【ネタバレあり】『思い出のマーニー』映画版でマーニーの正体を示す伏線はどこか?
1本の映画をひたすらコラム書くの久々ですが、それほど『思い出のマーニー』に心打たれたということでご了承くださいませ。
※今回はネタバレあり、と言いますは映画を見ていないと意味不明な伏線に関する内容となりますのでご注意ください。
□そもそもポスターでネタバレ若干してる
映画のポスター及び映画本編のタイトル、どちらも同じピンクのタイトルなんですが『思い出のマーニー』の下に英語タイトルの"When Mernie Was There"が書かれているんですよね。
直訳すると"マーニーのいた頃"、そこから派生して『思い出のマーニー』となるわけです。
「マーニーの正体は◯◯」なんていう意地悪な書き方を私もしたことがあり、マーニー=幽霊なんていう予想を立ててる方もちらほら。しかし結果はもちろん杏奈のおばあちゃんですので幽霊ではありません。
□物語の途切れ=杏奈の記憶の途切れ
本当は二度目の鑑賞で伏線を洗いざらい押さえてくる予定だったのですが涙こらえるのに必死で半分忘れました・・・すいません・・・。
杏奈とマーニーの二人の秘密の交流はぶつ切り的に切れることが非常に多いです。言うならば『インセプション』で夢から覚めるが如くいきなりマーニーが消えることが。
これは幼い頃に杏奈がマーニーおばあちゃんから聞いていたエピソードが断片的であるが故に起きることなのでしょう。
それ故にふとマーニーが消えてしまう。杏奈の脳内はそれで混乱をお越し時折取り乱してしまうのです。しかも杏奈は感情表現は非常に苦手です。ですので困ったら取り乱すか泣くしかできないのです。
しかしその感情表現の不器用さ故にクライマックスのこれでもかという感情のぶつけ合い、叫び合いは心打つものであったなと思いました。
□マーニーの台詞=全て伏線のようなもの
伏線チェックをするのは二度目の鑑賞以降になると思いますが、伏線チェックの仕方は本作は非常に簡単です。伏線=マーニーの正体の伏線ですので、マーニーの台詞を全ておばあちゃんが孫に語りかけてるように考えれば良いのです。
孫に楽しそうに語るおばあちゃん。孫に愛情を注ぐおばあちゃん。孫を励ますおばあちゃん。そう捉えるとマーニーの台詞が輝いて見えます。涙せずに見られなくなるのが辛い部分でもありますが・・・
基本的にマーニーの台詞=伏線で是非捉えて作品をより堪能してみてくださいね。
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