映画『トゥモローランド』感想、面白さ満点でブラッド・バード監督好きには幸せ過ぎる時間![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

映画『トゥモローランド』感想、面白さ満点でブラッド・バード監督好きには幸せ過ぎる時間![ネタバレなし]

(C)2015 Disney Enterprise,inc. All Rights Reserved.

6月6日に公開されるディズニー新作『トゥモローランド』をお先に鑑賞させて頂きました。これは最高に「おもしろい!」です。でも賛否割れるだろうなあ。

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スコア

◯私的満足度
★★★☆☆(3.5/5)
=ブラッド・バード監督の映画はいつもホント楽しい!!今回も!!

◯ファミリーオススメ度
★★★★☆(4/5)
=楽しいですよー!夢がありますよー!

◯子供オススメ度
★★★★☆(4/5)
=楽しめる!子供同士でも語りたくなるでしょう。

◯友人オススメ度
★★★☆☆(3/5)
=冒険映画として楽しいが価値観や捉え方で見方が変わる。

◯デートオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=ディズニー好き同士、なら是非!

◯映画リピーターオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=ブラッド・バード監督映画ですのでとにかくエンタメ要素がお見事、それ以上はない。

◯WATCHAでレビューをチェック&書いてみる



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感想「ブラッド・バード映画として毎度の面白さ!」

私は本当に都合よく幸せものな人間です。

この『トゥモローランド』という映画は人によって見方、捉え方が相当異なる映画だと思います。この「相当」は要するに他の映画に比べて何倍も的な。

一般論は後にするとして、私はこの映画を見てもうとにかく楽しくて!楽しくて!見終わった後にはただただ「今すぐもう一回見せろ!見れないならサントラを爆音でかけてくれ!」なんて思いました。

私はこの映画を「ディズニー映画」とか「都市伝説映画」として構えて見ませんでした。

もちろんディズニー映画であることは軽くは認識してますが、そんなことは二の次。私はこの映画を「ブラッド・バード監督最新作!」として構えて鑑賞しました。

ブラッド・バード監督と言えばピクサー時代に『ミスター・インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』という傑作を世に送りました。その後は実写監督として『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』を監督。これまた傑作でシリーズ最高傑作と言われていますね。

ブラッド・バード監督の映画はアニメでも実写でも、とにかく「楽しい!」こと。ワクワクする瞬間、ドキドキする瞬間、笑顔になる瞬間が必ずあり、リズムを刻みたくなる音楽も相まって、ふとした時に映画を思い出しすぐにまた見たくなる中毒性があります。

物語の根底には少ししんみりだったり、シリアスだったり、そういうもんもあるのですがとにかく表面は楽しさをド直球で感じられる映画に仕上がっているのです。

『トゥモローランド』も同じです。とにかくブラッド・バード監督映画としてとても楽しい映画に仕上がっています。

私はこの映画を通して、現実世界と未知の世界の冒険旅行にワクワクし、主人公たちが直面するピンチにドキドキし、素晴らしい映像群やユーモアに笑顔になり、終わった瞬間いや、クライマックスに突入したところから「終わるな!終わるなよ!もっと見せろよ!」と思う始末でございました。

予告編こそ見てましたが、『トゥモローランド』の原案的なストーリーに詳しい方々がしの知識や情報を元に公開前から大騒ぎしていたので逆に調べる気が失せ(←流行りに乗れないB型機質)、結果的に純粋にエンタメ映画として楽しめました。

『名探偵コナン 業火の向日葵』の時も前情報無しが完全に勝因となって長楽しめたので今回もそれと同じで、「予習なんてだいたいがベスト」と改めて思いました。

ブラッド・バードの最新作として最高に楽しめた『トゥモローランド』

ただしこの映画を都市伝説映画として見たり、アンチディズニー的な価値観をお持ちの方、シリアスな終末ものを期待されてる方は感想が全く異なってくるでしょう。

誰もが楽しめるであろうワクワクする映画に仕上がっているのに、それぞれの価値感や捉え方で賛否が割れる。つまり意外と見る人を選ぶ映画な気もします。

その点で「超楽しめた!でも見る人を選ぶかも…。」と客観的には難しい立ち位置な映画だとも思いました。

とりあえずブラッド・バード監督映画が好きな方は大丈夫!絶対に劇場で楽しんで下さい。


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どんな映画?

宇宙飛行士を夢見る17歳の少女ケイシーは、ある日、自分の荷物の中に見慣れないピンバッジが紛れ込んでいるのを見つける。ピンバッジに触れたケイシーは、テクノロジーの発達した未知の世界「トゥモローランド」に迷い込むが、ほどなくして元の世界に戻ってきてしまう。そんな彼女の前にアテナと名乗る謎の少女が現れ、「再びトゥモローランドに行きたければ、フランクという男を訪ねろ」と言う。このことをきっかけに、ケイシーは人類の未来をかけた冒険に出ることになる。
参照:http://eiga.com/movie/79351/

予告編

深さより面白さ、そこが楽しめるかのキー

1964年のニューヨーク万博でディズニーが作ったイッツ・スモール・ワールドを起点に、物語は時代を跨ぎながら未来への希望の旅へと誘います。

ジョージ・クルーニー演じるフランクを軸に、子供の頃思い描いた夢と大人になって現実の干渉により描けなくなった夢が描かれ、そこに謎の都市(一応)"トゥモローランド"が絡んできます。

とこれ以上書いていいのか、いけないのか。

異次元的舞台となるトゥモローランドに関してあれこれ触れるとオールネタバレになるので細かいことは是非見て確認してほしいなと思います。

以下のことすらもしかしたらネタバレかもしれませんし、既に書いたこともネタバレかもしれませんが、この映画は秘密結社ミステリー映画では無いのです。

Plus Ultraとかいう歴史の偉人たちの秘密結社にウォルト・ディズニーも属していて〜的な話があり、『トゥモローランド』のアメリカでのプロモーションでもそれに触れているので歴史ミステリーや都市伝説好きさんはかなりワクワクしてるかもしれません。

でもそういう話ではございません。いや、そういう話、歴史の話は出てきます。しかしあくまでも物語として、娯楽要素ふんだんに描かれる『トゥモローランド』であって、ミステリー解読のダヴィンチ・コード的路線へは一切進みません。

仮に本当に秘密結社があっても、ウォルト・ディズニーの秘密を映画を使って大公開するわけはまあないわけで・・・それをネタにしつつ、ウォルト・ディズニーを改めて讃え、今この世に存在するウォルト・ディズニー・カンパニーの自己肯定的側面を全開に描いていきます。

それは別に「ディズニーすげえだろ!」で描かれるわけではありませんが、結末というかメッセージ性に「うん、ディズニーだな」を感じます。

これをブラッド・バード映画視点で楽しんでいればそれは全くもって問題のない許容範囲のそれですが、前述の通りアンチディズニーな方は格好の作品酷評の燃料となりますね。

なのでホント見る人を選びますね。

ミステリー視点で大期待して見た方の感想とかも気になりますね。でもディズニー好きなら楽しめると思いますよ。

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マイケル・ジアッキーノ音楽✕ブラッド・バード演出は至高なんだよ!

今年3月に公開されたウォシャウスキー姉弟の『ジュピター』という作品がありましたが、こちら結構酷評意見の目立つ結果となりました。しかし私は「普通に楽しめた」と感想記事で書きました。

その大きな要素はマイケル・ジアッキーノのコミカルで迫力あるスコアのおかげなんですよね。

ブラッド・バード監督作品はこの『トゥモローランド』も含めて音楽は基本的にマイケル・ジアッキーノが担当しています。『ミスター・インクレディブル』然り、『レミーのおいしいレストラン』然り、『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』然りです。

ピクサー作品では『カールじいさんの空飛ぶ家』も担当しており、こちらではアカデミー賞作曲賞を受賞しています。

ハンス・ジマーが映画音楽の1つの到達点と今現代は言われており、私も敬愛する作曲家ですが、それと全く毛色の違うコミカルさを持った「ジアッキーノらしさ」をマイケル・ジアッキーノのスコアからはいつも感じます。

特にブラッド・バード監督作品と『スタートレック』を始めとしたJJ・エイブラムス作品からはそれをより強く感じます。

『トゥモローランド』のスコアも迫力満点でSF感を壮大に出しつつ、時折かかるジアッキーノらしいコミカルなリズムがもうたまりません!

この音楽にブラッド・バード監督の楽しい!面白い!を感じさせてくれる映像は絶妙にマッチするのです。

これは至高であります。

『トゥモローランド』では特にクライマックスでテンションマックスに持って行って笑顔にしてくれる畳み掛けがたまりません!そこからのあのエンドロール曲!

お前たち〜!最高だぜ〜!!(それ違う映画というかアトラクション)

とにかく繰り返している通りこの映画は面白さ満点なのです!それでいいの!深いことは無いから探らないの!

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まとめ

前述の秘密結社Plus Ultraに関してですが、解説的な動画をブラッド・バード監督がSNSでシェアをしています。




トゥモローランドの起源的なあれですね。都市伝説としてですが。

ただし、こちらは映画をコーティングする一つの要素であって、映画にこれが詳細で出てくるわけではありません。

これらを探るミステリー要素を期待していたら「ほええ???」ってなるのはまあ無理ないわけですね。

宣伝が悪いのか、当初の計画とズレてしまったのか、どうなのか、過程はわかりませんが、おそらく大半の人が思い描いているものと違うものが出てくるのが映画『トゥモローランド』です。

ただ私は繰り返している通りブラッド・バード監督映画としてその娯楽要素を超楽しんだので文句なしに至福の時間でした。

繰り返しておる通り見る人によって感想が思いっきり異なる映画となるでしょう。

まあジョージ・クルーニーの兄貴がディズニー映画で渋く決めてるので、それでいいではありませんか。

せっかくですので楽しみましょ。ある種1つのディズニーアトラクションを楽しむようなもの。ブラッド・バード印、楽しもうと決めたなら笑顔がそこには約束されます。

公開は6月6日からです。

おしまい。