本作は全然捉え方が変わってくるのは間違いでしょう。鉄道好きさんが「京急の仇をJRが取って涙が出た」と発言されていてそれもなるほどと思いました。

そんなあらゆる視点で捉えることができて、終わった後は熱く語れる映画。それが『シン・ゴジラ』の魅力なのでしょう。


東京に思いである人間としては、破壊されていく街を見るのは大災害で街が壊されていく悲しさを感じましたが、映画の登場人物たち(特に長谷川博己演じる官房副長官)が前向きなメッセージを持ってくれていたので救いを持てました。

素晴らしい映画だと思いますが、それ以上に「凄まじい映画」という言葉がお似合いの映画と言えるでしょう。

(C)2016 TOHO CO.,LTD.

こんな人にオススメ!

公開から1ヶ月経ってますので「見たい」と思っていた方々はだいたい見たかと思います。

「気になってるけど見てないや」の人は是非見て頂きたいです。

前述の通り、見る人によって全然作品の捉え方が異なるからです。そして既に見た人と(リアルでもSNSでも)語ることで、よりこの作品の面白さを感じることができます。

あと、「日本はまだまだやれるぞ」というメッセージがある映画なので、この日本を「日本国」、そして「国民一人ひとり」の両面で考えることで、今と未来を生きる前向きなメッセージを持つこともできます。

9月いっぱいはまだまだ公開してると思いますが、ぼちぼち上映回数も減ってきてるので、気になる方はお早めに。

『シン・ゴジラ」は、7月29日から大ヒット公開中です。


『君の名は。』感想、語りたいのではなく、噛みしめたい映画。

(C)2016「君の名は。」製作委員会

『君の名は。』、今年一番と言っても過言ではない大絶賛の嵐。それは何もおかしなことではありません。それくらいの作品がここに生まれたわけです。


どんな映画?

1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。 
監督
=新海誠

出演
=神木隆之介(立花瀧)
=上白石萌音(宮水三葉)
=長澤まさみ(奥寺ミキ)
=市原悦子(宮水一葉)

公式HP

公開日
=2016年8月26日




(C)2016「君の名は。」製作委員会

語りたいのではなく、噛みしめたい映画。

公開3日間で10億円超えの特大ヒット。

Yahoo!映画の平均評価4.6という異常の高数値。

大絶賛続出。

号泣者続出。

リピーター続出。

関連書籍購入者続出。

社会現象ここにあり。


「こんなになってます。みなさんの目で確かめてみてください。」と言いたくなります。


私は本作を見て思ったことは「これは傑作だ!」とか「新海監督最高傑作!」とかではありませんでした。「あのシーンいいよね!」でも「感動したよね!」でも無いんです。

作品を通して自分自身のことや、「運命」という定義が難しいものを考え、映画を噛み締め続けている自分がいます。

映画を思い返してぼーっとしてる感じ。

今これを書きながらもテーマ曲「前前前世」を聴きながら映画を噛み締め、ポジティブな意味で、今までの反省やこれからの未来を考えています。


考え方が大人になればなるほど、「運命なんて」と偶然や奇跡を揶揄したり馬鹿にしたくなったりします。それは非論理的だから。理解できないものだから。


しかし、本作を見ると頭ではわかっていても心でわかりたくなかった「そういうのを馬鹿にしちゃいけないよ」というのがまた純粋にしっくりくるようになるんですよね。


本作はフィクションです。というかファンタジーです。現実で起きる話ではありません。


それでも本作には「運命を信じたくなる力」があります。


本当に本当に、奇跡のような、素敵な素敵な映画がここに誕生しました。この物語に出会えた喜びを今感じています。

(C)2016「君の名は。」製作委員会

こんな人にオススメ!

大人も子供も全ての人が安心して見れる作品です。これはもう大絶賛の嵐と大ヒットが保証しています。

ただし、もちろん全ての人が満点を出す映画などこの世には存在しませんので、その点は気に入らなくてもご容赦ください。


子供同士で行ってもいい。

友人と行ってもいい。

恋人と行ってもいい。

付き合うか付き合わないかの男女で行ってもいい。(というか行け。)

夫婦で行ってもいい。

家族で行ってもいい。


ただ男女が入れ変わる映画だと思ったら大間違え。何も言えませんが後半とんでもない展開を迎え、見事な着地を迎えます。


そして最後の描写と台詞・・・見ましょう。見てください。


『君の名は。」は、8月26日から大絶賛公開中です。

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