『マイ・インターン』感想、誠実な友情は人生を好転させる[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『マイ・インターン』感想、誠実な友情は人生を好転させる[ネタバレなし]

(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED

10月10日公開の『マイ・インターン』を一足お先に鑑賞させて頂きました。70歳のインターンが若手社長を癒やし幸せに前向きにしていく様に、不覚にも泣きました。素晴らしかったです。


スコア

◯私的満足度
★★★★★(5/5)
=自分の境遇と重なって不覚にも涙、そして元気をもらった

◯ファミリーオススメ度
★★★★★(5/5)
=困難を乗り越える家族が良いです

◯子供オススメ度
★★★★☆(4/5)
=安心して見れる人生の映画です

◯友人オススメ度
★★★★★(5/5)
=上に同じ

◯デートオススメ度
★★★★★(5/5)
=夫婦の危機も描かれますが落とし所がちゃんとあるので良い感じ

◯映画リピーターオススメ度
★★★★☆(4/5)
=安定のナンシー・マイヤーズ監督作品

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感想「年齢関係ない誠実さは人を幸せにする」

『ホリデイ』や『恋愛適齢期』のナンシー・マイヤーズ監督と言うことで「外すことはない」「平和でハートフルな作品」だろうと安心感と期待感を抱いて鑑賞しました。

その予想は大当たりで今回もとても素晴らしい作品でした。

しかし、まさか泣かされるとは思わないもので…決してお涙頂戴の映画ではなく平和なテイストで映画は進んでいくのですが、アン・ハサウェイ演じるファッションブランドの社長ジュールズが自分の境遇と重なるものがあり涙…。

頑張ってるジュールズや苦しんでるジュールズを見て心の底から彼女の幸せを願いながら映画を見ました。

映画の最中は色々と思いを巡らせ涙を流しましたが、映画から多くの勇気や元気を貰えました。

様々な境遇の方へオススメできる映画ですが、「人の上に立っている人」「人を率いている人」「会社の経営している人」などはきっと色々と思うことがあると思います。もちろんポジティブな意味で。

映画を見てから是非以下のナンシー・マイヤーズ監督の言葉をもう一度読み返してみてください。心にかなり響きます。

「この『マイ・インターン』を観て、声を出して笑ってほしいけど、それと同時に、何か愛することがあるなら、それに対する情熱を失ってはいけないということを思い出すきかっけになってくれたらうれしい。それが何であれ、できる限り長く、できる限りうまく、続けることを願っているわ。」



この映画はナンシー・マイヤーズ監督ということでラブコメかな?と思いましたが「コメディ」ですね。

アン・ハサウェイ演じるファッションブランド社長のジュールズと70歳でインターン入社するベンは恋には落ちません。あくまでも「歳下の上司」と「歳上の部下」の友情がジュールズの人生を良い方向へと向けさせていくお話です。

安心して見れる深刻になり過ぎない演出を持って本作は描かれていますが、起こっていることは等身大のシリアスな諸問題。経営のこと、夫婦のこと、子供のこと、全てをひっくるめた将来のこと、、、私たち自身も何かしら抱いている悩みが描かれていきます。

それを解決するのが70歳のインターンというのが新鮮です。しかもこのロバート・デ・ニーロ演じるベンというおじいちゃんがまあお利口でチャーミングで。恨み要素0の愛くるしいおじいちゃんでした。

ベンは言葉を端的にシンプルに発します。説教臭く人生を語ったりはしません。その言葉には説得力があり、映画の中でジュールズが困難を克服していくのと合わせて私たち自身の悩みの解決のヒントもくれます。

自己紹介を10秒でポジティブに言うエピソードとかもう最高でした。

仕事で大忙しで家庭の事を何もできていなかったジュールズはベンによって変わっていきます。映画の中では夫婦や家族の大きな困難も描かれますが、素晴らしき理想の落としどころが用意されていました。ここでも不覚にも涙。。。

ナンシー・マイヤーズ監督の映画です。言うまでもなく最後はハッピーエンド。『ホリデイ』では些か無理やりのハッピーエンドではありましたが、『マイ・インターン』は等身大のハッピーエンドでした。本当に後味の良い終わり方に満足度100%でした。


ところどころ爆笑しつつ、感動もできて人生の教訓をも教えてくれる素晴らしいコメディ。この映画を何度も見ることで、ベンの言葉を噛みしめるだけで、これからの人生、きっともっと良いものになります。

そう信じれる、そう断言できる映画であったからこそ、私は公開されたらまた見に行きます

公開は10月10日からです。


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どんな映画?

ファッションサイトのCEOとして活躍する女性が40歳年上の男性アシスタントとの交流を通して成長していく姿を描いた。ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところがある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく。


予告編


悪人なんていない

この映画には等身大ゆえに結構不完全な人間が多く登場します。

主人公の2人はまだ良い方で、恋人のルームメイトと寝た人だったり、仕事に追われて大混乱をきたしている人だったり、マッサージ師ゆえにエロいマッサージで男を落とそうとする人だったり、お酒を飲む運転手だったり。

どれも「あ、いるいる」レベルな不完全な登場人物なので、それとってもリアルなんですよね。

確かに映画の中では人を不幸にする行いをしてしまっていた人もいました。それゆえに主人公が傷つく場面もありました。

しかし、「悪いやつ」とは一概には言えないんですよね。どこか可哀想で、どこか仕方ないと同情したくもなりました。

悪人はいないけど、完璧な人間のいないのが『マイ・インターン』の世界です。それゆえに共感できる等身大の物語であり、だからこそ感動もできたのだと思います。

この辺り、ナンシー・マイヤーズ監督は他の女性監督と比べて本当にうまいと感心させられます。


笑える要素も記憶に残る

映画の中で「ある諸事情ゆえに不法侵入をする」シーンがあるのですが、そのミッション的なものが始まったところで流れた音楽、どこかで聞いたことあったんです。そう、『オーシャンズ11』。

私は心の中で「何だこのオーシャンズ11のネタは笑」と突っ込んだのですが、その10秒後に「オーシャンズ11みたいだ」と台詞が出てきて爆笑しました。

その他にも子供がちょっと汚い言葉を覚えるシーンや、老人同士の恋愛バトルなど笑える要素がたくさん。

「感動できる」という押しだけでなく、むしろ「笑って楽しめる」がメインであり、その辺り素敵なコメディに仕上がっています。


ですので、様々な方へ心からオススメができるのです。

ただ、私はとにかく共感してしまって涙腺崩壊。公開後劇場で見たらまた泣いてしまいそうですが、本当に心から人生の教訓となる映画と思えたので絶対にまた見に行きます。

どなたと行かれても楽しめますが、「これはあなたの物語」的にみなさん自身のキャリアと比べることで人生の教訓をいくつか押さえることができるでしょう。


10月10日公開『マイ・インターン』、超オススメします!



公式HP
= http://wwws.warnerbros.co.jp/myintern/


written by shuhei