ロン・ハワード監督『アポロ13』紹介、誰もが同じ気持ちに、帰還を願う気持ちになる感動の実話![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

ロン・ハワード監督『アポロ13』紹介、誰もが同じ気持ちに、帰還を願う気持ちになる感動の実話![ネタバレなし]


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『アポロ13』基本情報

タイトル
=アポロ13

原題
=Apollo13

監督
=ロン・ハワード

出演
=トム・ハンクス
=ケヴィン・ベーコン
=ビル・パクストン
=ゲイリー・シニーズ
=エド・ハリス

ストーリー
どんな困難な危機であっても、人類の英知の前に不可能がない事を知らしめた、あまりにもドラマティックな実話を遂にハリウッドが映画化。1970年4月、月へ向けて打ち上げられたアポロ13号に爆発事故が発生。その絶望的な状況の中、ヒューストン管制センターでは3人の乗組員を無事地球に帰すため、必死の救出作戦が展開されていた…。

予告編


問答無用に素晴らしい作品

この映画の初見のシチュエーションが非常に面白いのでまずは書かせて下さい。今はなきノースウエスト航空のホノルル⇒成田便の帰りの機内で見たのです。当時はエコノミークラスにパーソナルモニターなど無い時代ですから、前方のスクリーンを首を伸ばして見たのを覚えています。ちなみに当時小学生です(笑)

そんな(どんな?w)『アポロ13』ですが、アポロ13号の旅路を描いた実話です。人類の月への挑戦であるアポロ計画。アポロ11号が月面着陸したのは有名ですが、アポロ13は月へ向かう途中に宇宙船が故障し、帰還することすらままならないトラブルに見舞われました。

そこからの決死を帰還劇を宇宙、地上のNASA、そして帰還を待つ家族たちを混ぜながら書いていきます。ここに悪役はいません。問題人物などもいません。全ての登場人物たちがアポロ13の帰還を願い、努力していくのです。宇宙飛行士3人が当然主人公となるのですが、それ以上に素晴らしい存在感を示したのがNASAの管制官を演じたエド・ハリスです。エド・ハリスの演技が映画にへの感動を増幅させたのはおそらく万人共通の意見になるのではないかと思います。

アポロの打ち上げシーン、宇宙空間の描き方、船内の無重力の描き方等の迫力とリアルさも素晴らしいです。当時1996年。今のようにCG技術も発達してない中で、今見ても違和感のないリアルな映像は凄まじい努力の結晶なのではないかと思います。

特に船内の無重力空間の描き方は秀逸です。これはワイナーで吊るしてるのではなく、本当に無重力で撮影しているのです。どういうことかと言いますと、飛行機で一気に上昇し、そこから一気に下降する際に無重力空間が出来上がるそうなのです。1回あたり数十秒の無重力空間を何百回を撮影し、あのリアルなシーンが完成したようです。何たる努力…。

実話だとわかっていながらハラハラする緊張感を持続できるのもロン・ハワード監督の映画ならでは。助かるとわかっているのに最後はもう心臓止まるかのごとく緊張しました。一瞬の不安過る間からの最高のカタルシス。誰もが拍手をしたくなったと思います。実際当時の劇場では拍手が起きたようですしね。

誰もが帰還を喜ぶ中ただ一人椅子に崩れ落ち涙ぐむエド・ハリスの名演技・・・最高にも程があります。そして最後もだれずにビシッとおしまい。最後の最後に"THE END"がここまで似合う映画も珍しいです。

昨年公開された『ゼロ・グラビティ』は恐ろしい宇宙映画で、これは何を取っても最高の宇宙映画だと思います。しかし『アポロ13』には別の素晴らしさがあります。全違う2本ですが、どちらも傑作です。是非『アポロ13』ご覧になってくださいね。


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