『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』感想、わたし、心ここにあらず【ネタバレ出来るわけがねえ】 - Cinema A La Carte

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』感想、わたし、心ここにあらず【ネタバレ出来るわけがねえ】

(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

3月25日に公開となる『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、マスコミ完成披露試写会で鑑賞させて頂きました!愛する人達を守るための究極の闘いに感無量、クライマックスは完全に想定外!お見事な1本でした!


スコア

◯私的満足度
★★★★★(5/5)
=アクション映画であり、重厚な人間ドラマであった!最高かよ…

◯ファミリーオススメ度
★★★★★(5/5)
=家族や愛する人を守る物語なので是非ご家族で!

◯子供オススメ度
★★★★☆(4/5)
=バットマンVSスーパーマンという構図がわかりやすいので是非結果を目撃すべし!

◯友人オススメ度
★★★★★(5/5)
=こんなにも語り合える映画もそうはない!

◯デートオススメ度
★★★★☆(4/5)
=愛する人を守る物語なので是非!ただし、イケメン俳優たちに彼女が惚れてしまうかも?(笑)

◯映画リピーターオススメ度
★★★★☆(4/5)
=『マン・オブ・スティール』以上にザック・スナイダーが良くも悪くも自由にやってます。好みの問題!

(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

※本作は大きく2つネタバレできない部分があると私は考えます。これは何があっても書いてはいけないと考えます。つきまして、そこは絶対に書きません!

※大きなネタバレはしていませんが、さわりのストーリー言及はしております。予めご了承ください。映画を見れば「計算して重要なところは書かないようにしてるな」とは思って頂けるとは思います。

感想:「わたし、心ここにあらず」

絶対に言えないクライマックス。その結末に私は放心状態となりました。

「そうするんですか。そうしちゃうんですね…。」

エンドロールを眺めながらそんな事を心でぶつぶつ唱えていました。


感動しました。

熱狂しました。

興奮しました。


悲しいシーンには目頭が熱くなりました。

激しいシーンには心身が熱くなりました。

面白いシーンでは笑うこともありました。


バットマンの信念と行動には圧倒されました。

スーパーマンの苦悩には心揺さぶられました。

そしてレックス・ルーサー強烈過ぎて唖然。


「バットマンVSスーパーマン」の基本構図がありつつも、あまりにも見どころが多い作品でした。様々な言葉で感情を表現できつつも、とにかくクライマックス(結末)には放心状態でした。

初の「バットマンVSスーパーマン」映画、こんなラスト想像できるかい!!あまりに衝撃的な終わり方にただただ心ここにあらずになりました。

もちろんこれは褒め言葉です。来年2017年にはDCコミックのヒーロー集結映画『ジャスティス・リーグ Part1』が公開されるのです。となると最後は「ヒーロー集結!後は来年ね!」みたいに終わると思ってたわけですよ。

完全に想定を超えてきました。迫力あるアクションと重厚過ぎるドラマ、もうお腹いっぱい感無量です。

ありがとうザック・スナイダー監督!ありがとう脚本のクリス・テリオ&デヴィッド・S・ゴイヤー!


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『マン・オブ・スティール』の18ヶ月後だが、未見でもいける!

本作は2013年に公開されたスーパーマン誕生物語『マン・オブ・スティール』の18ヶ月後の物語です。

と言っても『マン・オブ・スティール』を見てない方でも物語がわかるように工夫がされています。

それは今回初登場の「ブルース・ウェイン/バットマン」の物語から映画を始めるという工夫です。ブルース・ウェインは『マン・オブ・スティール』のスーパーマンとゾッド将軍の戦いの時に街にいたのです。ブルース・ウェインは地上からスーパーマンを見ていたのです。

しかもあの戦いでブルース・ウェインは自社ビルを破壊されてしまいました。ブルース・ウェインの中でスーパーマンは「悪」になったわけです。そして「あの宇宙人はいなくなれば良い」と思うわけです。

そこから物語が始まるので、『マン・オブ・スティール』未見の方はブルース・ウェイン/バットマンと同じ視点で徐々にスーパーマンを知っていくことができるというわけです。

もちろん『マン・オブ・スティール』を見ていてこそ「おお!」と思う部分もあります。予習はしなくて良いので、『バットマン vs スーパーマン』を見て気になったら後から『マン・オブ・スティール』を鑑賞してみてください。

※本作に出てくるブルース・ウェイン/バットマンはクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』3部作とは別です。全く関連してないのでご注意を。

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「スーパーマンは悪か?」が突き詰められていく物語

本作のストーリーはタイトルそのままでバットマンVSスーパーマンです。バットマンとスーパーマンが本当に戦います。

そんなバットマンとスーパーマンのバトル映画ですが、映画の軸となるのは「スーパーマンは悪なのか?」ということなのです。ここが「神」を引き合いに出し時に哲学的に語られていきます。

スーパーマンはその能力を使って人々を助ける一方、『マン・オブ・スティール』でのゾッド将軍との戦いなどで地球へ甚大な被害をもたらしもしました。初めは小さな声だった「スーパーマンは悪なのか?」が、アフリカでのある銃撃戦が発端に大きな声になっていってしまいました。

そんなスーパーマンを食い止める、悪く言えば潰そうとする人間が二人いました。一人はブルース・ウェイン/バットマン。そしてもう一人がレックス・ルーサーです。

ブルース・ウェイン/バットマンは『マン・オブ・スティール』の件もありスーパーマンを悪と持っています。バットマンとしてスーパーマンを倒すことを目標としています。これはブルース・ウェイン/バットマンとしては正義の行動であります。

一方大企業レックスコープの若き社長のレックス・ルーサーはある種「悪」としてスーパーマンを倒そうとします。彼が目を付けたのはクリプトナイト。『マン・オブ・スティール』にも少し出てきますが、スーパーマンの出生の星クリプトン星の放射性物質。これはスーパーマンに有害で、スーパーマンの力を弱めることができるのです。

「スーパーマンは悪なのか?」

その情勢が何度も変わるのがまあ面白い面白い。映画の中の一般市民目線だとどう見てもどんどんスーパーマンが悪に見えてくるのです。でもあのスーパーマン/クラーク・ケントです。両親の愛を持って育てられたのに悪に染まるのでしょうか?

なぜスーパーマンがどんどん悪に見えていってしまうのかは、是非みなさん自身スクリーンで目撃してみてください!

対立構図は刻一刻と変化するのですが、人物相関等で混乱することは無いと思います。そこは割とシンプルですので肩の力を抜いて楽しむことができると思います。

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物語の本質は「愛する人を守る」にあり

この映画の本質的な見どころはアクションではなく、「愛する人を守る」という人間ドラマにあると思います。

幼い頃両親を殺されたブルース・ウェイン/バットマン。同じく孤児のレックス・ルーサー。生みの親と育ての親に愛されながらも今は育ての母しか生きていないクラーク・ケント/スーパーマン。

「愛する人を守る」はクラーク・ケント/スーパーマンの場合は恋人のロイス・レインと母親マーサ・ケント。

ブルース・ウェイン/バットマンの場合は両親は亡くなっていますが、愛すべきゴッサム・シティの市民たちを悪のスーパーマンから救うという使命を抱えています。

この「愛する人を守る」はここでは言及できないあるドラマティックなシーンでも語られます。クラーク・ケントの育ての母親の名前がマーサ・ケントであることを覚えておくと「お!」となるかもですよ。

クライマックス付近もこの「愛する人を守る」が軸にあります。戦っている本質もここにあるんですよね。それを意識してみた時、この映画の全てのアクションシーンは相当胸熱なものに映るのです。

ここ意識してみてみるのオススメです。

(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

たくさんあった不安は吹き飛んだ

私はクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』3部作が大好きで、『マン・オブ・スティール』も大好きな人間です。なので今回全く新しいバットマンが出ると知った時複雑な気持ちでした。

しかし、その不安は今回鑑賞して完全に吹き飛びました。

なぜなら『ダークナイト』3部作のバットマンを意識することが一切無かったからです。ベン・アフレックが演じたブルース・ウェイン/バットマンはあくまでもベン・アフレックが演じたそれであり、魅力的に映っていました。

これは執事のアルフレッドもそうです。『ダークナイト』3部作のマイケル・ケイン演じるアルフレッドがお見事過ぎたのでこっちの方が心配でした。結果ジェレミー・アイアンズ演じるアルフレッドは全く異なる、ある種ぶっ飛んだ部分も際立つダンディーなおじい様になっていて物語の良いスパイスになっていました。


これはレックス・ルーサーを演じたジェシー・アイゼンバーグもでした。ジェシー・アイゼンバーグと言えば『ゾンビランド』から『エージェント・ウルトラ』までヘタレがお似合いの俳優さん。

少しテイストが異なりアカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた『ソーシャル・ネットワーク』でも、演じたマーク・ザッカーバーグは天才で富豪でありつつも不器用な人間でした。

要するに「カリスマ性の無さを出せるカリスマ」がジェシー・アイゼンバーグなのですが、今回のレックス・ルーサーはまあカリスマ性が見事なまでに引き立っていました!実質悪役ポジションなのですが、ぺちゃくちゃ喋るその姿がまあ悪どい悪どい。

これはもう見ればわかりますよ。特にタワーの屋上でスーパーマンを脅すシーンとか怪演が凄まじかったです。ここまでカリスマ性を持った映画の悪役は大げさではなく『ダークナイト』のヒース・レジャー、『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツ以来と言っても過言ではないと思います。

悪役ですがこのジェシー・アイゼンバーグも見どころなので是非楽しみにしていてください。


と語っても語っても終わらないほどこの映画はもう最高でした。音楽も良いんですよ。ハンス・ジマーとジャンキー・XLの共作ですが鳴らしまくりでありながら悲しいメロディー(オープニングとか)も耳に残りました。

そんな中でも「この曲最高!!」だったのがワンダーウーマンのテーマ曲"Is she with you?"です。これは本当にカッコいい!!



というか!!

ワンダーウーマンが本当に最強で最高だったんです!結構もったいぶってからの登場でしたが満を持しての登場という感じでかなり熱かったです!!

そもそもこのワンダーウーマンだけでこの映画は5億点です。映画は好みがあるので本作も賛否はあることでしょう。

しかし、否定派の人でもワンダーウーマンは良かったですよね!?良くないというわけがない(真顔)

と、テンションがよくわからなくなってきたのでこの辺で締めるとしましょう。


『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は3月25日(金)より公開です。大スクリーンで堪能せよ!!

(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC


written by shuhei