【ネタバレなし】『思い出のマーニー』、初見と二度目の鑑賞の印象が驚くほど違った件
試写で最初鑑賞させて頂いた『思い出のマーニー』ですが、公開されて二度目鑑賞して参りました。印象が全く異なったのでそのお話を今回は。
□初見は原作との相違点やオチの確認を
私は原作を読んだ状態で『思い出のマーニー』を鑑賞しました。舞台がイギリスから日本の北海道へ変更されていることなどもあり、原作との違いが出ることは見る前から明白でした。
ただし、脚本が今回3人体制でしたし米林宏昌監督、安藤雅司作画監督ですので原作ぶち壊し大駄作の恐れは最初から無く不安は皆無でした。
とは言うものの当然原作との比較が違いのチェックを脳内ですることが優先されました。言うならば割りと冷静に映画を鑑賞しました。
それでも泣きましたけど(笑)
舞台の変更に伴って細かな変更が加えられつつも、原作の良きエッセンスはしっかりと継承されていてさすがだなと思いました。
それとマーニーの正体がもしかしたら原作と変わるかも?なんていう勝手な予想もありその辺も気になってひたすら冷静に物語の経過と伏線を追っていったのが初見でした。
□二度目の鑑賞、2分で泣いた…
杏奈の独白から始まる『思い出のマーニー』ですが、二度目の鑑賞ではここで涙してしまいました。最初の杏奈の思いを言葉で聞いた瞬間にこれから起きる事や、結末までが線で見えたからなのでしょう。
ネタバレを避けるためこの涙が悲しみなのか喜びなのか何なのかは言及しませんが、胸いっぱいになり涙してしまいました。
映画におけるマーニーの正体もしっかりとわかっての二度目の鑑賞であるので、マーニーが出てくる度に結末を想像してこれまた涙をこらえるのに必死でした。こらえる必要は無いのですが、この映画に関してはこらえないと声を上げて泣いてしまう可能性もあるので色々我慢です…。
一つ一つの伏線もミステリーとして楽しむのではなく、全てマーニーの正体と杏奈の結末を思って見ることで心に響きまくりでした。ラストに向けて涙するのではなく、何箇所も何箇所も涙してしまうのがこの映画は反則(褒め言葉)ですね。
もちろん映画には好き嫌いあるでしょうし、諸々文句も公開されて出てきましたね。作品の良し悪しではなく、心に響いてしまったので私としてはこの映画、大切にしていきたいですし、きっとこの後公開終了するまで何度も足を運ぶことになると思います。
米林宏昌監督、スタジオジブリのみなさん、素敵な作品をありがとうございました。
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