『はじまりのうた』感想、夢は既定路線じゃなくても実現させれる![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『はじまりのうた』感想、夢は既定路線じゃなくても実現させれる![ネタバレなし]



2015年2月公開のキーラ・ナイトレイ×マーク・ラファロ主演の音楽映画『はじまりのうた』を一足お先に鑑賞したので感想を書きます。『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督の最新作になります。


スコア

◯私的満足度
★★★★☆(4/5)
=夢を明るく叶える姿とキーラナイトレイの歌声に感動しました。

◯ファミリーオススメ度
★★☆☆☆(2/5)
=家族で「楽しむ」ではないかもですが害はありません。

◯子供オススメ度
★★☆☆☆(2/5)
=夢や恋愛なので子供向きではないかなあと。害はないですが。

◯友人オススメ度
★★★★☆(4/5)
=音楽の好みはあるかもですが「良い映画だったね!」となる方が多いかなと。

◯デートオススメ度
★★★☆☆(3/5)
=失恋や復縁を迫る男を描いてるので意外と向いてはないです。どろどろ系ではありませんが。

◯一人映画オススメ度
★★★★★(5/5)
=音楽を堪能し、自分の夢と照らし合わせ、前向きになれる。一人で劇場を出た余韻はたまらないかと。

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夢を叶えるには想像力と情熱だ!

この映画は「夢」を描いているので、人それぞれ思うことがあると思います。もちろん私自身もです。

キーラ・ナイトレイが一切デビュー欲とか無いシンガーを演じていて、たまたまライブハウスで歌ったのを聴いたマーク・ラファロ演じるプロデューサーがデビューさせようとするお話です。とは言ってもこのマーク・ラファロ演じるプロデューサーは俗に言う敏腕では無いので、デビューの手順は知ってても一人の力では業界を動かせません。

というか彼女の魅力は潜在的というか誰もが「凄い!」と一目で思うタイプでは無いので、業界の人の聴かせてもイマイチ魅力が伝わりません。

この映画(というか登場人物たち)の凄いところはここからの展開なのです。私たちが「夢の実現」の教訓としても活きるものです。


「通常のデビュー手順が踏めないなら、自分たちでCD作るまでやっちゃえばよくね?ん?スタジオ借りるお金がない?何とかなるんじゃね?ん?ピアノがいる?お金がない?何とかなるんじゃね?」


一見馬鹿に見えますが、これを一つずつ想像力とアイディアで実現させてっちゃうんです。人を動かすのがやはりハートだなと思える展開です。

もちろんその展開の中には苦難あり嫌味ありなわけですが、マーク・ラファロ演じるプロデューサーの過去(良い意味での)がうまい具合に働いて物語が動いていきます。

キーラ・ナイトレイ演じるシンガーも恋愛で色々あったのですが、この夢実現というかいつしかデビューへ奔走するようになってから成長していきます。

映画の物語に感動というよりも、映画に登場する人物たちの一生懸命さに心が動かされる作品という感じです。


映画を楽しむためにもう一度見たいというよりも、自分自身が目標達成へくじけそうになった時に教科書というか処方箋代わりにしていきたい。


そんな映画です。



キーラ・ナイトレイの歌声&楽曲が素敵

キーラ・ナイトレイと言えばやはりラブコメだったりパイレーツだったり時代ものだったりを連想する方が多いでしょう。本作は少し恋愛要素入ってますがシンガーとしてのキーラ・ナイトレイもとても魅力的でした。

どうも彼女が歌う姿が想像できなかったのですが、うまいとか下手じゃなくて驚くほど普通に歌い上げています。そう、この映画の展開そのものである「すぐに魅力が伝わらない」的なちょうど良い感じなのです。普通に聴き入るからうまいっちゃうまいか。

キーラ・ナイトレイの歌う楽曲たちがとても素敵で、キーラ・ナイトレイドーピングも相まって本当に素敵なシーンの連発であります。



マーク・ラファロは少しやさぐれ役が本当にピッタリ!

『グランド・イリュージョン』の役と仕事は全然違いますが雰囲気が似てるマーク・ラファロの本作の演技。

悪い人ではないどころかちょっと抜けたやさぐれたいい人演じさせたら本当に魅力的ですね。マーク・ラファロは決してイケメン俳優ではないと思いますが、愛嬌というか安心感がありますね。

その魅力が本作でも存分に活かされており、いい感じでキーラ・ナイトレイを立てているのも好感。マーク・ラファロをご存知でない方は本作で魅力を発見し、大好きな方はより好きになれると思います。



夢の実現とその過程の笑顔が印象的

本作の登場人物たち(バントたち)はレコーディング中本当に楽しそうに演奏したり歌ったりしています。これがとてもとても魅力的でした。

歯を食いしばってトレーニングして夢を実現するのは必要な行為ですし、音楽に関わらずそういう努力があってこそ幸運を掴めるところもあると思います。

本作ではその辛い努力は描かれませんが、楽しい努力は描かれます。そのバランスってとても大切だと思うのです。

努力に「楽しい!」や「笑顔」が入るとそれは思い出になります。努力が減る笑顔は微妙かもしれませんが、心から頑張って夢への実現の過程も楽しんでいる笑顔を本作では見ることができ、こういうのが一番幸せだよななんて思うことができました。

私もまだまだ未熟で、人生で実現したいことが多々あるわけですが、本作を通して「楽しみながらもう少し頑張ろうかな!」なんて思えました。

素敵な作品でした。日本公開は2015年2月、お楽しみに!





『はじまりのうた』基本情報

タイトル
=はじまりのうた

原題
=BEGIN AGAIN

監督
=ジョン・カーニー

キャスト
=キーラ・ナイトレイ
=マーク・ラファロ
=ヘイリー・スタインフェルド
=アダム・レービン
=ジェームズ・コーデン

ストーリー概要
イギリスからニューヨークへとやって来たシンガーソングライターのグレタは、恋人デイブに裏切られ失意のままライブハウスで歌っていたところを、落ち目の音楽プロデューサー、ダンに見出される。ダンに誘われてアルバムを制作することになったグレタは、ニューヨークの街角で次々とゲリラレコーディングを敢行していく。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=77SqH-5e_ws