映画『ウォーム・ボディーズ』の魅力、ゾンビにときめく?! これぞ究極のラブコメ映画![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

映画『ウォーム・ボディーズ』の魅力、ゾンビにときめく?! これぞ究極のラブコメ映画![ネタバレなし]

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ニコラス・ホルト主演の恋愛映画『ウォーム・ボディーズ』を紹介。ありえない設定の中で語られる一風変わった物語の主題は、普遍的な愛の形。


ゾンビが主役のラブコメ映画?

“ゾンビの出てくる映画”というと、皆さんはどんなイメージを持ちますか? ホラー映画? パニック映画? きっと多くの人が「ゾンビだから怖いやつなんだろうな……」と思うことでしょう。

しかしこの『ウォーム・ボディーズ』という作品、なんとラブコメ映画なのです! しかも「ゾンビに襲われながら逃げる男女の間に芽生える恋」なんて話じゃありません。主人公がゾンビなのです!原作はアイザック・マリオンの小説『ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語』。ゾンビ視点のラブコメ映画……これまで誰がそんなお話を思いついたでしょうか?

[原作]

舞台は、謎のウィルスで人類の半数がゾンビと化した世界。ニコラス・ホルト演じる主人公“R”のモノローグによって物語は始まります。ゾンビ化したことでかつての記憶をほぼ失ってしまった“R”。自分の名前さえも忘れてしまったものの、彼は辛うじて人間としての意識を保っています。なので、唸り声を上げながらノソノソ歩く自分自身を気味悪がったり、他のゾンビの姿を見て「気持ち悪いからこっち見んな」なんてことを心の中でつぶやいたりもします。

“R”が住処としている空港には他にもゾンビたちがたくさんいて、みんなでひたすら空港内を徘徊しています。基本は喋らずに唸るばかりの彼らですが、たまーに単語だけで意思疎通ができる様子。“R”は仲の良い他のゾンビと時々会話(?)しながら、決して楽しいとはいえないゾンビライフを送っていました。

そんなある日、仲間と共に食料を探していた“R”は、ある人間の一団と遭遇します。本能のままに人間を食べようと襲いかかる“R”らゾンビ軍団。しかしそんな戦いの最中、“R”はある人間の女の子、ジュリーと出会います。あることが原因でジュリーに恋をしてしまった“R”は、なんと彼女を自分の住処に連れて帰ってしまうのです!

仲間のところに帰りたがるジュリーを、外は危険だからと引き留める“R”。こうしてゾンビ男子と人間の女の子の不思議な共同生活が始まります。はたして“R”とジュリーはどうなってしまうのでしょう?

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ニコラス・ホルトの素顔って?

本作で主人公“R”を演じたニコラス・ホルトは、今年公開した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では丸刈りで白塗りにパンダメイクの男(ニュークス)を、さらに『X-MEN』シリーズでは青い毛の野獣男(ビースト)を演じていました。顔色の悪そうな役が多い彼ですが、本作の“R”もゾンビなのでもちろん顔色悪いです。

しかし、実はとってもイケメンなニコラス・ホルト。彼は13歳のときヒュー・グラント主演作『アバウト・ア・ボーイ』で映画デビューし、その美少年ぶりで一躍有名となりました。その後しばらくスクリーンを離れたものの、その間に美青年へと成長を遂げ、2009年のコリン・ファース主演作『シングルマン』に出演し再び話題に。その他も、主演をつとめた『ジャックと天空の巨人』をはじめ、現在に至るまで順調にキャリアを積んでいます。

190cmの長身に、9等身あるのでは?と思うほどの小顔でスタイル抜群のニコラス・ホルト。本作ではゾンビメイクを施されているものの、たとえゾンビでもこんな長身のイケメンに好かれてドキドキしない女性はいないはず! 劇中の、草食系男子もとい草食系ゾンビな“R”とジュリーの微笑ましいやりとりに胸キュンすること間違いなしです。

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大切なのは愛なのです!

“R”のひたむきな愛とジュリーの心境の変化が、やがてゾンビ全体、人間全体を巻き込んだ大事件へと発展していく本作。現実にはありえない設定であるものの、この作品で語られるのは現実の人間社会でも必要とされる「愛」なのです。

ゾンビ映画といっても、いわゆるホラー的なシーンはほとんどありません(代わりにあるのは壁ドンです)。なので、ホラー映画やゾンビ物が苦手という人も安心して見ることができます。

ひと味違ったラブコメ映画『ウォーム・ボディーズ』を見て、改めて「愛」の大切さについて考えなおしてみてはいかがでしょうか?

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written by ayako