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(C)2015 映画「ビリギャル」製作委員会 |
レビューできてなかった『ビリギャル』、ストリーミングで鑑賞し直して感想を紡ぎだしてみました。映画として本当に素晴らしい作品です。それ以上に自分のあの頃を思い出して色々と考えるきかっけになりました。
感想Q&A
柳下さんは満足できましたか?
映画としての素晴らしさ+自分のことを思い出して涙
家族で楽しむことはできますか?
家族が再び一つになっていく物語、是非ご家族と
小学生の子供が楽しむことはできますか?
頑張る人はカッコいいってわかる
友達同士で楽しむことはできますか?
上に同じ
デートで行くのはどうですか?
感想:「頑張る人はカッコいい!」
この作品、本当に素晴らしい。頑張る人のカッコよさから自分自身も頑張ろう!と思える作品です。ベストセラーの映画化で、かつ若者が主人公ということで「ブームに乗ってそのまま映画化しただけ」なんて見てない方からの声もありましたが、とても真摯に映画化されています。
正直これだけで感想は十分かもしれません。「真摯に作られた頑張ってる人を描く映画」、この映画は私たちの普段頑張っている背中を押してくれる「元気の出る映画」なのです。
[DVD発売済み]
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(C)2015 映画「ビリギャル」製作委員会 |
さて、私はこの映画を見た時映画の感想を全く持って紡ぎ出せませんでした。ここまで劇的でなくても高校受験(大学受験ではなく)の時に一気に偏差値を上げて第一志望校に受かった時のことを思い浮かべながら見たためです。
言ってしまえば、映画を見て感動して涙を流したのに映画の事一言も言葉にできなかったのです。
「そうえば中学の時〜」
的に自分のその頃の思い出や受験の辛さ、そして第一志望に合格できた瞬間の達成感、そういったパーソナルな事ばかりひたすら思い出したのを思い出しました。
よく私が言う「心に触れた映画は、誰がなんと言おうとその人にとっては傑作」という言葉。私にとって『ビリギャル』はそういう映画だったのです。
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(C)2015 映画「ビリギャル」製作委員会 |
私は割と中途半端な中学生でした。成績は普通、運動神経普通、スクールカーストも普通、交友関係普通、恋沙汰特に無し。普通がゆえにもがいてちょくちょく問題を起こしていたのは今となっては本当に申し訳ないと反省もしたり。
成績の普通は総合的に。できる教科もあればできない教科もあったのです。塾でもイマイチ突き抜け感が無く何だかんだ中3の夏まで右往左往していました。
中3の夏にずっと通っていた塾を辞めて別の塾へ移りました。そこで一気に偏差値が上がりました。家族、塾の先生たち、そして仲間たちとの切磋琢磨で今まででは手の届かない学校(と言っても中堅どころですが)へ挑戦をすることになりました。
3つ受けて、第1志望合格、第2志望で記念受験的な学校不合格、第3志望で滑り止め合格、という結果でした。1敗こそしましたが大成功でした。
そして受かった高校も最高に楽しくて、頑張った甲斐があったなと改めて思っています。
『ビリギャル』ほど努力ができたわけではありません。しかしこの映画のように周りの支えを改めて思い出し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
それと同時に大学受験は失敗し、たまたま受かった大学でも楽しい生活はできず(自己責任)、そういうもがき苦しんだ時期もありました。
最近の人生は好きなことに挑戦できてとても充実したものとなっています。しかし「人生で一番頑張ってた時期は?」と言われると即答で「中3の2学期」となります。
この辺でもう一度目標に向かってがむしゃらに頑張っていく時だなと思いました。
と言うように映画の事ではなく自らの事を語りたくなった『ビリギャル』。原作が事実なのかどうかの論争などはありますが、概ね好評のこの映画。私にとっては自らの過去を思い出し未来をもっと頑張ろうと思うきっかけをくれた意味で「人生で大切な映画」となりました。
なので、この映画に対して「おすすめです!」よりも「ありがとう、ありがとう。」と言いたいです。
素敵な映画を本当にありがとうございました。
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作品概要
映画タイトル
『ビリギャル』
『ビリギャル』
キャスト
有村架純
伊藤淳史
野村周平
あがた森魚
安田顕
吉田羊
田中哲司
松井愛莉
阿部菜渚美
奥田こころ
有村架純
伊藤淳史
野村周平
あがた森魚
安田顕
吉田羊
田中哲司
松井愛莉
阿部菜渚美
奥田こころ
監督
土井裕泰
土井裕泰
脚本
橋本裕志
橋本裕志
原作
坪田信貴
坪田信貴
主題歌/挿入歌
サンボマスター
サンボマスター
ストーリー
名古屋の女子高に通うさやかは、偏差値30の学年ビリという成績。見かねた母に塾へ通うことを提案され、入塾面接で教師の坪田と運命的な出会いを果たす。金髪パーマに厚化粧、耳にはピアス、極端に短いミニスカートというギャル全開なさやかに面を食らう坪田だったが、さやかの素直な性格に気付き、ふたりは慶應大学への受験合格を約束することに。偏差値30のギャルが、偏差値70の慶應大学現役合格を果たすまでを、笑いと涙で描いていく。公開日
2015年5月1日
鑑賞者のレビュー
Filmarksの参照をオススメします。
原作