トム・クルーズ 『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』感想、熱狂したら負け
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(C)2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved. |
8月7日より公開される『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』を完成披露試写会にて鑑賞させて頂きました。何なんですかこれは!超面白いじゃないですか!!
□スコア
◯私的満足度
★★★★☆(4.5/5)
=超面白いじゃないですか、何ですかこれは!?
◯ファミリーオススメ度
★★★★☆(4.5/5)
=トム・クルーズのサービス精神全開!エロいシーンも無いし健全!
◯子供オススメ度
★★★★☆(4.5/5)
=上に同じ!
=上に同じ!
◯友人オススメ度
★★★★★(5/5)
=ミッション・インポッシブル楽しまないで何を楽しむ?
◯デートオススメ度
★★★★☆(4.5/5)
=デートムービーです!![]() |
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□感想、「何ですかこれは!?」
私は怒ってますよ。何ですかこの映画!もうね、ホントいい加減にして下さい。予告編が全然出し惜しみじゃないくらい超絶アクション連発!
オープニングのファーストカットお前かい!
ってかあのシーンオープニングで使っちゃうんかい!
不安になるだろ!それオープニングで使っちゃったら!
と思ったらまだあるんかい!ってかアクション全部凄すぎだろ!
全部トム・クルーズがノースタントでやってるんかい!
ってか何か今回ギャグ要素強すぎだろ!面白いわ!
ウィーンの劇場シーンのノワール感センス半端ないわ!
ってかそのフルート銃くれ!
というかあのミステリアスな姉ちゃん凄え身体能力だな!
そこでまた笑わせるんかい!サービス精神凄えぞ!
イーサンとベンジーのやり取りほぼコントだろ!
潜水シーンマジでトム・クルーズ身体張りすぎだろ!
ってかここでもベンジーお前はギャグ要員かい!
一件落着!かと思ったらカーチェイスかい!
と思ったらバイクチェイスかい!
何だこのバイクチェイス!臨場感凄えぞ!
からの!後半!これは言えねえ!!
ホントいい加減にしてほしいですね。超面白いんですけど。
役者陣もいい加減にしてほしいです。あのですね、全員最高です。
トム・クルーズ演じるイーサン・ハントブレない!
サイモン・ペッグ演じるベンジーがシリーズ一番の活躍!ってか美味しすぎ!
ジェレミー・レナーのウィリアム・ブレントが味方として大活躍!
紅一点のレベッカ・ファーガソンのミステリアス感と身体能力に脱帽!
ショーン・ハリス演じるシンジケートのボス怖すぎ!
アレック・ボールドウィンのクセモノ感半端ない!
ホントいい加減にしてほしいですね。
クライマックスの展開とか割とぶっ飛んだことをするのにそこでもギャグ要素を挟み込んでハラハラ・ドキドキさせながらワクワク・ゲラゲラですよ。
ホントいい加減にしてほしいですね。
ミッション・インポッシブルシリーズはトム・クルーズがプロデュースも務めてるので、トム・クルーズのサービス精神と言うか観客がどうやったら楽しめるかを考えて作られてるんですよね。
もうトム・クルーズ全編通して身体張りすぎ。そしてイーサンハントのキャラがブレないのがとても心地良い。
ホントいい加減にしてほしいです。
まあそうは言っても王道のハリウッド映画の1つですからね。まあキスの1つや2つくらいはどうせ最後に入ると思って冷静さを失わないように見てたわけですよ。
そしたらね、無いの!キスシーン無いの!
凄え!凄え!何て大人なクライマックス!ミッション・インポッシブル凄え!
ミッション・インポッシブルはやっぱシリーズどれも最高!
今回も超面白かった!うおぉぉぉぉ!!!!!
・・・熱狂してしまいました・・・私の負けです。
「シリーズ最高傑作!」とトム・クルーズが断言する今作。正直に申し上げて私の好きな順は
4>5(今作)>3>1>2
です。前作のゴースト・プロトコルがやっぱ一番好きです。しかしそれは「好き」の度合いであって、前作の焼き直しではなくまた新たな境地へと足を踏み込んだ今回の『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』はとてもおもしろかったです!
エンドロールに入る直前にまさか爆笑が起きるとは思いませんでした!そこからの爽快痛快なエンドロール!満足度100%超え!
トム・クルーズありがとう!!
□どんな映画?
トム・クルーズの代名詞ともいえる大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」のシリーズ第5作。CIAやKGBをはじめとする各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織「シンジケート」の暗躍により、イーサン・ハントの所属するIMFはまたも解体の危機に陥る。組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは仲間とともに世界の危機を救うため史上最難関のミッションに挑む。約1500メートルの上空を飛ぶ軍用機のドア外部から機内に侵入するというアクションを、クルーズがスタントなしで演じているシーンが撮影時から話題に。
参照:http://eiga.com/movie/80973/
予告編
□この夏唯一と言える「生身の人間」の超大作
様々な映画に様々な魅力がありますが、ミッション・インポッシブルの魅力はやはりトム・クルーズであり現実世界を舞台にした生身のアクションが詰まっているところでしょう。この夏唯一の「生身の人間」超大作と言えます。
ヒーローだったり(=アベンジャーズ)
ロボットだったり(=ターミネーター)
バケモノだったり(=バケモノの子)
頭の感情だったり(=インサイド・ヘッド)
ミニオンだったり(=ミニオンズ)
凶暴恐竜だったり(=ジュラシック・ワールド)
この夏の生身の人間と言えば久利生検事(=HERO)かイーサンハント(=ミッション・インポッシブル)しかないのでは!ってか無い!
木村拓哉かトム・クルーズか!どっち取るか決めなくていいでしょ、とりあえず両方見ておこうよ!(暴論)
前述の通りミッション・インポッシブルにはとにかくトム・クルーズのサービス精神が溢れています。
「今まで見たことあるアクションはやりたくなかった」
と言う言葉が示す通り、飛行機にしがみついたり、潜水したり、ハイスピードバイクチェイスしたりと既視感の無い新鮮でスタイリッシュで迫力あるアクションが今作には詰まっています。
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』には様々な魅力がありますが、一言で表せば、
ミッション・インポッシブルの魅力はトム・クルーズ
でしょうね。トム・クルーズ自身の情熱がこっちにまで伝わってくるのでもう最高なわけですよ!
それ以外にも魅力たっぷり!章を変えて続けましょう。
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□前作に勝るサスペンス性というか「大人らしさ」
前述の通り私は本作を褒めつつ『ミッション:ゴースト・プロトコル』がシリーズで一番好きです。しかしゴースト・プロトコルとローグ・ネイションは全く異なる作品になっているので優劣は無いです。好みの問題でしかありませんし、『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』を最高傑作と言ってる方の方は大勢ですからね。
今作は監督が『ワルキューレ』以降のトム・クルーズ作品のほぼ全ての脚本を担当しているクリストファー・マッカリー。今回も脚本を務め、『ミッション:ゴースト・プロトコル』でもノークレジットで脚本に携わっています。
クリストファー・マッカリーと言えば『ユージュアル・サスペクツ』の脚本家でして、あの映画でアカデミー賞脚本賞を受賞。サスペンスフルで大人なテイスト、世界観を描かせたら最強の人です。
『ミッション:ゴースト・プロトコル』はピクサー出身のブラッド・バード監督らしさ全開でとにかくアクションワクワク感が全開のアトラクション映画でした。私はそれが大好きです。
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』はギャグ要素をふんだんに含みながらもシンジケートとIMF、CIA、MI6と複数の組織の攻防をサスペンスフルに描いており、全体的にサスペンスフルで大人な雰囲気が漂います。
クライマックス付近で下手な恋愛要素をぶっこまなかったのもとてもプラスの印象で、それによってこの「サスペンスフルで大人な雰囲気」は不動のものとなっています。
ただアクションバリバリのトム・クルーズPVには終始せずMI6や英国政府を巻き込んだ壮大なサスペンスフルストーリーの脚本が映画をとても上品なものに仕上げています。それでいながらそこにあるのは変わらないトム・クルーズのイーサンハントの魅力が詰まった『ミッション・インポッシブル』。
前作から登場のジェレミー・レナー演じるウィリアムが今回は完全に味方なのでその辺も良い感じなんですよね。そしてサイモン・ペッグ演じるベンジーがどんどん主役級になっていくのも見ていて最高に面白いです。
単発作品として私たちを魅了しつつ、シリーズとしても私たちを魅了するミッション・インポッシブル。
トム・クルーズのサービス精神はお見事としか言いようがありません!
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□夏映画、迷ったらこれで決まり!
さて、『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』を鑑賞したことで夏の大作はひと通り見切りました。好みから行けば『ミニオンズ』が最強なのですが、客観的にオススメするのはこの『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』になります。だって面白いもん!
年に数十本、数百本みる映画ファンで無ければ「迷ったらこれ!」ですよ。
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』熱狂したらそれまで。
あなたはこの魅力に取り憑かれ、逃れることはできなくなります。
おしまい。
公式HP
▶ http://www.missionimpossiblejp.jp/