『ラ・ラ・ランド』の感想!ガチでたまらなかったので、「とにかくたまらなかった15のポイント」的にまとまってるのかまとまってないのかわからないけど、熱く語ります!(タイトル長い) - Cinema A La Carte

『ラ・ラ・ランド』の感想!ガチでたまらなかったので、「とにかくたまらなかった15のポイント」的にまとまってるのかまとまってないのかわからないけど、熱く語ります!(タイトル長い)

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© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.


第89回アカデミー賞最有力の『ラ・ラ・ランド』をお先に鑑賞させて頂きまして、「こりゃアカデミー賞獲らないとおかしいだろ」とハイになった状態で今文章を書いています。本当に最高の映画、最高のミュージカル、で!!し!!た!!

『ラ・ラ・ランド』ってどんなん?

「早く見たーい!!」という声も映画ファンの間で日に日に大きくなっていますが、情報に差もあると思うのでまずはこの映画の説明を。

すごーくざっくり言うと、

ロサンゼルスで自分のジャズバーを開きたい夢を追う男と、女優になる夢を追う女が、偶然の出会いから恋に落ち、二人で一緒に夢を叶えようとする“ミュージカル・エンターテインメント”です!

ショート予告編ペタリ


既に鑑賞した全世界の様々な人と同じこと言いますが、

ありきたりな話の映画だなと思ったら大間違え!!最高に楽しく、最高にオシャレで、最高にロマンチックで、実はちょっぴりビター。

映画を見てしまったら、映画に恋するしかない、そんな素晴らしい映画が『ラ・ラ・ランド』なのです。

監督は『セッション』で全世界に衝撃を与えたデイミアン・チャゼル。

主演二人には『きみに読む物語』のライアン・ゴズリング、『アメイジング・スパイダーマン』エマ・ストーン。ちなみにこの二人は『ラブ・アゲイン』『L.A. ギャング ストーリー』でも共演しており、3度目の共演。相変わらず二人揃うと最強に画が華やかでございます。

ということで!この映画の「たまらなかった!」と思った15のポイントを語ってまいります。

※クライマックスのネタバレはしません。ただし魅力をあれこれ語っておりますので、一切情報入れたくない方は鑑賞後にお読みください。鑑賞後に読むと色々共感頂けるかなと思います。

© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

1:オープニングナンバーが楽しすぎてたまらない!

この映画は舞台原作なしのオリジナルミュージカル映画。つまり前情報無しで鑑賞せざるを得ない映画でございました。『CHICAGO』とかオープニングからかなりテンション高く始まりますが、今作はそれ以上にテンション上がるオープニングが用意されていました。

予告編とかでも出ている高速道路の渋滞の中で始まるミュージカルナンバー“Another Day of Sun"。

「成功するには強く願うこと、扉を叩き続けろ。オーディションに落ちても貧しくても、舞台に立てば力が湧いてくる。また朝が来れば新しい日」

という感じの映画の行く末を暗示させるようなポジティブな歌詞と口ずさみたくメロディーと踊りたくなる振り付け。

まだ始まって5分も経たないうちからスタンディングオベーションしたくなるほどたまりませんでした。

2:長回しが好きだからたまらない!

『ラ・ラ・ランド』のミュージカルシーンは1カット(長回し)が多用されています。オープニングの“Another Day of Sun"もそうですし、“A Lovely Night”に至っては6分の長回し。

私は『つぐない』や『プライドと偏見』など長回しの美しさが大好きで、『ゼロ・グラビティ』や『トゥモロー・ワールド』の長回しも鳥肌が止まりませんでした。

演出の好き嫌い論にはなりますが、長回し大好きな私としては長回しが多用されるこの『ラ・ラ・ランド』は好きのツボに入りまくりでもうたまらなかったわけです。

3:ハリウッドが好きだからたまらない!

『ラ・ラ・ランド』の舞台はロサンゼルスで主にハリウッド。しかもエマ・ストーン演じるミアは女優を目指していて、ワーナー・ブラザースの撮影所内のカフェで働いているという。(実際にあるカフェだそうです)

ロサンゼルス(ハリウッド)はいつか夢を叶えてやると意気込む若者が集う街。その街に実際集う若者たちを描いていると言っても過言ではないのです。

“ハリウッド映画”のその地、ハリウッドを舞台に映画女優を夢見る女の子が主人公。しかもブロードウェイ(ニューヨーク)の舞台ミュージカルを原作とせず、ハリウッド(ロサンゼルス)を舞台としたミュージカル“映画”。

映画が好きで、ハリウッドも好きだからこそ、その地を舞台にした『ラ・ラ・ランド』は何かもう、よくわからないけどたまらないのです。

ちなみに“LA LA LAND”の意味は以下の3つのようです。

(1)ロサンゼルス、主にハリウッド地域の愛称。(=L.A)

(2)陶酔し、ハイになる状態。

(3)夢の国。

“ロサンゼルスで夢に恋した若者たちの物語、LA LA LAND”というわけです。

4:夢を追う主人公二人を愛してしまってたまらない!

ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンという好感度抜群の二人が主人公の時点でドーピングなわけですが(全力で褒めてます)、その二人が演じたセバスチャンとミアという男女のキャラもまた愛せざるをえないのです。

変に癖があるわけではないし、とっつきにくいわけでもない、常識なないわけでもない。言ってしまえば“普通に夢を追う若者”です。

ミュージカルナンバーも相まって二人に愛着が湧き、応援したくなってしまうのです。

『ラブ・アゲイン』を見た時に「最高の二人かよ!!」と思ったわけですが、今回改めて「最高の二人だよ!!」と思いました。

5:J・K・シモンズが超ピンポイントで『セッション』な感じがたまらない!

デイミアン・チャゼル監督の前作『セッション』で鬼畜なフレッチャー先生を演じてアカデミー賞助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズ。

『ラ・ラ・ランド』にも出演していますが、とってもピンポイントでの出演です。

でもねえ、それがまた見事な存在感なんですよ。セバスチャンが働くレストランのオーナー(多分)なんですが、独特の存在感で圧倒されます。

クライマックスでも序盤に見せた存在感が良い感じで活かされていました。

たまらん!

© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

6:ミュージカル映画の“舞台裏?”がたまらない!

ミュージカル映画は好きな人は好きですが、とっつきにくい人はとっつきにくいもの。嫌いという人もそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。

本作は全編通してミュージカル映画という感じではありません。ミュージカルシーン、ジャズシーン、そして人間ドラマがうまくバランスを取っています。

そんな中でも笑ってしまうのが主人公のセバスチャンとミアが会話をしていたら音楽が流れて踊り出すシーン。普通のミュージカル映画ならいきなり歌って踊りだす訳ですが、ミアがベンチに座ってタップシューズに履き替えるシーンを見せてしまっているのです。

これは一種のユーモアなわけですが、こういった遊びがミュージカル映画の舞台裏的まで見せているサービス精神を醸し出していてこれがまたたまらないのです。

7:恋に気付いた“瞬間”がたまらない!

主人公のセバスチャンとミアは出会った瞬間に恋には落ちません。割とずるずると恋に落ちるまで長くかかるのですが、ミアが“私、恋してる”とわかる瞬間の演出がまあたまらないんです。

これは詳しくは言えませんのでこれ以上は書きません。

憎い演出でございました。

8:『理由なき反抗』×グリフィス天文台がたまらない!

ジェームズ・ディーンが主演した『理由なき反抗』のリバイバル上映を映画館で見るシーンがあります。そこに登場するのがロサンゼルスに今もあるグリフィス天文台。

映画『理由なき反抗』のグリフィス天文台を見た後、セバスチャンとミアは実際にグリフィス天文台に足を運びます。

このシーンが最高にロマンチックでたまりません。予告編でもちょっと出てるプラネタリウムのシーンはここ。

恋した二人が恋に落ちた瞬間、最高にロマンチックなダンスと演出で見せつけてくれるのです。

9:“全て夢のようにはいかない”苦難がまたたまらない!

自らの夢をハリウッドで叶えようとする二人。しかし現実はそう甘くはありません。二人は夢を何度も語りますが、その夢は二人揃って全然叶いそうにもないのです。

しかも“二人で苦難を乗り越えて無事叶いました、ちゃんちゃん”みたいな展開にもなりません。

現実って厳しいよなというのを私たちにも突きつけてきます。

とは言っても“夢なんて叶わない”を描く映画ではありません。そりゃ、ゴールデングローブ賞を歴代最多の7部門受賞し、アカデミー賞に最も近い映画です。

見事なクライマックスが待っています。

10:ジャズ愛がたまらない!

ライアン・ゴズリング演じるセバスチャンは心からジャズを愛しています。そのジャズ愛を語るシーンはジャズを全く知らない方でも納得する説得力をもっています。

説得力ある解説とそこで展開されるジャズの演奏が本当にたまりません。

どうでも良いですが私、高校生の時にブラスバンドをやっておりましてジャズ演奏もやっておりました。何か当時の血が騒ぎました…。

© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.


11:“夢と現実の葛藤”が身に沁みてたまらない!

夢を追う二人は将来のことも考えて夢だけを追い続けられない現実に直面します。わかりやすく言えば収入です。

そんな時セバスチャンは知り合いのバンドに入ってピアノを演奏してほしいと頼まれます。しかし、そのバンドはセバスチャンが愛するクラシックなジャズ演奏とはかけ離れた演奏をするバンド。セバスチャンは夢や信念に一度目を瞑り、特技を活かして安定を取ろうとしたのです。

これって現実社会でもありますよね。会社の一プロジェクトにおいて信念に逆らって会社の方針に従い仕事することなど。

人により大なり小なりあると思いますが、社会人ならかなり心に染みるかもしれませんね。

しかし、『ラ・ラ・ランド』は繰り返している通りゴールデングローブ7部門受賞、アカデミー賞に最も近い作品です。

“やっぱ現実ってこんなもんだよな”では終わらせません。ご安心を。

12:挫折を描くのも身に沁みてたまらない!

一方エマ・ストーン演じるミアはとにかくオーディションに受かりません。それでも彼女は知恵を絞り、一人舞台を自らの脚本で企画します。

一生懸命に作り上げた脚本、幾度となく練習した演技、そしてたくさんの告知・集客。しかしこれも決して“はい、成功!”とはなりません。とにかく何度も何度も挫折を繰り返します。

が、挫折をしても立ち上がって何度もチャレンジする大切さも同時に教えてくれます。

これもまたたまりませんでした。

13:クライマックスの最高にロマンチックで、最高にビターな展開がたまらない!

デイミアン・チャゼル監督の前作『セッション』のクライマックスは鬼気迫るジャズ演奏で見るものを圧倒しました。そんなデイミアン・チャゼル監督の“クライマックスのガチ感”は『ラ・ラ・ランド』でも健在。いや、進化しています。たまりません。

これはもう何も言えません。

クライマックスの音楽とそこに流れる映像。これは直前のある状況を理解してみるともうとんでもない展開。

最高にオシャレで、最高に美しいシーンです。それなのに“最高にロマンチックで最高にビター”なシーンなのです。泣いた。

“最高にロマンチックで最高にビター”って日本語おかしいですからね。でもこういう表現になってしまうのです。

劇場で、みなさん自身の目で、ご確認ください!

14:終わってからのサントラリピートで“ラ・ラ・ランド愛”が止まらない!

『ラ・ラ・ランド』を見てから、サウンドトラックのリピートが止まりません。映画に恋し、音楽を何度もリピートし、『ラ・ラ・ランド』の世界から戻ってくることができないのです。

もう本当にこの音楽、たまりません。

ちなみにサウンドトラックは主に3種類ありますのでご注意を。

(1)LA LA LAND(Original Motion Picture Soundtrack)
※輸入盤
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(2)LA LA LAND(Original Motion Picture Score)
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(3)ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック
※2月17日発売
ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック
サントラ
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(3)の国内版は(1)と同じ内容です。

(1)と(3)はミュージカルナンバーのサウンドトラック。

(2)は劇中スコア(バックミュージック)のサウンドトラックになります。

つまり(1)と(3)がメインです。しかし(2)にはエンドクレジットの音楽が入っているのでこれもまた外せません。

ちなみに、Appleの定額音楽サービスApple Musicではどちらも聴くことができます。Apple Musicご利用されている方は“LA LA LAND”で検索してみてください。

15:終わってからの“大人の恋”を考える一時がたまらない!

『ラ・ラ・ランド』が描く恋愛の過程と結末はかなり大人な恋です。ラストカットだけで様々なことを考えさせられます。

詳しくは見てのお楽しみ。とにかく様々なことを考え、語りたくなるラストカットが用意されています。

たまりません。

© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.


まとめ

という感じで、まとまってるのかまとまってないのかわかりませんが、超久々に語り倒しで新作映画の紹介をしてみました。

それくらい愛せざるを得ない傑作であり、様々なことを考えさせられた映画でした。

第89回アカデミー賞の作品賞争いはこの『ラ・ラ・ランド』か『ムーンライト』、そして『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の三つ巴の様相。

まだ『ムーンライト』と『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は未鑑賞ですが、『ラ・ラ・ランド』に恋してしまった私としては、今作を全力で応援せざるを得ません。『CHICAGO』以来のミュージカル映画のアカデミー賞受賞、心より応援します!


『ラ・ラ・ランド』は2月24日より日本公開となります。

公式HP
http://gaga.ne.jp/lalaland/

上映予定劇場(IMAX版もやります!)
http://gaga.ne.jp/lalaland/theater/index.php

本予告編

誰もが恋するミュージカル・エンターテインメント!
お見逃しなく、です!

編集長を務めるシネマズby松竹の『ラ・ラ・ランド』関連記事

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