人生観が変わる!『インサイド・ヘッド』に驚き、笑い、泣いた感想 #インサイドヘッド [ネタバレなし] - Cinema A La Carte

人生観が変わる!『インサイド・ヘッド』に驚き、笑い、泣いた感想 #インサイドヘッド [ネタバレなし]

(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

2年ぶりのピクサー作品である『インサイドヘッド』を一足お先に鑑賞させて頂きました。少女の頭の中のお話、人生観が変わる素晴らしい作品でした!



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スコア

◯私的満足度
★★★★★(5/5)
=価値観を変えられるし、面白いし、泣いたし、もう最高!

◯ファミリーオススメ度
★★★★★(5/5)
=家族の物語、是非一緒に。

◯子供オススメ度
★★★★★(5/5)
=反抗期の子もこれから反抗期の子も是非。

◯友人オススメ度
★★★★★(5/5)
=友だちの大切さを改めて感じましょう。

◯デートオススメ度
★★★★★(5/5)
=相手を思いやったり、時に呆れたりを分かちあいましょう。

◯映画リピーターオススメ度
★★★★★(5/5)
=ピクサーの新たなる傑作、底力を是非!

◯WATCHAでレビューをチェック&書いてみる



(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

感想「これは私たち全ての人間の物語」

ディズニー/ピクサー作品ですが、原作も無ければ続編でも無いので好き勝手感じたことを書けるのがまず何よりも嬉しいですね。

まず私が伝えたいのは「この映画を見ると人の見方が変わる、優しくなれる」ということです。ストーリーはとても感動的で号泣しまいましたが、その事よりもとにかく「人の見方が変わる、優しくなれる」ことの収穫が大きいです。

一人の少女の脳内の感情たちをメインとして描きながら様々な人の頭の中も見せてくれます。それを見た後だと人と接する時相手の脳内にその感情たちが宿ってると考えてしまうのです。

怒ってる時も、ムカついてる時も、恐れている時も、そして悲しんでる時も、それには理由があって、頭の中では色々と葛藤が繰り広げられていると思うと、冷静になれますし、優しく接しようと思えるのです。

そう思わせてくれただけでこの『インサイド・ヘッド』という映画は5億点レベルです。

もうこれは映画の設定の勝利でしょう。どんなストーリーであっても自分の脳内と相手の脳内を可視化してくれる映画が企画された時点で大勝利で価値あるものになってるわけですね。


それでいてストーリーが驚くくらい、憎いくらいに感情を揺さぶります。


反抗期を迎えた一人の少女ライリーの引越し先での葛藤しかこの映画は描きません。それだけの物語です。少女ライリーが引越してきたサンフランシスコで学校に馴染めず、そこから感情の崩壊が起き、脳内でヨロコビとカナシミの大冒険が繰り広げられます。

その脳内冒険ストーリーは説明しようにもあまりにイマジネーション豊かで、予告編で出てない映像に溢れているので説明不可能。映像で確かめてくださいませ!

この映画の命題はたった1つ「カナシミは必要なのか?」です。

いや、そもそもですがヨロコビという感情以外ってネガティブなものですよね。

◯ヨロコビ
=人をハッピーにするし、面白い遊びを思いつく

△ビビリ
=人を恐怖や危険から守ってくれるが、慎重にし過ぎてしまう

△ムカムカ
=嫌なものを遠ざける断る力を発揮してくれるが、怒りの導火線を引いてしまう

△イカリ
=時に決断力になるが、如何せん怒りなので抑制が効かない

✕カナシミ
=みんなを盛り下げるし、足手まといだし、ネガティブに次ぐネガティブで救いようがない

という感じです。ビビリやムカムカやイカリは何だかんだ必要ですが、カナシミなんていらないわけです。映画を見ていてもとにかくカナシミは足を引っ張りまくります。もうそれはヨロコビが可哀想と思うくらいに。

「そんなカナシミは本当に必要なのか?」

この命題を映画では突き詰めていきます。イマジネーション豊かな脳内世界は見ていて楽しく、ピクサーらしく子供も楽しめるコメディ要素を伴ってストーリーが進んでいきます。

予告編ではあんまり出てこない謎のビンボンというキャラクターが重要なキーになりつつ、物語の「カナシミは本当に必要なのか?」の答えを導き出していきます。

ビンボンのある行動に泣かされ、そこで私の感情スイッチはわけわからないことに。ここからライリーの結末とカナシミの結末にもう涙が止まらなくなったわけです。本当に素晴らしい落とし所と言いますか答えが明示されます。

自分の脳内のことよりも相手の脳内を考えるきっかけになると思います。今回吹替版ではドリカムがオリジナルソング「愛しのライリー」を歌っていますが、そこに出てくる歌詞がまた素晴らしいです。

「悲しみも怒りもいっぱい知って、楽しいも辛いも、どんどん食べて大きくなれ!」




私は子供がいませんが、きっとお子さんのいる方にはもっともっと響くのかなと思いました。しかしお子さんがいない方でも、親のことや友人のこと、また大切な人や愛する人、はたまた嫌いな人の脳内を考えるきっかけになります。

映画のディテイルや音楽など、褒めたい所しかない映画ですが、とにかく、映画を見てから人の見方が変わったのがこの映画を何よりも評価したく、みなさんにも見てほしいと思う最大の理由です。


「これはあなたの物語」


このキャッチフレーズは正しいですし、これしか無いです。

全ての人がこの映画を見たら、もしかしたら少しは世の中が優しくなるのではないかなと思ったり。

それくらい素晴らしい物語ですし、何よりも全編「おもしろい!」ので是非みなさん一人残らずご覧になってくださいませ!

どんな映画?

ミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で都会のサンフランシスコに引っ越してくる。新しい生活に慣れようとするライリーを幸せにしようと、彼女の頭の中の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が奮闘していた。しかし、ある時、カナシミがライリーの大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまう。慌てて思い出を元通りにしようとしたヨロコビだったが、誤ってカナシミと一緒に司令部の外に放りだされてしまう。ヨロコビは急いで司令部に戻ろうと、ライリーの頭の中を駆けめぐるのだが……。
参照:http://eiga.com/movie/79352/

予告編


子供心と大人心、大人は子供心を大切に!

本作『インサイド・ヘッド』の監督はピート・ドクター。『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』と言えばその手腕はもうおわかり頂けるでしょうし、クオリティの心配は不要でしょう。

ピート・ドクター監督は『カールじいさんの空飛ぶ家』で少女時代のエリーに自らの娘さんの姿を投影させました。お転婆で想像力豊かな少女ですね。

しかしそんな娘さんも11歳になると急に大人しくなって、無愛想だったり不機嫌になってしまうことが多くなってしまったようです。まあ要するに反抗期ですね。

そこでピート・ドクター監督は「何が彼女の頭の中で起こっているのか?」と考えたそうで、そこから映画の企画がスタートしたわけです。主人公が少女な理由もこれで明確ですね。

この映画では子供心と大人心が描かれます。

子供の頃ならわいわい楽しんでいたことでも、大人になると急に馬鹿らしくなったりそういう私たち誰にでもあるそれです。言い換えれば遊び心的なものが大人になるに連れ失われるよねということでしょう。

そこを映画で突き詰められて私自身も色々と反省しました。私自身は割と好き勝手生きさせてもらってますが、それでも子供の頃に比べるとヨロコビという感情は減ってる気がしますし、遊び心や冒険心は廃れてしまっています。

でもそれって忘れたわけでは無いんですよね、「自分は大人」という謎の自意識過剰によってそういったヨロコビに蓋をしてしまっているのです。

大人として世間体はある程度持っていて悪いことでは無いですが、子供の頃心から笑ったり楽しんだあの感情、大人になっても大切にしたいなと思いました。

その意味で、『インサイド・ヘッド』見てから『ピーターパン』とかそれ関連(ネバーランドとか)見たくなったりしました。

子供心を忘れない大人でいたいです。

(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.



細かいこと書きましたが、表面の「とにかく楽しい!」がさすがピクサー!

細かく真面目にあれこれ語りたくなる、大人も楽しめる素晴らしく深い作品に仕上がっていると私は思いました。

「ピクサー最高傑作」は本当です。

好き嫌いはあると思いますし、私は『ウォーリー』大好きなので『ウォーリー』と同着最高傑作ですが、でもそれくらい素晴らしい作品です。

心揺さぶられて、泣かされて、人の見方変えられたらそりゃそうなります。

そんな細かいこと抜きにして、テンポの良さがとても見やすく、笑えるシーンも満載、ライリーは反抗期というか思春期の女の子なので脳内に理想のボーイフレンドもいてそこがちょっと痛いwいやだいぶ痛いw

そういった面白さ満載で軽く見ても「これ超面白い!」になるその圧倒的な作品力は見事だなと思いました。

ですので頭の中だからと構えたりせず大人も子供も「今回のピクサー、超面白いらしい!」という噂を広めて、是非劇場へ期待して足を運んでほしいなと思います。


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最後に2つ、ツボったことを

まとめることはまとめましたので、あとはツボったことを2つほど。

まずね、ムカムカが超可愛いこういう女の子好きです(聞いてない)
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もう1つ!音楽が素晴らしい!『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー賞を受賞し、『レミーのおいしいレストラン』から『ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル』まで幅広く活躍しているマイケル・ジアッキーノが作曲しています。

今回は優しい旋律が心にすーっと入ってくるとても美しいスコアを堪能できます。これが泣かせる!!是非音楽にも注目してみてくださいませ。



という感じで一先ず書きたいことを書く殴ってみました。公開までに少し追記するかもですが、いったんここまで。


『インサイド・ヘッド』は7月18日公開です。どうぞお楽しみに!!


公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/head.html