映画『セッション』感想、J・K・シモンズの狂気!!圧巻のクライマックス!![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

映画『セッション』感想、J・K・シモンズの狂気!!圧巻のクライマックス!![ネタバレなし]


4月17日に公開される『セッション』。アカデミー賞助演男優賞ほか3部門受賞の話題作ですが、「そりゃ獲るわ」と納得の凄まじい作品でした!



スポンサードリンク


スコア

◯私的満足度
★★★★★(4.5/5)
=映画体験として凄まじいので大満足!細かいことはいい!

◯ファミリーオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=過保護な親は虐待教育と言うかも。それくらい凄まじいから見る人を選ぶ。

◯子供オススメ度
★★★☆☆(3/5)
=これも上に同じで難しい。ただここまでじゃなくても努力する大切さはわかるかも。

◯友人オススメ度
★★★★★(5/5)
=「すごかったね!」と帰りで言える喜び。

◯デートオススメ度
★★★★☆(4/5)
=恋愛要素は無く害なし。凄まじさに引く人は当然いるかも。

◯映画リピーターオススメ度
★★★★★(5/5)
=まあアカデミー賞善戦したのでそりゃね。

◯WATCHAでレビューをチェック&書いてみる




凄まじい「体験」をする映画!

この映画を絶賛するのはわかる。逆にこの映画を批判するその姿勢もわかる。

私にはそんなことどうでも良くて、この映画のストーリーではない「体験」がもたらす凄まじさに圧倒された満足と言いますか衝撃が身体をびりびりと支配しています。

ジャズドラマーになりたい主人公ニーマンをやり過ぎとも言える容赦無い指導で鍛え上げていく教師のフレッチャー。指導を超えた鬼気迫る、悪役とでも言えるその狂気があまりに衝撃的で圧倒されました。

この狂気を真面目に考えて「こんな教師は教師失格!こんな人を描いた映画は教育に良くない」とか言う人が出てくることでしょう。突っ込みたくもなりますが、そんな意見も出るくらいにはこのフレッチャーは凄いということ。アカデミー賞助演男優賞を受賞したのは納得どころか当然といったところです。

全編を通して、このフレッチャーが出てればその存在感が圧倒的で、出てないところでもその存在が主人公ニーマンを追い込みそこにいないのに存在を感じるほど。「ジャズドラマーが成長する話」ではなく「ジャズドラマーが教師に追い込まれて最後は◯◯」なお話と言うわけです。

あ、追い込まれる言っても自殺とかそっちではないです。そういう的はずれな映画ではありません。これは「体験」の映画です。

全編通してフレッチャーを演じたJ・K・シモンズの存在感が圧倒的なのですが、最後はそれだけに頼らない究極の至福のラストが用意されています。繰り返している通りストーリー云々ではないんです。「体験」なのです。

クライマックスはあるドラムパフォーマンスが用意されています。そのドラムの演奏。フレッチャーに、ドラムの神に、悪魔に取り憑かれたかのような主人公ニーマンの圧倒的なドラムパフォーマンスのクライマックス。

それが終わりエンドロールに入った時私は不満が爆発しました。「スタンディングオベーションで拍手歓声させろや!!」と。熱気はあるものの普通のエンドロールな雰囲気。いやいやいやいや!ここはスタンディングオベーションでしょ!!

そんな不満が身体中を支配しました。わかりますね、この不満は映画に対する不満ではありません。映画にのめり込んで、最後のドラムパフォーマンスをライブで見てる錯覚にまで陥り、ある種洗脳されたが故の不満です。

ある意味映画を見ていて最高レベルの喜びを伴った不満ですね。

細かいことはいいので、是非これを「映画館で体験しましょう」。その体験には文句無いはず。ストーリーはシンプル。そういう重箱を突きたい方がどうぞご自由にといったところでしょう。


どんな映画?

第87回アカデミー賞では助演男優賞ほか計3部門を受賞したオリジナル作品。世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンは、伝説の教師と言われるフレッチャーの指導を受けることに。しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていく。「スパイダーマン」シリーズなどで知られるベテラン俳優のJ・K・シモンズがフレッチャーを怪演し、アカデミー賞ほか数々の映画賞で助演男優賞を受賞。
参照:http://eiga.com/movie/80985/

予告編

冷静に振り返れないこの感覚・・・

細かいこともう書く気無いしどうでもいいです。他の方のブログ漁って下さい←投げやり

もうこの「体験」の衝撃と熱狂と感動、言葉の羅列がよくわからなくなるこの感覚。それをもう味わってくれとしか言えません。

クライマックス本当にたまりませんでした!至福というか絶頂というか快感というか。何か卑猥に聞こえるな、まあいいや。ホント最後のこの感覚たまりません!!

私はこの師弟関係にある種の憧れを持ちました。「自分がやると決めたものにの対して死と隣合わせになるまで熱中して最後はその成果を体現したい!」そう思いました。

あれこれチャレンジをするタイプの人間ですが、スポーツ的なものでそれはしたことはなく肉体的限界へ挑戦したこと無いんですよね。この映画『セッション』のドラム指導は肉体的×精神的極限へと到達するのでそれは苦しそうだけど「ここまでやってみたい」と思いました。

これ、そう思わないと不快な映画かもしれません。ホント虐待と言うか体罰教育に近い指導が映画では展開されるので、現実世界、しかも日本の教育のそれと生真面目に比較したらあーだこうだいう方出てきそうです。

また、極限なんて味あわなくて良いと思う方もいるでしょうし、そういう方には「何か無理しちゃってー」となるかもしれません。その感覚もまた間違いではありません。

私はこの極限を快感と思い憧れてますが、それは一種の洗脳かもしれませんし、正しいかはわからないのです。

とかいう倫理的な面をあれこれ考えてしまう、それすら私は魅力だと思ってます。

何言ってるのかわからなくなってきた…。


ジャズ好きさんはもちろん必見、吹奏楽部&バンド経験者も

極限の表現を私たちも体験出来るという意味では、ストーリー違えど『ブラック・スワン』に似てる部分もありますね。あれはバレエ経験者が見るとあれこれ思えたようですね。

本作はジャズドラムの極限表現ですので、ジャズ好きさんはもちろん吹奏楽部やバンドの経験者は色々と思うことがあると思います。良くも悪くも。そういった自らの経験と重ね合わせうことのできる映画は価値をもたらします。

私こう見えてフルートを演奏していた経験がありますので、少しジャンル違えどまた演奏したい欲が出てきました。こういう感覚、経験者は味わえるはずです。


『セッション』は4月17日から公開です。J・K・シモンズの狂気と圧巻のクライマックスを体験せよ!!


関連商品

Whiplash
Whiplash
posted with amazlet at 15.03.05
Various Artists
Varese Sarabande (2014-10-07)
売り上げランキング: 34,402