『Re:LIFE〜リライフ〜』ヒュー・グラントがダメンズなんだけど憎めないシナリオライター講師を好演。人生に遅すぎることなんてない! - Cinema A La Carte

『Re:LIFE〜リライフ〜』ヒュー・グラントがダメンズなんだけど憎めないシナリオライター講師を好演。人生に遅すぎることなんてない!

(C)2014 PROFESSOR PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


ヒュー・グラントが落ち目の脚本家を好演しています。こういうダメンズをやらせたらほんとに世界一ですね。落ち目の脚本家が仕方なく始めた脚本講座で生徒と交流していくうちに、自分の向いていることに気がついていくヒューマンドラマです。



どんな映画?

アカデミー脚本賞に輝き、ハリウッドのトップ脚本家となったキース。しかし、15年もの間ヒット作に恵まれず、妻にも逃げられるどん底の生活を送っていた。そんな彼が仕方なく引き受けたのが、田舎町の大学でのシナリオコースの講師だった。当初は好き勝手な振る舞いで学科長からも再三忠告を受けるキースだったが、生徒たちの映画への真剣な思いに触れる中で、彼自身の何かが変わり始めていく。
参照:http://eiga.com/movie/81386/

予告編



やる気なんてなかったのに、気が付いたら一生懸命


アカデミー賞に輝いた作品以降どれもパッとしない作品ばかり。脚本を売り込みにいっても「弊社の求めてるものは……」と追い返されてしまう相手にされません。そんな中マネージャーが取ってきた仕事はシナリオライターの養成講座の臨時講師。ほんとはやる気なんてないんだけど、自宅の電気が止まったからしぶしぶ依頼を受けます。

受講募集の生徒を選ぶ際は、テストで書かせた物語ではなく容姿で選び、初授業も二日酔いのため理由を付け一ヶ月休講にする始末。しかし熱心な生徒の脚本を読み手直しをしている間に少しやる気になり、だんだん彼の気持ちは変化していきます。

生徒や同僚の教師たちとも積極的に関わるようになり、やりがいを感じ始めます。才能を感じる生徒は、マネージャーに紹介して売り込むように話したり、伸び悩んでる生徒には新しいことに挑戦するようにいったりと。

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人生を書き直そう!


映画業界の脚本家ということで、いまの映画業界を皮肉ったり、名作と呼ばれる小説をイジったりとメタ構造で見ることもでき楽しい映画です。

特に序盤で主人公が持ち込んだ脚本に対して「いまうちが求めるのは強い女性が戦う映画」と言われるシーンなんて気の利いた皮肉だな〜と思いました。実際現在そういう映画が溢れかえっていますから。このセリフを聞いたときは『バードマン』の「あいつもヒーローか」というセリフを思い出しました。

他にもロビン・ウィリアムズの『いまを生きる』のセリフを引用したり、舞台が「トワイライトゾーン」の生みの親の故郷だったりと小ネタが散りばめられています。小説ではジェーン・オースティンの「エマ」やそのパロディ「クルーレス」がネタにされたり、「遅咲きの人々」が、文字通り主人公に影響を与えたりします。

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映画や小説の小ネタも楽しいです。でも何よりヒュー・グラントがダメンズなんだけどいい人で憎めないというハマり役を演じているので、見ているだけでも楽しいです。これだけだと薄っぺらく感じそうなのですが、根底にあるテーマは「遅咲き」だったり、「やり直し」だったり、「人生は何度でもやり直せる」というポジティブなことを扱っており、楽しいだけでなくしっかり学べる内容となっております。

人生に遅すぎることなんてない。思ったらすぐ行動に移す!そんなことをこの映画から受け取りました。これは文句なくおすすめです。興味のある方はぜひとも映画館で。

written by Yukikaze