実写版『シンデレラ』感想、完璧。「勇気」と「優しさ」、そして「希望」、ベストスタンダードこそが至高と思える映画[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

実写版『シンデレラ』感想、完璧。「勇気」と「優しさ」、そして「希望」、ベストスタンダードこそが至高と思える映画[ネタバレなし]


4月25日公開の実写版『シンデレラ』をお先に鑑賞させて頂きました。驚くほど素晴らしい作品でした。もう最高すぎる。


スコア

◯私的満足度
★★★★★(5/5)
=文句なし!完璧!心を奪われた!

◯ファミリーオススメ度
★★★★★(5/5)
=楽しめます!

◯子供オススメ度
★★★★★(5/5)
=はい、楽しめます!

◯友人オススメ度
★★★★★(5/5)
=もちろん楽しめます!

◯デートオススメ度
★★★★★(5/5)
=これに行かないで何に行く!?

◯映画リピーターオススメ度
★★★★☆(4/5)
=シンデレラ王道にそのまま実写化なので賛否はあるでしょう。

◯WATCHAでレビューをチェック&書いてみる



一言感想「驚いた…」

まさかここまで素晴らしい映画だとは思いませんでした。

素晴らしいとは完成度はもちろん、映画が心にすーっと入ってきたということであります。1950年の『シンデレラ』の焼き直しじゃないのとか思ってて本当にごめんなさい。本当に素晴らしい映画でした。

1950年のディズニーアニメ版『シンデレラ』、誰もが知っているそれを改変は大きくせずスタンダードに実写化。そこにプラスαで削られていたエピソードをうまく盛り込み至福のベストスタンダードのシンデレラに仕上がっておりました。

記憶が薄いのですが『シンデレラⅡ』と『シンデレラⅢ』は無視ではなくそこからもうまく取り込んでいる気がします。この辺は公開されたら解説してくださる方出てくるかなと思いますね。


このご時世で、あのディズニーの映画。実写化するに当たってそのクオリティはファンタジー描写含めて申し分無し。ここは褒めるとかではなく当然の出来になっておりました。そこは正直どうでもいいです。問題ないので。

とにかく私は今回の実写版『シンデレラ』という映画に心を奪われました。おとぎ話の世界に冒頭から掴まれ、新たな『シンデレラ』の世界の中のシンデレラが幸せになるように願いながら映画を見届けました。

トレメイン夫人を演じたケイト・ブランシェットの悪い感じが本当にウザい(褒めてます)、そしてチャーミングにチャーミングをコーティング(日本語おかしい)したようなフェアリー・ゴッドマザーを演じたヘレナ・ボナム=カーターが良い存在感。王子も姉妹も新たなる『シンデレラ』を見事に体現しておりました。

そんな『シンデレラ』の主役はもちろんシンデレラ。憎めない、愛さずにはいられないリリー・ジェームズ演じるシンデレラが本当に素敵で彼女の幸せを切に願ってしまうほど最初から引き込まれました。

この映画は1950年の誰もが知っている『シンデレラ』をベースにスタンダードに新たなる『シンデレラ』を構築していました。言うならばノーサプライズ。しかしその堅実にベストスタンダードで出来上がった実写版『シンデレラ』は、今までのどのディズニー映画にも勝る輝きを放ち、私たちを魅了してくれるのです。

ベストスタンダードに作って新たなる美しい映画がここの出来上がったこと、それを体験したことがサプライズでした。ノーサプライズを持ってサプライズ。何ですかこれ、傑作ですか、傑作ですね。

「シンデレラなんで所詮シンデレラ」と侮ってる方もいらっしゃるでしょう。特に男性で。これはただおとぎ話の実写化ではありませんよ。この映画はおとぎ話を私たちに語りつつ、今この現在社会でいきる私たちに力強いメッセージを与えてくれるものになっています。

エンディングの音楽、1曲目はオリジナル曲の"Strong"。「強さ」という意味ですね。

「おとぎ話は幸せな世界だけれど、この世は苦しみや悲しみがあるもの。あなたの心を変えることができるのはあなた自身なのよ。あなたの心を信じて、あなたの太陽を永遠に輝かせて。」

そんなメッセージを最後に力強くもらって劇場を出るのです。素晴らしすぎるだろ!!

ベストスタンダードは古さではありません。ベストスタンダードを改変せずしっかり現代で描き直すことで現代の私たちに強さと勇気と希望を与えてくれるのです。それが実写版『シンデレラ』。

そんなパワーまでもらって、シンデレラストーリーもしっかり体験。何度でも劇場へ見に行きます。素晴らしい、素晴らしい、本当に素晴らしい『シンデレラ』を送り出してくれてケネス・ブラナー監督、ディズニーさん、ありがとうございました。


どんな映画?

母を病気で、父を事故で失ったエラは、父の後妻である継母とその連れ子のドリゼラとアナスタシアに「灰まみれのエラ」を意味する「シンデレラ」と呼ばれ、召使いのように扱われていた。ある日、耐えきれずに家を飛び出したエラは、森の中で城で働いているという青年キットと出会い、心を通わせる。王子である身分を隠していたキットは、城に帰ると父である国王から政略結婚を勧められるが、森で出会ったエラが忘れられず、彼女を探し出すため国中の未婚女性を招いた舞踏会を計画する。
参照:http://eiga.com/movie/81450/

予告編

リリー・ジェームズ抜擢が見事過ぎた

もう完全に実写版『シンデレラ』にひれ伏しております。

今回実写版『シンデレラ』が決定した時私は不安しか無かったんですね。だって誰もが知ってる話だし、それ故に改変はしにくいだろうし、改変しないならしないで知ってる話だから面白くないだろうしと。

プラスしてシンデレラを演じるのがリリー・ジェームズと知って余計に不安になったんですね。如何せんちょっと地味な感じなんですもん。

しかし冷静に考えれば『シンデレラ』は灰かぶり姫であるわけですね。地味上がりで王妃への道を掴む文字通りシンデレラストーリーにはベスト・オブ・ベストなキャスティングでした。失礼なことを考えて本当に申し訳なかったと反省しております。

この実写版『シンデレラ』のリリー・ジェームズ、本当に可愛くて美しいです。その魅力に世界で何万人が恋をするのでしょうか。いや、もう相当してますね。4月25日以降、日本でも多くの方がリリー・ジェームズに恋すればいいなと願っております。


1級品の衣装とセット、映像と音楽

問題なく第88回アカデミー賞の衣装デザイン賞と美術賞にノミネートされるであろう衣装とセット。『シンデレラ』の世界観を見事に作り上げています。

ドレスやセットは1950年の『シンデレラ』から少し異なっています。私自身あらゆる『シンデレラ』を存じ上げているわけではないので細かい部分は話せないのですが、今回の実写版『シンデレラ』にはこれしか無かったというレベルで見事にマッチしてます。

スワロフスキーが散りばめられたドレス、一度生で見てみたいものです。


映像は美しさが際立つものでこれももううっとりですね。ビビディ・バビディ・ブーのシーンや魔法が解けるシーンはコミカルにしつつ美しく、舞踊会はとにかく美しく美しく美しく。そしてラストは静かにしかし熱くロマンティックに。映像表現に心をわし掴みされました。

音楽はパトリック・ドイルが登板してますが、これも変に現代アレンジせずベストスタンダードに美しいシンデレラの世界観を盛り上げてくれます。映画鑑賞前にサントラ聴いた時はピンと来なかったんですが見終わってからだと脳内補完できてたまりません。お見事です。


私たちもベストスタンダードを嫌ってはいけない

仕事でも勉強でも人生そのものでも、何かに得意になってくると何か変わったことをしたくなるものです。新しいことをすることは経験や学びになりますが、ベストスタンダードを毛嫌いする必要は無いんですよね。

地に足の着けて堅実にしっかりと歩むこと。その上で何か変わった挑戦もたまにはしてみるのが良い人生なのかもしれないと今回の実写版『シンデレラ』を見て思いました。

例えば今まさに書いているこの映画ブログもそう。この記事で1000記事目ですが、変に風変わりなことはせず堅実にコツコツとしっかりと映画記事を今後も書いていきたいと思ってます。

映画を見て、その映画の完成度に感服し、自らの心に強さと勇気と希望をくれた実写版『シンデレラ』。

この初見はまだスタート。ここから『シンデレラ』をより知っていければと思います。素晴らし映画に会えた喜びに包み込まれながらそろそろおしまいとしましょう。

実写版『シンデレラ』は4月25日より公開です。


⇒公式HP:http://www.disney.co.jp/movie/cinderella.html

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