【メールで頂いたご意見をご紹介】『アナと雪の女王』の原作が"雪の女王"、"雪だるま"以前に"聖闘士星矢 アスガルド編"であるという指摘について - Cinema A La Carte

【メールで頂いたご意見をご紹介】『アナと雪の女王』の原作が"雪の女王"、"雪だるま"以前に"聖闘士星矢 アスガルド編"であるという指摘について


3月14日よりいよいよ日本公開となる『アナと雪の女王』。私既に鑑賞しており"超大絶賛レビュー"を書いております。で、魅力に関してはもうそっち読んで劇場へ行って頂ければ良いのですが、本日は否定的なご意見をメールで頂いたのでご紹介致します。まあ要するに『アナと雪の女王』は盗作、パクリだというご意見です。


※以下2通のメールを送信主の許可の上で掲載しますが、作品そのものにではなく製作スタンスに対してかなり批判的なご意見となっております。また、あくまでも頂いたメールのご紹介ですので私の意見ではございません。その点ご了承の上お読み下さい。


1通目
原作の話がでていましたが、海外のディズニーフォーラムなどでも既に話題になっているようですが、1986~89年製作の日本のアニメーション「聖闘士星矢 アスガルド編」の影響が、アンデルセンの「雪の女王」「雪だるま」よりも強いことは、非常に明らかです。
(「聖闘士星矢」はアメリカはじめ全世界で放映されました。)。

参考リンクいくつか貼っておきます。
http://goo.gl/o9jQjj
http://goo.gl/SHNHEz

 私自身は「アナと雪の女王」をまだ観ておりませんが、公開されているビデオクリップをいくつか観て、良い作品であることは疑っておりません。しかし、ディズニー社が殊更にオリジナルストーリーであることを強調しているらしきことには不信感を抱きます。

「ライオンキング」のときにディズニー社は日本の漫画作品の影響を認めることを頑なに拒否し、逆に手塚治虫氏の業績を貶めるような酷い真似をされました。そういう意味では「ライオンキング」が素晴らしい作品であっても、いち日本人として絶賛する気にはとてもなれません。ですので「アナと雪の女王」にも「ライオンキング」と同様の問題があると知り、柳下様の「アナと雪の女王」絶賛評を読んで、複雑な気持ちがしましたことをお伝えします。



2通目(該当箇所のみ抜粋)
「聖闘士星矢アスガルド編」Wikipediaのあらすじ程度では「どこが似ているの?」と思われ、わかりづらいかもしれませんね。

私の方は「アナと雪の女王」を未見で、ネタバレ含むあらすじやビデオクリップをいくつか見た程度ですが、「聖闘士星矢アスガルド編」中の王女姉妹のストーリーを軸にストーリーを構築し、アンデルセン「雪の女王」「雪だるま」も参考にした、ように思えます。

むしろ、ネタバレ含むあらすじを見た感じでは、アンデルセン「雪の女王」の影響はほぼないようにすら思えます。「雪の女王」のファンの方が酷評された、というのはよくわかります。

 先のメッセージが曖昧な感想で終わっており、年頭から不快なご気分にさせてしまったようでしたらお詫び申し上げます。お伝えしたかったのは、「複雑な気持ちになった」という部分です。

 「ライオンキング」という作品は(オールドアニメファンにとって、日本のアニメ・漫画界をまとめてディズニー社に足蹴にされた昔の事件を思い起こし、タイトルを見ただけで、それこそ色々と「複雑な気持ち」になるのですが)単体では名作だと思っています。

作品評価は、手塚治虫作品の翻案であるか否かとは関係ない、独立したものであるべきという考えからです。「アナと雪の女王」の作品評価も同じです。ついでに言ってしまいますが、「聖闘士星矢アスガルド編」質的に高くはありません。私はオールドファンですので、見ることはありますが、そうではない方が、検証以外の目的でわざわざ視聴するような作品ではないと思っています。

作品そのものではなく、原作がこうで、製作者のスタンスがこうである(だろう)という柳下様の記述の部分で、それは違うんじゃないか?といことに(オールドアニメファン故)たまたま気付き、それも含めての絶賛評、ということには、コラムの一読者として複雑な気持ちだったよ。というのが先のメッセージの意味です。

 北米で 10年くらい前にローカルネットワークで放送されていた、アジア産の暴力的アニメーションからインスピレーションを受けた。という製作裏話が、ディズニー公式の商売的に都合が悪いから、問題のないアンデルセン童話が原作ということにしたよ。というのが真実であるなら、創作者として誠実な態度とは思えませんし、「オリジナルストーリー」として評価するのはどうかと思うのです。


-----引用ここまで-----

これ以降もブログへの掲載許可等に関してやり取りを行ないましたが、製作スタンス批判に関してはこの2通にほぼ集約されていたのでこの2通をご紹介させて頂きました。

私はディズニーリゾート年パスを3年やってましたが魔法が解けて一般人に戻りました←ディズニー映画に関しては舞浜通いにハマっていた時から実はそこまで神格化しておりません。あくまでも全ての映画の中のディズニー映画としていつも鑑賞しております。ですので先に紹介した『アナと雪の女王』のレビューでは『塔の上のラプンツェル』を「物足りない」とファンからフルボッコ確定の一言まで放っております。

よって今回のメールを頂いても感情でどうこうはなく「詳しいわ・・・」という感じでした。今回頂いたご意見は日本の昔のアニメーションが好きだからこそのご意見であります。つまり『アナと雪の女王』の製作スタンス批判は仮説から述べられております。ただあれでしょうね、モチーフにしたことへの怒りというよりそれを隠してアンデルセン原作だけで売ってるところが気に食わないんだろうなとは理解しました。

私は"聖闘士星矢 アスガルド編"を見てない以上今回の意見に関して持論を述べることはできません。私自身はアンデルセンの"雪の女王"と"雪だるま"を合わせた上でディズニーテイスト+今までのディズニーの脱却(真実の愛の再解釈)=『アナと雪の女王』くらいな認識です。"Let it go"とか神曲だし。

私の『アナと雪の女王』の絶賛意見はあくまで一映画をアンデルセンを読んだ上での大絶賛であり、その意見を変えるつもりはございません。相手の意見を承認しつつ、私は単純に一映画として楽しんで絶賛をしてるのでご理解くださいませ。だって面白いもんは面白いですから。メールの送信主さまにはこの点はご理解を頂きました。相手のご意見も尊重しております。

ディズニーに限らず、映画界、いやむしろこの世のビジネスというのは綺麗事だけで成り立ってるわけではありません。理想を貫きたいと意気込む若い力も少しずつ各業界の汚い部分やタブー、慣れによって失われていってしまうのです。嘆いても仕方ありません。それが現実です。(つまりディズニースタジオアニメ=パーフェクトなどとは一切思ってないし、今回の件だと「やっちまったぽいね」という感じ)

また「ほう、ディズニーもこう悪く思われてるんだな」と今回は勉強になりました。元年パスということもあり周りには自然とディズニー好きな方多いですからね。今回のようにご丁寧に説明&批判をしてくださるのは大変ありがたいことです。一方向からの意見や評価だけだと思考が腐るので、この場を借りてメール頂いた方へ改めて感謝申し上げある次第です。

今回頂いたご意見に関しては非常に痛烈で物議を醸すかもしれませんが、内容を伴っておりましたので議論も上等ということでシェアさせて頂きました。

今回ご指摘されたようなことは映画を鑑賞する際気にするものではありません。感想を超えた論評する上で気にすればよいでしょう。『アナと雪の女王』は文句無しの"新たなる"ディズニーの境地へ踏み込んだ作品ですので、とにかくみなさん見てくださいよ。その上で賛否やこの原作問題について語りましょう。

ちなみに頂いたメールこんな感じです。新年早々長文ありがとうございましたm(__)m


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