グロースハックの観点から映画作品公式Twitter/facebookがほとんどうまく言ってない理由を検討してみる - Cinema A La Carte

グロースハックの観点から映画作品公式Twitter/facebookがほとんどうまく言ってない理由を検討してみる


今回は厳密にはグロースハックのコラムではないので場合によっては歪めてると叱られそうですが、内容は伴うので許してください(´・ω・`)←

今回はグロースハックの話を少し登場させながら映画作品の公式SNSの運用がダメダメな件を書いていきたいと思います。


先に言いたいことを書いておきますと、


最終的に放置するならやるでない。やるからには出口をどうするかちゃんと考え見切り発車せず本気でSNS運用すべし!!ということです。



槍玉に挙げてる感じもしますが、成功事例も示すのでご了承ください。あんまディスるとマスコミ試写状来なくなるかも・・・

Twitterやfacebookのアカウントを企業が開設して運用するのは何ら不思議ではなく、むしろやって当然くらいの時代になってきました。そんな中各映画配給会社も公式アカウントを開設し、非常に面白いアカウントからクソアカウントまで様々溢れております。

配給会社のアカウントとは別途、映画作品単体のTwitterやfacebookアカウントの開設も非常に増えてきましたねえ。でもこれがまあ何と言いますか、「そのアカウントさ、時間だけかかってて集客効果ちゃんとあんの?」というものが何て多いことか。


実例出していきましょう。
すいませんね、担当の方読んでましたら・・・(このブログは結構映画会社さん読んでる…)



ダメ実例1:『アルバート氏の人生』公式Twitter&公式facebook
・Twitter=https://twitter.com/albert_movie
・facebook=https://www.facebook.com/albert.movie

Twitterのフォロワー数は194人、facebookのいいね数は312人です。

これ意味ありますかね?もちろん数人は見に来てると思いますが、非常に少ないです。またこの後出す例でも同じこと言いますが「公開されて落ち着いたらアカウント放置状態。DVD発売のプロモーションすらない。」のです。数が少ないというより突っ込みたい最大のポイントはここです。



ダメ実例2:『アメリカン・ハッスル』公式Twitter&facebook
Twitter=https://twitter.com/americanhustlem
facebook=https://www.facebook.com/americanhustle.jp

Twitterのフォロワー数は1164人、facebookのいいね数は6626人です。

そこそこ繁盛してますね。facebookは有料広告使ったのでしょう。興行は大して盛り上がりませんでしたが、今年のアカデミー賞を席巻した作品の1つですのでアカウント運営もそれなりに楽しくできていたのではと察します。しかし、「アカデミー賞終了と同時にTwitter/facebookとも投稿激減で、行き着く先はアカウント放置では?」と思う次第です。1年後、『アルバート氏の人生』と同じ状況になっていると思われます。好きな映画なんですけどね!!!!



ダメ実例3:『風立ちぬ』公式Twitter&facebook
Twitter=https://twitter.com/EigaKazetachinu
facebook=https://www.facebook.com/kazetachinu.movie

Twitterのフォロワー数は6131人、facebookのいいね数は36366人です。

昨年興収ナンバー1の作品なのでさすがの数ですが、投稿内容見てみるともう何て意味のないものが並んでいるか・・・(笑)ニュースサイトや映画サイトと同じ情報ばっかり。「投稿は何と9月でストップ。アカデミー賞ノミネートされても更新されず、アカウント放置状態。」



そう、映画作品のアカウントを作成すると大半がその後放置されてインターネットという広い海原を漂流することになるのです。出口ちゃんと決めとけやあぁぁぁぁ!!!!!


ここでグロースハックの説明文を持ち出します。「数値データやユーザーからの意見等を踏まえ、自社のサービスや商品の成長に繋げること。それがグロースハック。」つまり中長期の先を見据えた戦略を、その時の数値分析も踏まえ改善を重ねながら行っていくことが必要なのです。上の3つのアカウント及び大半の映画作品アカウントはそれができていないわけです。

とか言うと「じゃあどうすりゃいいんだよ?(´・ω・`)」とかなるわけですが、大きく選択肢は2つあります。

1つ目=出口が見えないものはやらなきゃいい。配給会社の総合アカウントだけ本気で使えばいい。

2つ目=『テッド』公式を見習え。

この2つになります。ソーシャルメディア全盛期だからと言って、何でもやればうまくいくなんて大間違えです。大半は失敗してるのです。その現実を知り、小規模映画やSNS運用スキルの無い会社は潔くやめるべきなのです。もしくはケチらないでちゃんと専門家に相談する。

やるからには『テッド』公式のように公開から1年経っても楽しめるネタを作れるようにすべきです。それができない、面白みを持たせられないなら他の仕事に労力割くべきなのです。



成功例:『テッド』公式はこれ
Twitter=https://twitter.com/TED_MOVIE2013
facebook=https://www.facebook.com/TED2013.jp

Twitterのフォロワー数は2万5023人、facebookのいいね数は23万6609人です。桁が違うwww

これはやはり『テッド』のキャラクターとの相性が元から良いというのもありますし、プロモーション側が本気で運用してるのが何よりも勝因でしょう。映画も大ヒットしたし、続編も来年やるし、このまま来年の続編でも活用していくのでしょう。

つまり『テッド』のアカウントは放置状態には陥ってないのです。来年の続編もあるからこそ継続してプロモーションをしていけてるのです。「出口設定が短期では必要ない」作品だからこそ作品単体のアカウントでも運用する価値があち、また成功しているのです。


放置するならやるでない。やるからには出口をどうするかちゃんと考え見切り発車せず本気でSNS運用すべし!!


最初に書いたこの言葉の真意、おわかり頂けたでしょうか。ちなみに映画配給会社さんの公式だとやっぱワーナーさん断トツで面白いなあと私が思いますね。


映画配給会社の良い例:ワーナー エンターテイメント ジャパン
Twitter=https://twitter.com/warnerjp
facebook=https://www.facebook.com/warnerbrosjpn

Twitterのフォロワー数は6万8704人、facebookのいいね数は4万8393人です。

こちら面白いのがTwitterとfacebookと投稿内容異なるんですよ。それぞれ丁寧に運用しているのが伝わってきます。アカデミー賞の時なんで以下のような投稿が並んでて、時たま人間味溢れるのがまた素敵です(笑)





他社の作品でも歌っちゃうw



SNSはメルマガでもブログでもなく、SNSなんです。だからこそプロモーションしつつ楽しませつつ、コミュニケーションも取りつつでユーザーと繋がっていくべきなのです。そうやって成功している企業アカウントがたくさんある以上、ただ単に一方向発信でユーザーからの声は無視の運用なんてやるべきではないのです。

短期だけでなく、中長期も見据え、しっかりと集客に繋がる映画アカウント運用、映画好きだからこそ、きつく書きつつも応援しております。

とグロースハックは片隅しか出しませんでしたが、お役に立つ内容であれば幸いであります。おしまい。