『ブラックホーク・ダウン』紹介、彼らは仲間のために戦う [オススメ映画紹介][ネタバレなし]
旧作おすすめ映画紹介、今回は戦争映画の代表作の1つ『ブラックホーク・ダウン』をご紹介します。
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□どんな話?
1993年実際に起きたソマリアの部族間闘争に、アメリカが軍事介入したことにより勃発した市街戦を生々しくも淡々と描く。東アフリカのソマリアでの部族間闘争に、アメリカ軍特殊部隊が現地の独裁者を捕らえる任務で派遣されて来た。しかし、2機のブラック・ホーク・ヘリが撃墜されることにより、全てが最悪の状況に変化していった……。
参照:http://www.cinematoday.jp/movie/T0000821
予告編
□発売情報
Blu-rayDVD
Hulu
=2015年4月1日現在配信中
※Huluは取り扱い作品が入れ替わることがありますので上記の日程での情報になります。予めご了承下さい。
※Huluは月額1007円(税込み)で映画&ドラマ見放題のストリーミングサイトです。全てを取り扱っていなくとも、様々な映画やドラマと出会える場でありコスパは高く私も重宝しています。
iTunes
□私がこの映画を好きな理由
この映画も私の映画ライフの中で1つの思い出作品で、「初めてDVDで見た作品」なんですね。高校生の時だったかと思います。高校生で戦争映画なんてほとんど見たこと無い状態だったので、この映画で戦争の現実を知ったと言っても大げさではありません。
この映画はほとんど全編が戦闘シーンの映画。脱出ゲームと言うと不謹慎かもしれませんが、ソマリアのモガディシオ市街地に米軍ヘリが墜落して、そこからの救出&脱出作戦なので間違った表現でもないんですよね。
全編通してカオスと呼べる戦闘シーンを見て戦争映画慣れしていない私は疲弊。アメリカ軍側のみの視点ですが、ずっと緊張感が続くので「アメリカ万歳!」的な空気感もなくその辺嫌味なく見れます。
そもそもこの『ブラックホーク・ダウン』と言う映画はアメリカ軍のヘリが墜落して、その後この地域からアメリカ軍は撤退しています。つまり敗北の歴史に1ページと言って過言ではありません。ですので「アメリカ万歳」的なのもなくそこはとても良い所です。
それを確信したのはクライマックス直前のエリック・バナの「祖国に帰るとお前はなぜ戦う?と聞かれる。戦争中毒なのか?俺は何も答えない。俺達は仲間のために戦うんだ。」という台詞。
もちろん実話をベースにした上での創作の台詞でしょう。しかしこの台詞によって愛国心よりも仲間が優先ということが明確に示されるのでありでしょう。
腕が飛んだり、狙撃されたりとなかなかエグい描写も多い『ブラックホーク・ダウン』ですが、市街地戦の厳しさを示してくれる1本であり、緊張感が続き最後は疲れてしまう凄まじい引力の映画だと思います。
戦争の敗北に1ページで命拾い、もしくは命を落としたアメリカ軍の兵士たちの物語。厳しくもこれが現実の1ページであるということを痛烈に脳みそに植え付けられました。