『アウトロー』感想、2013年1発目のジャパンプレミアで楽しんだ![ネタバレなし]
□『アウトロー』基本情報
タイトル=アウトロー
原題
=Jack Reacher
監督
クリストファー・マッカリー
出演
=トム・クルーズ
=ロザムンド・パイク
=リチャード・ジェンキンス
=デヴィッド・オイェロウォ
=ヴェルナー・ヘルツォーク
ストーリー
真昼のピッツバーグ郊外で無差別に6発の銃弾が撃ち込まれ、5名が命を落とすという事件が発生。警察は事件発生後1時間という早さで、元軍人で腕利きスナイパーだったジェームズを容疑者として拘束する。だが彼は容疑を全面否認し、かつて軍の内部で一目置かれていたジャックへの連絡を求める。
予告編
=http://www.youtube.com/watch?v=ZSkqCrM5OhQ
□感想「トム・クルーズ、見事に新しいヒーロー像を体現!」
やはり生でトム・クルーズ見た後の映画鑑賞。画面に映るトム・クルーズ主演の映画は公開してから劇場で見るのとは当然異なるテンション、そして会場の雰囲気の中での鑑賞。満足しないわけがありませんでした。映画を観てる時間をとにかく楽しんだ、という感じでありました。
本作は『ミッション・インポッシブル』のようなアクション映画ではありませんでした。本作『アウトロー』はサスペンス映画です。サスペンスにアクションと笑いがうまく混ざっている映画です。
事件の真相を解くのに私たちも考えを巡らせ頭を使い、アクションを楽しみ、随所にある楽しいシーンにくすくす笑い、最後はすっきり、というより"ニヤリ"とさせられて終わりました。
アクション映画かと思っていたらサスペンスがきたので私としては嬉しい誤算。サスペンスの描写を中心にとても楽しませてもらいました。楽しんだもの勝ち!という映画だと思いました。
事件が起き、それをトム・クルーズ演じるジャックリーチャーという主人公が型破りに真相へ迫っていく。トム・クルーズの型破りっぷりと謎解きを楽しむ映画。映画の好き嫌いは割れるとして、果たしてあなたは冒頭で起きた事件の謎を解くことができるでしょうか?
そんな見方で楽しむことができる映画だと思った次第であります。
この映画のスタートは銃撃事件。犯人は逮捕されますが、実はその犯人は真犯人ではないのです。トム・クルーズ演じるジャック・リーチャーとロザムンド・パイク演じる弁護士ヘレンが真犯人を探っていき、そこに隠された巨大な闇へと迫っていくストーリーです。
その中でトム・クルーズ演じるジャック・リーチャーが不思議な魅力を発しています。
サスペンスだけでなく彼を中心としたアクションやくすくすと笑えるシーンがまた良し。
CGを一切使わずどこか懐かしい雰囲気もまた良し。
サスペンスの部分は一応の決着がつくのですが、本作の原題が主人公の名前なので、
この主人公ジャック・リーチャーを中心としたエンディングが用意されています。
少々唐突な終幕で、最後の語りに捻りが効いてたりもしますがニヤリとして終わりました。
アクション映画ではなくサスペンス映画であり、事件の真相に捻りが効いてるので、
ミッションインポッシブルほど万人向けではないかもしれません。しかし、トム・クルーズの新たな魅力が詰まったジャック・リーチャーを一度目撃して見ても損はないと思いました。
主演のトム・クルーズは誰もが知るハリウッドスターですが、共演で準主役のロザムンド・パイクという女優さんはあまり有名ではないと思います。私も「あれ?聞いたことあるけど何出てたっけ?」と最初なりました。
しかしすぐに私が大のお気に入り映画に出てることを思い出しました。そう、キーラ・ナイトレイ主演×ジョー・ライト監督の『プライドと偏見』です。この『プライドと偏見』でキーラ演じるエリザベスの姉ジェーンを演じてました。
ちなみに『プライドと偏見』を監督したジョー・ライト監督と結婚して離婚してます(笑)ロザムンド・パイク、『プライドと偏見』の清楚で優しい印象がありましたが、『アウトロー』では意思を曲げずめげない強い女をしっかりと演じてました。今作をきっかけにもっと活躍して日本でも人気出て欲しいなと思いました。