『HERO』感想、期待を裏切らず、HEROらしさ全開[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『HERO』感想、期待を裏切らず、HEROらしさ全開[ネタバレなし]

(C)2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社


夏休み映画最大ヒット中の『HERO』、普通に見て参りました。テレビドラマそのままの良さと悪さのあるHEROらしい映画でありました。

スコア

◯私的満足度
★★★☆☆(3/5)
=HEROらしく楽しめる映画でした、それ以上も以下も無し。

◯ファミリーオススメ度
★★★★☆(4/5)
=夏休み映画として無難に楽しめる作品。

◯子供オススメ度
★★★☆☆(4/5)
=難しい部分もあるかもですが楽しめる。

◯友人オススメ度
★★★★☆(4/5)
=そりゃHEROなので楽しめまっせ。

◯デートオススメ度
★★★★☆(4/5)
=上に同じ。害なし。

◯映画リピーターオススメ度
★★☆☆☆(2/5)
=まあ普通にテレビドラマの延長線なので。

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(C)2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社

感想「期待を裏切らず、ザ・HERO」

HEROのドラマ版第2弾は、キャストを半分入れ替えながらもHEROらしさを失わずにとても楽しいドラマでした。最近テレビを見ることがほとんどない私でも毎週テレビを見ました。私と同じ方も多いかもですね。

そんなHEROの映画第2弾となればそりゃまあ見ますよね。ということで見ました。

第1弾はかれこれ7年も前だったんですねえ。



今回の『HERO』もHEROらしさ全開で楽しく見ることが出来ました。

ドラマ版第2弾のキャストを残しつつ、映画1作目ぶりに松たか子が登場。しかもチラリと登場ではなくがっつりと。久利生(木村拓哉)と麻木(北川景子)の検事-事務官コンビのコミカルさをうまく残しつつ、そこに検事になった雨宮(松たか子)を投入することで新しい風が吹いていました。もちろん良い意味で。

ドラマ第1弾や映画第1弾、そしてドラマ第2弾双方の延長線に位置した本作の魅力は「地続き」。とにかく今までHEROを見てきた人たちが楽しめる要素が存分に散りばめられていました。

表向き普通の事故が実は・・・な題材、


型破りな久利生らしさ、


マイルドヤンキー麻木の面白さ、


雨宮の不器用さ、


田村検事の次席そっくりの奥さんネタ、


馬場検事と井戸事務官の掛け合い、


遠藤は相変わらず、


世末さんの片思い、


川尻部長がやっぱりキレる、


牛丸次席の板挟み、


「あるよ」のマスター健在、


そしてドラマ版以上にオイシイ宇野っち(宇野検事)、


佐藤浩市の嫌味たっぷり具合が良いスパイス、


ちょい役かと思ったらここ一番で爆笑を導いた一ノ瀬事務官を演じた大倉孝二。


それら魅力は「HEROらしさ」という言葉でまとめることができます。それ以上も以下も無く、そして必要もなく「HERO」でした。

同じくフジテレビ系のドラマ✕映画で、例えば『踊る大捜査線』や『アンフェア』などは映画版になるとぐんとスケールが大きくなります。しかし今回の『HERO』は違いました。話こそ国際的になってますがスケールはそのままドラマのHERO。

良く言えばHEROらしさそのまま、悪く言ってもHEROらしさそのままでした。それで良いと思います。

下地が完全に存在し、久利生は感情的にブレることは無い。その辺変な風に掘り下げて「新しい久利生の一面」とかやるより「久利生らしさ」を見せてこそHEROなんだろうなと改めて思いました。

ですので目新しさはありませんし、単発映画としては何とも言えません。

あくまでもドラマを楽しんできた人が楽しめる映画であり、その意味では期待を裏切らないものになっていました。

それが限界であり、それで良いのでしょう。

大きな衝撃や感動を得たわけではありませんが、心地良い2時間の映画第2弾『HERO』は、これからの人生でふとした時に見たくなるものになることでしょう。

ということで、HEROが好きな方は是非見てみましょう。



どんな映画?

ネウストリア大使館の裏通りで女性が車にはねられて死亡し、東京地検城西支部の検事・久利生は事務次官の麻木千佳とともに事故を起こした運転手を取り調べる。そんな2人の前に、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子が現れる。死亡した女性が、大阪で検事として活躍している雨宮の追っていた事件の重要な証人だったことから、久利生と雨宮は事件の裏に何かがあると感じ、合同で捜査を開始する。

参照:http://eiga.com/movie/81439/


予告編


HEROを全く知らない場合はどうすべきか?

複雑に人間関係が絡み合う映画ではなく、主要登場人物は1つのチームなのでHEROを全く知らなくても見て大混乱に陥ることは無いでしょう。

しかし、HEROらしさということで事件の真相へ迫りながらお決まりのギャグ要素も満載なのでその辺ストーリーが脱線ということで退屈に感じる方もいるかもですね。

テレビドラマの映画化、しかもドラマは2回で映画も1回作られてるのでやはり予習的にHEROは知っておきたいのが実情です。

しかしすべて見るのはあまりに大変。最低ラインとして「HEROの第2弾、北川景子が事務官の方の」だけはチェックしておくと良いでしょう。



ただしそれぞれの人物の特性やHEROらしさがわかれば十分。今回の映画の事件は映画で完結なのでその辺は優しい作りかなと思います。

HEROらしさが好きな人にオススメの1本。夏興行中はヒットが続くと思うので、夏休みのご予定に組み込んでみると良いかもしれませんね。

おしまい。