『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』徹底解説その4 〜よくある質問・前編〜 - Cinema A La Carte

『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』徹底解説その4 〜よくある質問・前編〜


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なぜガンダルフは魔法で戦わない? なぜ彼らは鷲に乗って行かない? 『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』でよく聞かれる質問をまとめて回答!の前編です。


前回に引き続き、本記事は盛大に『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』のネタバレをしていますので、未見の方はご注意ください。







それでは……










いきますよー!








Q, ガンダルフはなぜ魔法をあまり使わないの?

A, 「使わない」のではなく「使ってはいけない」から

劇中でガンダルフは、あまり魔法を使っていませんよね。杖で殴ったり、魔法を使うとしてもほんのちょっとだけ(松ぼっくりに火をつけたりとか、光を出したりとか)。

そもそもガンダルフやサルマン、ラダガストらは魔法使いと呼ばれていますが、魔法を使える人間というわけではありません。彼らの正体はマイアという精霊のような存在で、中つ国の人々がサウロンの脅威に屈するのを防ぐために、アマンという西方の地から使者として派遣されたのです。

“イスタリ”と呼ばれる彼らは中つ国に来る際、力(魔法)を使ってサウロンと戦ったり、人々を支配したりすることを禁じられ、助言者という立場で中つ国を導くよう命じられました。よってガンダルフらは、劇中に出てくるような魔法しか使うことができないのです。


Q, フロドたちは最後、どこに旅立ったの?

A, アマン(西方の地)に旅立ちました

『王の帰還』の最後、フロドやビルボはガンダルフやエルロンドたちと共に、船に乗ってどこかへ旅立っていますよね。あれは“アマン”というところへ渡っていったのです。

先ほどの回答にも出てきたこの“アマン”というのは、中つ国の海の向こう、遥か西の彼方にある場所のことです。アマンにはアイヌアという不死の種族とエルフが住んでいるため「不死の国」とも呼ばれています。

『ロード〜』の時代になると、エルフたちは中つ国を人間の手に委ねるべく、皆アマンへと旅立っていきます。基本、アマンにはエルフしか渡ることができませんが、フロドやビルボのように、少数ながらエルフでない者も渡航を許されました。

フロドは、モルグルの刃の傷(『旅の仲間』前半でナズグルに刺されたときの傷)や、指輪の喪失感など、中つ国では癒やしきれない傷に苦しめられ続けたため、アマンに渡ることを許されました。ビルボやサムもまた、指輪所持者の一人であったとして、渡航を許されています(サムは劇中では中つ国に残っていますが、妻ローズが他界した後にアマンへと渡っています)。


Q, なんで鷲たちに乗ってかないの?

A, 軽々しく乗せてもらえるような存在じゃないんです!

疑問というよりツッコミでよく言われるのが「最初から鷲乗ってけよ」ですが、『ロード〜』『ホビット』両シリーズに登場するこの鷲たち、実はただの鷲ではないのです。

中つ国は、神の代理人であるマンウェという名の不死の者によって統治されています。そして大鷲の一族はマンウェの遣いの者なので、要するに彼らは神の遣いのような存在なのです!(ていうか半分神みたいなもんです) ちなみに大鷲の一族は高い知能を持っていて、映画では描写されていませんが人の言葉を話すこともできます。そんな神の遣い的存在をタクシー代わりに使うことなど、到底許されることではありませんよね。

そもそも『ロード〜』においては敵の軍勢に見つからないようひっそりとモルドールへ近づかなければならなかったので、大鷲に乗って行ったらすぐに見つかってしまうという問題もありました。


ということで、今回の記事は以上になります!次回はよくある質問の後編をお届けしますので、またお読みいただけると幸いです。それでは!


[徹底解説リンク]
第一弾:『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』徹底解説その1〜基本のおさらい編〜
第二弾:『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』徹底解説その2〜キャスト編〜
第三弾:『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』徹底解説その3〜指輪とフロド編〜
第五弾:『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』徹底解説その5 〜よくある質問・後編〜
第六弾:『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』徹底解説その6〜両シリーズの繋がり編〜
第七弾:『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』徹底解説その7〜ゴラム祭り編〜


written by ayako