映画『ジュピター』感想、様々なSFオマージュ×ウォシャウスキーイマジネーションで「面白い」を感じる超大作![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

映画『ジュピター』感想、様々なSFオマージュ×ウォシャウスキーイマジネーションで「面白い」を感じる超大作![ネタバレなし]


3月28日に公開されるウォシャウスキー姉弟の新作『ジュピター』をお先に鑑賞させて頂きました!オマージュ×オリジナリティが至福の面白いSF超大作に仕上がっています!



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スコア

◯私的満足度
★★★☆☆(3/5)
=娯楽SF超大作に仕上がっていて面白い!と素直に思える映画でした。

◯ファミリーオススメ度
★★★★☆(4/5)
=何も害がなく2時間ちょいの映画なので楽しめます。

◯子供オススメ度
★★★☆☆(3/5)
=害は無し。話が宇宙規模なのでその辺人物相関が難しく感じるかも?

◯友人オススメ度
★★★★☆(4/5)
=気軽に楽しめます。

◯デートオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=SFアクション超大作なのでデートムービーではありませんが害は無いです。

◯映画リピーターオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=クラウドアトラスほどガツンとした内容ではありませんが、『マトリックス』ぶりのオリジナルですので是非とも。

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一言感想

賛否真っ二つも賛成派は超大絶賛だった『クラウドアトラス』の後のウォシャウスキー作品なわけですが、私は『クラウドアトラス』よりこっちの『ジュピター』の方が好きでした。

如何せん「普通におもしろい」んです。2時間位で長すぎないし。

ウォシャウスキーらしい良くも悪くもCG描写満載でアクションシーンもてんこ盛りなので、ストーリーは途中あってないような状態に陥りそうになりますが、変に「もしかしたら続編やるかも」的にもなら無いラストでスッキリ!

日常を刺激なく過ごす主人公ジュピター(ミラ・クニス)が、宇宙規模の争いに巻き込まれる夢の様な展開もオリジナルでウォシャウスキーだからこそぶっ飛んでるけど破綻せず面白いイマジネーション。

元兵士のケイン(チャニング・テイタム)は硬派で嫌味の無いキャラだし、ショーン・ビーンの役が超いいオヤジ半端無いし、今年アカデミー賞受賞したエディ・レッドメインが超ヘタレな悪役を演じてるのも魅力的。

あまりにぶっ飛んでるように見える世界観の中にそれら主要人物が見事にマッチして浮いていません。そのバランスの中で映画を楽しむことができました。

オリジナリティを出しつつ、この映画あらゆるSF映画のオマージュに溢れています。SF詳しくない私でもあれこれ何か懐かしさも感じたので、SF好きは「あ、これはアレか!?あれはコレか!?」と発見する楽しさも感じることができるかもしれません。

他にもツボった点などありますがまあそれはまた後述で。

『マトリックス』的な映画ではなく、銀河を舞台にした壮大な世界大戦というか人間が搾取されるかも的なお話。壮大なアクションから壮大な物語から楽しむ要素満載の映画になっており、害なくみなさんにオススメできる映画であります。

感動系では無いので星は3くらいにしましたが、「面白かったです!」と終わった後配給会社の方へ言うくらいには満足できました。


どんな映画?

アンディ&ラナ・ウォシャウスキー姉弟によるオリジナルのSFアクション大作。高度な知性を持った異星人によって管理された地球を舞台に、遺伝子操作された元兵士のハンター・ケインが、地球にいる女性ジュピターを探し出し、その命を守るため戦う姿を描く。ケイン役に「G.I.ジョー」のチャニング・テイタム、ジュピター役に「ブラック・スワン」のミラ・クニス。ウォシャウスキー姉弟にとって原作のないオリジナル作品は「マトリックス」シリーズ以来で、自身初の3D作品。
参照:http://eiga.com/movie/78098/

予告編


これだけは語らせて!音楽最高!

SFが詳しい方のレビューであれば、あのシーンが何のオマージュで、この世界観はあーだこうだーって語れると思うのですが、自信無いので自粛w

私が語りたいのは音楽ですね。というかこの音楽あってこそ私『クラウドアトラス』より好きかもとなってるのかもしれません。

本作の音楽を担当したのはマイケル・ジアッキーノ。『カールじいさんの空飛ぶ家』『ウォーリー』から『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』まで幅広くわくわくする音楽を生み出している方です。

今回のマイケル・ジアッキーノの音楽を映画を見ながらかなり意識しました。『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』でも発揮したちょっとコミカルだけどわくわくと緊張感を持たせてくれる音楽ががんがん鳴っていたのです!

特にこの曲!


このシーン、複数の場面のクロスカッティングで映画のストーリーがぐいぐい進むシーンでかかったこともありもうテンション上がりまくり!まるで『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』のぐいぐい音楽で盛り上げるシーンのようなカタルシス!

言葉のボキャブラリー乏しくて恐縮ですが「ドキドキ!ワクワク!」できるこの映画で最も好きなシーンでした。あ、言うまでもなくミラ・クニスのクールな美しさもあってこそですけどねw

エンドロールの音楽までガンガン鳴らしまくるので、「うるさい」と思う方もいるでしょうwしかし、この手のSFアクション超大作には「それらしい」音楽で良いと思います!超大作らしくない『インターステラー』の荘厳な音楽の真逆ですが、どっちも好きです!


エディ・レッドメインが何かいいwww

第87回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインが本作では実質悪役というかラスボス的なものを演じています。

ただこのエディ・レッドメイン演じる今回の役は例えばジョーカーとか、そういった悪役的強さを持っているわけではありません。言うならば支配者でしか無いわけで、それは世襲的になったものと思われるので強そうで強いのは権力的なそれだけ。

人間的にはクズですし、自分一人になるとヘタレ全開wそれがまた何か面白いんですよねw『マイティー・ソー』のロキ的な愛嬌もないし、ホントヘタレという言葉が似合いますw

これって、実はエディ・レッドメインの特性にしっかり合ってまして、エディ・レッドメインあってこそ体現できてる気がするんですよねえ。

エディ・レッドメインはちょっと小ざっぱりというか、存在感が超大作で主役張れる感じでは無いので絶妙なキャスティングだったと思います。これトム・ハーディとかじゃ絶対演じれませんもんw

エディ・レッドメインが主演男優賞を受賞し、スティーブン・ホーキングを演じた『博士と彼女のセオリー』は3月13日公開。悪役を演じた『ジュピター』は3月28日公開。2つの作品でエディ・レッドメインを比べてみるとこの人がどれだけ凄いかよりわかると思います。


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エンドロールまでカッコよく!

さて本作のエンドロールは特に凝った何かではありませんが、カッコ良い音楽とカッコ良い文字の出し方で、スッキリ終わったラストシーンの余韻というかテンションをより上げてくれます。

感想は人それぞれだと思いますが、あれこれ細かな話ではなく「面白かったね!」と言える映画だと思うので是非みなさんもこの映画「大画面×良音響」でご覧になってみてください。

ちなみに私が見たのは3D×字幕バージョン。比較してないので2Dとどっちが良いかは言いにくですが、3D×字幕で迫力を楽しめたということは明確にしておきましょう。

『ジュピター』は3月28日公開、どうぞお楽しみに!


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