これだよ!これが見たかった!『ターミネーター:新起動 ジェニシス』感想[ネタバレなし]
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ターミネーターの映画5本目、『ターミネーター:新起動 ジェニシス』を鑑賞してきました。あの『ターミネーター2』の後、3,4のがっかり感が吹き飛ぶ素晴らしい作品でした!
□スコア
◯私的満足度
★★★☆☆(3.5/5)
=『ターミネーター2』の後として捉えられる素晴らしい作品!
◯ファミリーオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=家族の物語だけど・・・まあ。
◯子供オススメ度
★★★☆☆(3/5)
=難しいところもあるかも。
◯友人オススメ度
★★★★☆(4/5)
=ターミネーター知ってても知ってなくても楽しめる!
◯デートオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=ターミネーターに抵抗がない二人であえば。
◯映画リピーターオススメ度
★★★★☆(4/5)
□感想「これだよ!これが見たかった!」
ターミネーターの1作目が公開されてから30年、3と4はお世辞にも評判良くない作品で、『ターミネーター2』でターミネーターは終わったと言ってる人も多い現実。その『ターミネーター2』を愛してやまない人々にはこの映画は至福となるでしょう。いや、なった。
今回の『ターミネーター:新起動 ジェニシス』、「新起動」だからリブート?と思われてる方も多いですがそうではありません。リメイクでもない、リブートでもない、
『ターミネーター:新起動 ジェニシス』はリイマジニング(=再構想版)であるとプロデューサーのデヴィッド・エリソンは仰っています。
私は『ターミネーター』『ターミネーター2』と楽しんで、『ターミネーター3』『ターミネーター4』とイマイチ乗れず伸縮したタイプ。本当に申し訳ないながら今回も全く期待をしておらず、1と2の復習もせずに(=全てを思い出せない状況で)映画を鑑賞しました。
その中途半端さがむしろちょうど良かったかもしれません。
なぜならこの映画は『ターミネーター』と『ターミネーター2』を愛してやまない人々は1と2を尊重したこの映画に感動と感心、そして喜びに溢れる、まるでプレゼントと呼べるような作品に映ることでしょう。だって"Come with me if you want to live."の使い方とかさ!!(この辺は覚えてるw)
はたまた「ターミネーター1本も知らないよ」な方でも楽しめる作品に仕上がっています。この作品を起点に「ターミネーターおもしれえええええ!」となって1や2を見てみるのも良いでしょう。
このバランス感覚を中途半端に覚えていたからこそ認識することができました。
過去作品との繋がり云々は専門家にお任せしまして単体の作品として少し振り返ってみます。
予告編でジョン・コナーの某件をわざとネタバレさせている本作ですが、ジョン・コナーの複雑な事情とそれに翻弄されながら未来の滅亡を阻止しようとするサラ・コナーとカイル・リース、そしてシュワちゃん演じるおじさん(=T-800)のチーム感が上がります。
アクション映画として、SF映画として、全力で娯楽性を追求しながら根底に丁寧に描かれるラブストーリーと人間関係。これはじわりじわりと心に宿り、映画的満足度を高めていきます。
過去のターミネーターでもアクション映画として、SF映画として、私たちは魅了されたわけですが、やはりその根底にあったのはサラ・コナーを中心とした時空を超えた愛。そのスピリットがしっかり本作でも描かれていることに感激しました。
監督のアラン・テイラーは『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でもその手腕を遺憾なく発揮しましたが、本作でもその期待にしっかりと答えましたね。ただのアクション映画、SF映画として終えず、しっかりと人間を描き愛を描く。
シュワちゃん自身の老化を一部ネタ的に笑いの要素として使いつつ、それと愛を橋渡しする憎い展開であります。
未来の一部を知っているサラ・コナーの愛を伴う葛藤、心のベクトルと未来のベクトルの間で揺れる女心。強がる女は映画としてとても魅力的。たまらないわけです。
そういったドラマ要素もしっかりと描かれているわけで、私はむしろこっちにじーんときたので、だからこの映画はターミネーターを一切見たこと無い方にも勧めることができるわけです。
新起動=リブートでは無いですし、むしろ「ジェニシス」が大切な要素である本作。人工知能を扱う映画が増えてきていますが、ターミネーターだとやはりより上がります。SF映画として、アクション映画として、そしてラブストーリーとして、この夏見逃すべきではない一作ではないでしょうか。
今回の『ターミネーター:新起動 ジェニシス』、「新起動」だからリブート?と思われてる方も多いですがそうではありません。リメイクでもない、リブートでもない、
『ターミネーター:新起動 ジェニシス』はリイマジニング(=再構想版)であるとプロデューサーのデヴィッド・エリソンは仰っています。
私は『ターミネーター』『ターミネーター2』と楽しんで、『ターミネーター3』『ターミネーター4』とイマイチ乗れず伸縮したタイプ。本当に申し訳ないながら今回も全く期待をしておらず、1と2の復習もせずに(=全てを思い出せない状況で)映画を鑑賞しました。
その中途半端さがむしろちょうど良かったかもしれません。
なぜならこの映画は『ターミネーター』と『ターミネーター2』を愛してやまない人々は1と2を尊重したこの映画に感動と感心、そして喜びに溢れる、まるでプレゼントと呼べるような作品に映ることでしょう。だって"Come with me if you want to live."の使い方とかさ!!(この辺は覚えてるw)
はたまた「ターミネーター1本も知らないよ」な方でも楽しめる作品に仕上がっています。この作品を起点に「ターミネーターおもしれえええええ!」となって1や2を見てみるのも良いでしょう。
このバランス感覚を中途半端に覚えていたからこそ認識することができました。
過去作品との繋がり云々は専門家にお任せしまして単体の作品として少し振り返ってみます。
予告編でジョン・コナーの某件をわざとネタバレさせている本作ですが、ジョン・コナーの複雑な事情とそれに翻弄されながら未来の滅亡を阻止しようとするサラ・コナーとカイル・リース、そしてシュワちゃん演じるおじさん(=T-800)のチーム感が上がります。
アクション映画として、SF映画として、全力で娯楽性を追求しながら根底に丁寧に描かれるラブストーリーと人間関係。これはじわりじわりと心に宿り、映画的満足度を高めていきます。
過去のターミネーターでもアクション映画として、SF映画として、私たちは魅了されたわけですが、やはりその根底にあったのはサラ・コナーを中心とした時空を超えた愛。そのスピリットがしっかり本作でも描かれていることに感激しました。
監督のアラン・テイラーは『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でもその手腕を遺憾なく発揮しましたが、本作でもその期待にしっかりと答えましたね。ただのアクション映画、SF映画として終えず、しっかりと人間を描き愛を描く。
シュワちゃん自身の老化を一部ネタ的に笑いの要素として使いつつ、それと愛を橋渡しする憎い展開であります。
未来の一部を知っているサラ・コナーの愛を伴う葛藤、心のベクトルと未来のベクトルの間で揺れる女心。強がる女は映画としてとても魅力的。たまらないわけです。
そういったドラマ要素もしっかりと描かれているわけで、私はむしろこっちにじーんときたので、だからこの映画はターミネーターを一切見たこと無い方にも勧めることができるわけです。
新起動=リブートでは無いですし、むしろ「ジェニシス」が大切な要素である本作。人工知能を扱う映画が増えてきていますが、ターミネーターだとやはりより上がります。SF映画として、アクション映画として、そしてラブストーリーとして、この夏見逃すべきではない一作ではないでしょうか。
□どんな映画?
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の人気SFアクション「ターミネーター」のシリーズ5作目。2003年の「ターミネーター3」以来12年ぶりにシュワルツェネッガーがシリーズに復帰し、T-800型ターミネーターを演じる。未来の人類反乱軍のリーダーであるジョン・コナーの母サラ・コナーを歴史から抹消するため、未来から殺戮マシーンのターミネーター「T-800」が送り込まれる。しかし、そこには老いた姿の同型ターミネーターが待ち受けていた。
参照:http://eiga.com/movie/80340/
予告編
□数々の「最高!」要素!
この映画を加点方式で褒めたら割とすんなり5億点いきそうですw
ピンポイントで「ここ最高!」を言わせて下さい。
1:J.Kシモンズが可愛いwww
今年度アカデミー賞助演男優賞を受賞したJ.Kシモンズですが、『セッション』のフレッチャーと真逆と言える可愛いおっさんになってましたw
正直大きな役ではなく、大々的に章にするほどかと突っ込まれそうですが、『セッション』見た後だとやっぱこれ面白いですよwちょい役だけど、いちいち面白いし、可愛いし、台詞や立ち回りはピンポイントで印象的。
おっさん、ズルいぞ!!
2:イ・ビョンホンのT-1000が狂気的で良い!
1984年の場面でイ・ビョンホンがT-1000警官として出てきます。これはまあ恐ろしい恐ろしい。というか1と2見てればこれに上がるわけですよ!!
「そうそう!これこれ!4とかじゃ上がらなかったこういうのが見たかったんだよ!」
と拍手喝采途中でしそうになるほど。たまりません!
3:新旧ターミネーター対決シーンがヤバい!
実年齢シュワちゃんと若いシュワちゃんのターミネーター対決が1984年の場面で描かれます!
「待ちくたびれたぜ!」の台詞で暴れる若いシュワちゃんの前に登場した実年齢シュワちゃん。もうニヤニヤ止まらず!
シリーズ初見の人でも面白いと思えるでしょうし、シリーズ見てきた人にはもう面白いを超えてニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤという感じなのでは無いでしょうか。
4:アクション全体にセンスがある!
どんなにラブストーリーがしっかり描かれていてもターミネーターであって、5作目である以上それなりのアクションが絶対条件。前作に劣っていては話になりませんからね。
うん、大丈夫です!
どの年代のシーンでも大迫力のアクションを楽しませてくれます!冒頭とクライマックスのスケール感がまた良い!特にクライマックス!好きです!
上がる部分は他にも色々ありますが、この4点は絶対。是非注目していてくださいね。
そのハンス・ジマーが今作ではエグゼクティブ音楽プロデューサーを務めています。まあ要するに監修&アドバイザーですね。
本作の音楽を担当するのはローン・バルフェ。ハンス・ジマー率いる作曲家集団リモートコントロールの一員で『ダークナイト』や『インセプション』など数々のハンス・ジマー担当映画で追加作曲を行っています。
師匠ハンス・ジマーの後ろ盾の元、満を持しての新ターミネーターをしっかりと音楽面からサポートしていました。ガンガン鳴らしつつ、ラブストーリー要素を包み込むような優しいスコアも投入されバランス見事な音楽の数々でした。
これから活躍の場も増えていくことでしょう。
ラブストーリーやSF映画としての感動と感激がここにあります。そして「こういうターミネーターを待っていた!」と歓喜できるファン必見、待望の映画にもなっています。
星4としていますが、「私如きじゃ全てを理解できませんので!勉強してもっと理解して感動できるように頑張ります!」というメッセージです。
素晴らしかった!是非みなさんも劇場へI'll be back!!
公式サイト:http://www.terminator-movie.jp/
ピンポイントで「ここ最高!」を言わせて下さい。
1:J.Kシモンズが可愛いwww
今年度アカデミー賞助演男優賞を受賞したJ.Kシモンズですが、『セッション』のフレッチャーと真逆と言える可愛いおっさんになってましたw
正直大きな役ではなく、大々的に章にするほどかと突っ込まれそうですが、『セッション』見た後だとやっぱこれ面白いですよwちょい役だけど、いちいち面白いし、可愛いし、台詞や立ち回りはピンポイントで印象的。
おっさん、ズルいぞ!!
2:イ・ビョンホンのT-1000が狂気的で良い!
1984年の場面でイ・ビョンホンがT-1000警官として出てきます。これはまあ恐ろしい恐ろしい。というか1と2見てればこれに上がるわけですよ!!
「そうそう!これこれ!4とかじゃ上がらなかったこういうのが見たかったんだよ!」
と拍手喝采途中でしそうになるほど。たまりません!
3:新旧ターミネーター対決シーンがヤバい!
実年齢シュワちゃんと若いシュワちゃんのターミネーター対決が1984年の場面で描かれます!
「待ちくたびれたぜ!」の台詞で暴れる若いシュワちゃんの前に登場した実年齢シュワちゃん。もうニヤニヤ止まらず!
シリーズ初見の人でも面白いと思えるでしょうし、シリーズ見てきた人にはもう面白いを超えてニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤという感じなのでは無いでしょうか。
4:アクション全体にセンスがある!
どんなにラブストーリーがしっかり描かれていてもターミネーターであって、5作目である以上それなりのアクションが絶対条件。前作に劣っていては話になりませんからね。
うん、大丈夫です!
どの年代のシーンでも大迫力のアクションを楽しませてくれます!冒頭とクライマックスのスケール感がまた良い!特にクライマックス!好きです!
上がる部分は他にも色々ありますが、この4点は絶対。是非注目していてくださいね。
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(C)2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved. |
□ハンス・ジマーが関わってるよお!!!!!
『インターステラー』『ダークナイト』のノーラン作品から、『パイレーツ・オブ・カビリアン』や『ライオン・キング』まで幅広く映画音楽を手がけている巨匠ハンス・ジマー。そのハンス・ジマーが今作ではエグゼクティブ音楽プロデューサーを務めています。まあ要するに監修&アドバイザーですね。
本作の音楽を担当するのはローン・バルフェ。ハンス・ジマー率いる作曲家集団リモートコントロールの一員で『ダークナイト』や『インセプション』など数々のハンス・ジマー担当映画で追加作曲を行っています。
師匠ハンス・ジマーの後ろ盾の元、満を持しての新ターミネーターをしっかりと音楽面からサポートしていました。ガンガン鳴らしつつ、ラブストーリー要素を包み込むような優しいスコアも投入されバランス見事な音楽の数々でした。
これから活躍の場も増えていくことでしょう。
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(C)2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved. |
□まとめ
という感じで加点方式で褒めるべきところが超ある『ターミネーター:新起動 ジェニシス』。1と2に経緯を評し、高精細にしっかりと構築された脚本。きっと私レベルでは気づかないディテイルの溢れていると思います。溢れていることはわかるwラブストーリーやSF映画としての感動と感激がここにあります。そして「こういうターミネーターを待っていた!」と歓喜できるファン必見、待望の映画にもなっています。
星4としていますが、「私如きじゃ全てを理解できませんので!勉強してもっと理解して感動できるように頑張ります!」というメッセージです。
素晴らしかった!是非みなさんも劇場へI'll be back!!
公式サイト:http://www.terminator-movie.jp/