映画『名探偵コナン 業火の向日葵』感想、どこで切っても「愛」の物語[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

映画『名探偵コナン 業火の向日葵』感想、どこで切っても「愛」の物語[ネタバレなし]

(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

『名探偵コナン 業火の向日葵』を遅ればせながら見てきました。TV/映画の全てを見てるわけではないにわかな私にはとっても楽しめる映画でした!どこで切っても「愛」の物語なのも切なく素敵でしたねえ。

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スコア

◯私的満足度
★★★★☆(4/5)
=にわかコナン好きには超楽しかったです!

◯ファミリーオススメ度
★★★★★(5/5)
=とっても楽しめるでしょう!

◯子供オススメ度
★★★★★(5/5)
=とっても楽しめるでしょう!

◯友人オススメ度
★★★★☆(4/5)
=大人同士でも楽しめますよ!

◯デートオススメ度
★★★★☆(4/5)
=何気に愛の物語!このブログに書いてることどうぞデートのトークネタにw

◯映画リピーターオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=まあコナンですので、コナンです。

◯WATCHAでレビューをチェック&書いてみる



(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

感想1「面白い!」

まず前提条件として私は名探偵コナンを隅から隅まで見て知ってる人間ではありません。

やっと最近Huluを通して映画は全制覇目前といったところですね。結構好きになってはきましたwでもマンガ読んでないしTV版ほぼ知らないしでまだまだ新参者でございます。その視点から純粋な感想を今回は書いて参ります。

何か今回のコナンは賛否が真っ二つなんですよね。どうもコナンに思い入れがあればあるほどあれこれ微妙だそうで。その点新参者な私は幸せかもですね。ホント今回楽しめました。

私は高校時代世界史が大好きで美術史も大好きな人間でした。ですので絵画ネタや最後の晩餐からのキリストと使徒の話などを絡めたサスペンスフルな展開は自然と熱が入って鑑賞していました。

そして名画を巡って人々を混乱させる怪盗キッドの怒涛の現実離れアクションが楽しい。涼しげにカリスマ性を持って犯行(一応)に及ぶキッドのカッコ良さは見ていて愉快でたまりません。

しかしいつもの怪盗キッドと何か違う。。。怪盗キッドの事詳しく知らない新参者でも「いつもの怪盗キッドと違う。なぜだ?」と台詞で言ってくれるので「なぜだ?」を考えながら見ることができます。

私は前情報ほぼ0でこの映画見たんですね。声優事情とかもそこまで詳しく無いので多少「この人ちょっと違和感」的なのを感じつつも大きく何かには気づかなかったのです。これがどうやら本作を楽しめた最大のポイントのようでした。

なぜなら真犯人の声を当ててるのが某人気俳優だから。何も見てなかったので気付きませんでしたよ。これから見られる方は声優リストを見ないで劇場へ行くと良いでしょう。この声優起用はもう少しどうにかならなかったんですかねw


最後の怒涛の展開に伏線が収束して「なるほど!」となり、キッドには感心しきりで映画終了。とっても楽しめました。


映画は時に予習をしてこそ楽しめるというハードル高いものも存在をしますが、今回の『名探偵コナン 業火の向日葵』に関しては予告編や声優リストなど、もうこれ何も見ないで鑑賞するのが正解な気がします。

そうやって映画を楽しむと良いでしょう。

(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

感想2「愛の物語じゃん!」

楽しんだ劇場から家路につく時、この映画は様々な「愛」の物語であることに気付きました。


まずコナン(新一)と蘭の愛の物語はいつものアレ。


ゴッホのひまわりを取り巻く人物たちはその絵画への愛を持っています。


真犯人の動機は行き過ぎた対象物への愛。


灰原哀のコナンへの愛も今回一歩踏み込まれます。この愛も素敵。


コナンのピンチに泣く小学生たち。これも愛。


鈴木園子のキッドへの憧れも愛。まあこれはミーハーだけどw


そして…ある種物語のキーである老女の愛…これが切ない。失った愛は辛い。


また全てが明かされた後のキッドの台詞にも愛を感じます。


とにかくどこを切り取っても愛の物語なんですよね。


「犯人わかった、おもしろくない」で終えても、愛を探求して余韻に浸っても、普通に鑑賞したら1800円。

満足は理屈ではないので絶対的に形成できるものではありませんが、今作で愛を考え、自らのそれも考えたりすると、この映画を見たことがこれからの人生の財産になるかもしれませんよ。


そんなことをしみじみ思っちゃう、素敵なコナン新作でございました。

(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

どんな映画?

歴史的名画であるゴッホの「ひまわり」をめぐって繰り広げられる謎にコナンが挑む。ニューヨークのオークション会場で、かつて日本で焼失したとされているゴッホの「ひまわり」が3億ドルという史上最高額で落札される。その絵を手に入れた大富豪・鈴木次郎吉の目的は、世界に散らばる7枚の「ひまわり」を集め、鉄壁のセキュリティを誇る日本の美術館レイロックで展示することだった。しかしそこへ、巨大宝石しか狙わないはずの怪盗キッドが現れ、「ひまわり」を奪うと宣言する。
参照:http://eiga.com/movie/81464/

予告編(鑑賞前に見なくて良いかも)

コナンの好きなとこ

私がコナンで最も好きなことは正直申し上げて「ハチャメチャ感」なんですよね。

例えば前作『名探偵コナン 異次元のスナイパー』では東京スカイツリーをモチーフにしたベルツリータワーでテロ紛いなことが起きるし、『名探偵コナン 暗黒の追跡者(チェイサー)』では東京タワーをモチーフにした東都タワーでヘリコプターからタワーに銃撃しまくりだし。

「ちょwやりすぎwww」「現実だったら大問題www」を平気でやってくれるのが名探偵コナン。アニメですし、それを迫力満点でありながらもグロさ0で描いてスピーディーに見せるのが大好きです。

今回は後半の美術館シーンのスペクタクル感も見ものですが、飛行機大好きな私は前半の羽田空港への緊急着陸シーンが超楽しかったです。

前作『名探偵コナン 異次元のスナイパー』でも浅草-スカイツリー周りを成功に再現していましたが、今回の羽田空港描写もしっかりと羽田空港まんまになっています。

国際線ターミナルのレイアウトや管制塔、A滑走路は本当にあの位置にあるし、で精巧な描写にもうテンション上がりまくりでした。

まあもちろん「緊急着陸ならC滑走路使えよ」とか「コナン国際線ターミナルで制限区域入っとるやん」とか言うにはあるのですが、その辺りは物語の突っ込みに過ぎないのでまあ良し!

とにかく羽田空港シーン良かった!このスペクタクル!この迫力!これぞコナンだ!!

(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

まとめ

今回は次回作への繋ぎと認識されてる方も多いですね。しかしそれはそれで全然良くて、怪盗キッドのいつもと違う手口を見せ、それが物語のクライマックスにより効いてくる展開は非常に見応えがありました。

今までも人気のあった怪盗キッドというキャラクターですが今回の展開でキャラクターにより深みが出たのでまたコナンとの対決見たいですね。

蘭を挟んだ時だけ利害関係が一致して協力するコナンとキッドの展開もあれ結構面白いのでまた見たいところですw

今回の映画では個人的にはコナンの物語、蘭の物語、ゴッホのひまわりを取り巻く人々の物語よりも、灰原哀視点で物語を何度も考えました。これからも彼女の物語、対コナン、対それ以上どちらも楽しみにしたいと思います。


という感じで、前情報ほぼ無し状態が完全に勝因となり超楽しめた『名探偵コナン 業火の向日葵』。

5月22日現在まだ興行しっかりとしてる状況ですので気になる方は是非声優情報や予告編などは見ないで劇場へ足を運んでみてくださいね。


おしまい。

(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会