『エール!』家族愛と歌に涙!耳の不自由な家族のために歌うシーンが最高! - Cinema A La Carte

『エール!』家族愛と歌に涙!耳の不自由な家族のために歌うシーンが最高!


(C)2014 - Jerico - Mars Films - France 2 Cinema - Quarante 12 Films - Vendome Production - Nexus Factory - Umedia

聴覚障害を持つ家族の中、唯一耳が聞こえる主人公が歌の才能を認められ、家族のために家に残るか、歌の勉強をするかの苦悩をユーモラスに描いたヒューマンドラマ『エール!』を紹介。


どんな映画?

フランスの田舎町に暮らすベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外の全員が聴覚障害者だったが、「家族はひとつ」 を合い言葉に明るく幸せな毎日を送っていた。ある日、ポーラは音楽教師からパリの音楽学校への進学を勧められる。しかしポーラの歌声を聴くことのできない家族は、彼女の才能を信じることができない。家族から猛反対を受けたポーラは、進学を諦めようとするが……。
参照:http://eiga.com/movie/82203/
予告編


コーラスを始めたら才能開花

受講講座の最後の1コマを何にしようか迷っていた主人公。イケメンがコーラスの講座を受講するのを見かけたので、主人公もコーラス部に。とても年頃の女の子って感じです。

最初は歌うことにまったくに興味なかったものの、声の良さを認められ受講を認められます。しかし目当ては別にあった主人公はあまり授業に身が入りません。また家族の手伝いが中心のため練習もそれなりにしかやりません。

(C)2014 - Jerico - Mars Films - France 2 Cinema - Quarante 12 Films - Vendome Production - Nexus Factory - Umedia

しかし、彼女の内側に秘めていた感情を爆発させて歌ったときに、他を圧倒する声量が響きます。それが認められデュオに加えられるのです。年頃の女の子らしく、目当てのイケメンとのデュオで緊張しっぱなし。でも、一緒にいられる時間が増え彼女はドキドキしながらやる気になります。そんなところが恋多き母親に似ずウブで可愛いです。

主人公の家族たちはとても明るくて見ていて楽しくなります。性についてもあけすけで、こういうところはフランス映画らしいかなと思いました。明るく描きすぎるから、性についての発言もぜんぜんいやらしくなりません。むしろ笑ってしまう感じでした。

家族のために歌う

歌うことの楽しさを知る主人公。それからは練習にも熱が入り真剣に歌と向き合うことになります。しかし、家族の手伝いのために練習にいけなかったりとなかなか上手くいかないことも。家族の手伝いのため練習にいけないことに拗ねて、通訳を適当にするところもなかなか笑えます。

コンサートでは家族たちも来るのですが、ここの演出がすばらしい。歌もいいけどやはりこのシーンは演出の良さに心を奪われます。どういう風な演出かはぜひとも劇場でご覧いただきたいです。

(C)2014 - Jerico - Mars Films - France 2 Cinema - Quarante 12 Films - Vendome Production - Nexus Factory - Umedia

コンサートがあってからの、主人公の音楽学校の受験。このときに主人公が耳の聞こえない家族たちのために、家族がわかるように歌うのです。ここでも演出がすばらしくて感動的です。どのようにして彼女が家族に歌を伝えるのか、歌いたいという思いを伝えるのか。一番重要なシーンだけに物凄く盛り上がります。ストーリー自体は比較的ありふれているのですが、歌と演出がとてもいいのです。主人公は実際にオーディション番組で「奇跡の歌声」と賞賛される歌手なのです。

そして家族愛についても深く描かれていて、ここも感動的です。笑って泣けるいい映画でした。


written by Yukikaze