『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』を観て、ファッションより音楽が気になったら聴くべし!スコットランド&ギターポップのミュージシャン達 - Cinema A La Carte

『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』を観て、ファッションより音楽が気になったら聴くべし!スコットランド&ギターポップのミュージシャン達

(C)FINDLAY PRODUCTIONS LIMITED 2012


『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』で主人公やファッションの他にもおしゃれだったのが音楽。ネオアコ(ネオアコースティック)&ギターポップでもっと映画の世界にひたってみましょう!



映画の元ネタは監督自身と音楽ソロプロジェクト


監督のスチュアート・マードックはもともとはミュージシャンで、イギリス・スコットランドを代表するバンド「ベル・アンド・セバスチャン(通称ベルセバ)」のフロントマンです。

「ベルとセバスチャンのカップルがグラスゴーで作る音楽」を設定としているこのバンドは、決して派手ではないけれど音楽好き特にインディーロック好きの間では定評があり、日本では2004年・2010年・そして今年2015年のフジロック・フェスティバルにもヘッドライナーとして出演しているので結成から19年経った今でも根強い人気が窺えます。






そしてスチュアートはこの映画の原案とバンドのライブツアー中に書き溜めた曲を自分ではなく女性ボーカルで録ることを思いつきます。

脚本作りはなかなか進まなかったので先に新聞広告から楽器店の掲示板で募りオーディションで選出した女性とバンド仲間をボーカルにしたアルバムを発表します。

このソロプロジェクトが今作のタイトルにもなった「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」(2009年)です。



ファンの間では有名な話ですが、スチュアートは大学時代に慢性疲労症候群(CFS)を患い7年間自宅から出られない生活の中で作曲の喜びを知り、病気を克服してから結成したバンドがベル・アンド・セバスチャンでした。

映画の主人公イヴも拒食症を患い病院を脱走して仲間と出会い音楽の才能を開花させていきます。彼女にスチュアートを重ねてしまう人も少なくないでしょう。


ネオアコ&ギターポップで気分はおっしゃれぃ!

映画で流れた様な音をもっと聴いてみたい!サントラじゃ飽き足りない!センス良いって言われたい!そんなあなた。もっともっと聴きましょう。

ベルセバは音楽ジャンルではネオアコースティック(ネオアコ)やギターポップの類に入っています。

日本で90年代に流行った「渋谷系」をイメージしていただければ良いヒントになるかと思います。 和製英語なので日本以外で通じにくい用語ですが、私個人の解釈(+Wikipedia)だと、

ネオアコ・・・なんかきゅんきゅんする
wikiこちら

ギターポップ・・・甘ずっぺー
wikiこちら

定義が難しかった、ネオアコ自体ギターポップの派生であるし。あまり難しく考えないことにしましょう。 ロック寄りからアコースティックまでアプローチも様々。


「The Pastels」
これぞギターポップ!な代表曲。




「Teenage Fanclub」
イギリスを代表するバンドのひとつ。ベルセバと同じグラスゴー出身です。




「Orange juice」
85年に解散後、Vo.のエドウィン・コリンズのソロシングルは何度か映画の挿入歌になってます。




「XTC」
パンクっぽいものからとんでもなくポップなものまでなんでもござれ。




・その他おすすめアーティスト:TAHITI80(フランス)、Won Fu 旺福(台湾)、Flipper's Guitar(日本)

どちらもロック/ポップスカテゴリーではギャンギャン爆音でヘドバンで唸りまわす様な曲はないし、映画音楽やソウルミュージックを下敷きにしていたりアーティストのルックスも細身でレトロおしゃれな人が多いので掘り下げていくだけで、60年代・70年代文化に触れたり、フランス映画やレトロファッションに出会ったりすることもあるでしょう。 いっぱい聴いて身も心もおしゃれになっちゃいましょう!


音楽都市、グラスゴー

ビートルズに始まり最近ではワン・ダイレクションやサム・スミスまで、時代やジャンル関係なく素晴らしいアーティストが生まれる音楽大国、イギリス。

その中でもスコットランド最大の都市グラスゴーは数々の優れたロックバンドを輩出しています。「グラスゴーサウンド」なんて言葉もあるくらい。

先のベルセバ、Teeage Fanclubもグラスゴー出身。みなさんの知っているバンドはありますか?


「Primal Scream」
バンドは知らなくてもこの曲なら映画やテレビ番組のBGMで聴いたことがあるのでは?



「Franz Ferdinand 」
「女の子が踊れる音楽」を理想に結成、元祖踊れるロック。わなわなぁ〜



「Snow Patrol」
 「テラスハウス」でもお馴染みの一曲。アメリカでも人気がありますね。



「Travis」
 繊細で美しいメロディー、ブリットポップブーム後のUKロックシーンに新たな流れを作りました。 PVも良作多し。なんだかどこかで見たことあるおじさんがいるぞ・・?



「Chvrches」
 チャーチズと読みます。2012年BBCが有望な新人を選出する「Sound of 2013」5位選出。 ポップなシンセサウンドが心地良いし、Vo.のローレンちゃんがかわいい。ひたすらかわいい。



イギリス旅行の機会があれば、イヴやキャシー達の様な 服を着てスコットランドのミュージシャンの音楽をBGMにグラスゴーの街を散策なんていかがでしょうか?


おまけ

(c)2015 UNIVERSAL MUSIC LLC All rights reserved.
ジェームズを演じているオリー・アレクサンダーの本業はミュージシャン。エレクトロニカバンド「YearsYears」のボーカルを務めています。 期待の大型新人ですよ!

「BBC Sound of 2015」を見事受賞(前年の受賞者はサム・スミス)。 イギリスではチャートにぐいぐい食い込んできていてシングル「King」は全英1位、6月に発表されたデビューアルバムも全英2位と好発進です。

「King」はストリーミング再生数が1億回を突破中。役者業も並行する様なのでYears&Yearsもオリーくんも今後も要チェック!



written by namiko