『シン・ゴジラ』感想、自分の中では災害シュミレーション映画 - Cinema A La Carte

『シン・ゴジラ』感想、自分の中では災害シュミレーション映画

(C)2016 TOHO CO.,LTD.

想定を超える大ヒットと大反響となった『シン・ゴジラ』、遅ればせながら感想を書いてみます。自分にとっては災害シュミレーション映画でした。


どんな映画?

東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが……。

総監督
=庵野秀明

監督
=樋口真嗣

出演
=長谷川博己(矢口蘭堂内閣官房副長官)
=竹野内豊(赤坂秀樹内閣総理大臣補佐官)
=石原さとみ(カヨコ・アン・パタースン米国大統領特使)
=高良健吾(志村祐介内閣官房副長官秘書官)
=大杉漣(大河内清次内閣総理大臣)
=柄本明(東竜太内閣官房長官)
=余貴美子(花森麗子防衛大臣)
=市川実日子(尾頭ヒロミ環境省自然環境局野生生物課長補佐)
=國村隼(財前正夫統合幕僚長)
=平泉成(里見祐介農林水産大臣)
=松尾諭(泉修一保守第一党政調副会長)
=塚本晋也(間国立城北大学大学院生物圏科学研究所准教授)
総計328名のキャスト→一覧

公式HP

公開日
=2016年7月29日




(C)2016 TOHO CO.,LTD.

災害シュミレーション映画と捉えた

大反響で様々な視点で多くの方が本作を語っているので、今更見どころとかまとめなくても良いかなと思います。

私は本作を「災害シュミレーション映画」の視点で捉えました。感想としては「凄すぎる・・・」と多くの方と同じ感覚で、割と手放しに大絶賛のスタンスです。


私は埼玉県出身ですが、高校生の頃から都内で遊ぶことが多かったです。社会人になってからもずっと東京ベースで働いています。ですので、本作で東京が襲われるシーンは「思い出の場所が次から次へと破壊されていく」という感覚で見ていたわけです。

「本作はリアルな今この世界にゴジラが現れたら?」という切り口の作品。ファンタジーではなくリアルに私たちに迫ってくる映画でした。

なので、大災害で東京が破壊されていく様を映画を通して疑似体験した感じです。とにかく緊張して破壊されていく東京を見ていました。

同じく庵野秀明監督の『エヴァンゲリオン』が好きな知り合いと本作を語った時、この映画の見方が全然異なることがわかりました。もちろんお互い本作の凄さを認め合っているわけですが、とにかく見てる視点が違う。

軽く分類しても以下の切り口は存在することでしょう。

・映画詳しい人視点
(岡本喜八監督の写真が出たり、『日本のいちばん長い日』っぽかったり』視点)

・ゴジラ詳しい人視点
(ゴジラの過去作との比較)

・エヴァンゲリオン詳しい人視点
(エヴァンゲリオンとの類似点論や音楽についての視点)

・庵野秀明信者視点
(エヴァ以外含めた監督の作品や考え方からの視点)

・東京で生きてきた人たち視点
(思い出の街が破壊されていく恐怖を感じる)

・東京に関係の無い人たち視点
(何となく知ってる東京が破壊されていくという第三者視点)

・軍事関係者や軍事関連好き視点
(自衛隊の活躍や奮闘についてのあれこれ)

ここに上げたのはほんの一部かと思いますが、これらそれぞれの視点で見れば本作は全然捉え方が変わってくるのは間違いでしょう。鉄道好きさんが「京急の仇をJRが取って涙が出た」と発言されていてそれもなるほどと思いました。

そんなあらゆる視点で捉えることができて、終わった後は熱く語れる映画。それが『シン・ゴジラ』の魅力なのでしょう。


東京に思いである人間としては、破壊されていく街を見るのは大災害で街が壊されていく悲しさを感じましたが、映画の登場人物たち(特に長谷川博己演じる官房副長官)が前向きなメッセージを持ってくれていたので救いを持てました。

素晴らしい映画だと思いますが、それ以上に「凄まじい映画」という言葉がお似合いの映画と言えるでしょう。

(C)2016 TOHO CO.,LTD.

こんな人にオススメ!

公開から1ヶ月経ってますので「見たい」と思っていた方々はだいたい見たかと思います。

「気になってるけど見てないや」の人は是非見て頂きたいです。

前述の通り、見る人によって全然作品の捉え方が異なるからです。そして既に見た人と(リアルでもSNSでも)語ることで、よりこの作品の面白さを感じることができます。

あと、「日本はまだまだやれるぞ」というメッセージがある映画なので、この日本を「日本国」、そして「国民一人ひとり」の両面で考えることで、今と未来を生きる前向きなメッセージを持つこともできます。

9月いっぱいはまだまだ公開してると思いますが、ぼちぼち上映回数も減ってきてるので、気になる方はお早めに。

『シン・ゴジラ」は、7月29日から大ヒット公開中です。