『レヴェナント 蘇りし者』感想、実話だってよ、ディカプリオが圧巻過ぎて疲労困憊・・・ - Cinema A La Carte

『レヴェナント 蘇りし者』感想、実話だってよ、ディカプリオが圧巻過ぎて疲労困憊・・・

(C)2016 Twentieth Century Fox

レオナルド・ディカプリオが遂にアカデミー賞を受賞した作品『レヴェナント 蘇りし者』、お先に見てまいりました。が・・・こりゃ強烈だ・・・こりゃ獲るわ・・・獲ってよかったよホント・・・。

スコア

◯私的満足度
★★★★☆(4/5)
=やんごとなき傑作だけどきっつい作品ですよこれは・・・

◯ファミリーオススメ度
★☆☆☆☆(1/5)
=いや・・・無理でしょ・・・

◯子供オススメ度
☆☆☆☆☆(0/5)
=R15指定だから良い子は見ちゃダメだよ!!

◯友人オススメ度
★★★☆☆(3/5)
=きっついっすよ。でもディカプリオ凄いっすよ。

◯デートオススメ度
★★☆☆☆(2/5)
=上に同じ。

◯映画リピーターオススメ度
★★★★★(5/5)
=ディカプリオの演技凄いし、ルベツキの映像凄いし、イニャリトゥの熱意凄いから必見!!

(C)2016 Twentieth Century Fox

感想:2度目見るのは勇気がいる…

記事のタイトルにするのを躊躇した最初のタイトル候補は、

「2度と見たく無い」

でした。まあ上の評価を見て頂ければおわかりですが、作品は素晴らしく見応えも抜群なのですが、如何せんもう内容がヘヴィー過ぎる。というかディカプリオがひたすらかわいそすぎるのですよ。

これアカデミー賞獲れてなかったらもっと悲痛に見ていたのかなと(笑)


内容は超ざっくり言いますと、

「クマに襲われて喉をかきむしられ、瀕死の重体になって、目の前で"仲間に"息子を殺されて、ディカプリオは重体のまま生き埋め食らって、でも何とか生き返って、全身全霊で埋めた"仲間に"復讐する話」

です。


もうこれだけで伝わりますよね、相当ヤバい話だって。

ついでにディカプリオやトム・ハーディたちは毛皮ハンターで、先住民たちからも追われる始末なので色々カオスです。話自体が難しいことは無いです。

「何もそこまでディカプリオの熱演のために脚本えげつなくしなくて良いのに」と思われる方もいらっっしゃるでしょう。


あのね、これね、実話だってよ!!


(C)2016 Twentieth Century Fox

マイケル・パンク著『蘇った亡霊:ある復讐の物語』(The Revenant: A Novel of Revenge)が原作で、1800年年代アメリカにいた実在の罠猟師ヒュー・グラスのサバイバルを描いた作品 参照:http://www.foxmovies-jp.com/revenant/story.html

とのことです。


もう概要書いただけで伝わっているかと思いますが、とにかく凄まじい体験でした。ディカプリオのサバイバルが凄まじいのは何となく耳に入っていたのですが、映画は冒頭数分してから対戦住民との闘いでまあ強烈な描写がいきなり!!

アカデミー賞で3年連続撮影賞のエマニュエル・ルベツキの圧巻の長回しバトル映像は、「『トゥモロー・ワールド』の時代モノ版かよ!」と言って伝わる方には伝わるかなとも。

とにかく「「「圧巻」」」」「「「強烈」」」な幕開けです。『プライベート・ライアン』的な疲労感を私たちは持って映画は始まっていくのです。(褒めてますよ!!)


で、先住民のターンが終わったらディカプリオは熊に襲われて、上記の通り瀕死の重体、息子を目の前で殺されて、自分自身は生き埋め…そこから生き返って復讐という話。

ここからが本題なのです!

そう、ここからが本題なんですよ。

なので、ここから先はストーリー言及しません。言えることは一言「凄まじい」ということでございます。


毛皮ハンターたちを追う先住民、

先住民たちから逃げながらトム・ハーディを追うディカプリオ、

その両方から逃げるトム・ハーディ、


それらが時に残虐なまでに美しい映像と坂本龍一による不気味で後を引く音楽と共に展開されていくのです。

(C)2016 Twentieth Century Fox

この映画の見所は、ディカプリオの演技やトム・ハーディの演技なのは言うまでもありません。

合わせて「時に破壊的で、時に美しい映像」にはやはり言及せざるを得ません。撮影を担当したのは3年連続でアカデミー賞撮影賞を受賞したエマニュエル・ルベツキ。

前述の長回しの圧巻バトルもそうですが、極寒の地を狂気的に美しく、時に静寂さを伴って映し出します。これはもう感じるものなので、いくら言葉で説明しても伝わるものではありません。

『ゼロ・グラビティ』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、『レヴェナント 蘇りし者』、全く異なる映像での3年連続アカデミー賞撮影賞受賞。来年テレンス・マリック監督の新作で4年連続だったりして(笑)

とにかく時に破壊的で時に美しい映像、是非ご堪能ください!


そんな演技や映像、坂本龍一の独特な音楽など、様々な部分に監督アレハンドロ・G・イニャリトゥの魂が注がれています。こんだけ鮮烈な作品を作り上げたのですから、2年連続監督賞も納得でございます。

最初に「2度と見たくない」と書いたほど圧巻の映画でした。ラストとかもう・・・ね。


しかし、書いていて思い始めました。


この映画体験はもう一度体験しなければと…。


日本公開は4月22日(金)からです!

(C)2016 Twentieth Century Fox


どんな映画?

狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス。狩猟チームメンバーのジョン・フィッツジェラルドは、そんなグラスを足手まといだと置き去りにし、反抗したグラスの息子も殺してしまう。グラスは、フィッツジェラルドへの復讐心だけを糧に、厳しい大自然の中を生き延びていく。参照:http://www.foxmovies-jp.com/revenant/

公式HP


予告編


written by shuhei