『トリック劇場版 ラストステージ』感想、シリーズファンへの最後の作品!まさかの涙…涙…涙…14年間ありがとう!![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『トリック劇場版 ラストステージ』感想、シリーズファンへの最後の作品!まさかの涙…涙…涙…14年間ありがとう!![ネタバレなし]



トリック・・・遂に終わりました・・・。


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私的満足度

★★★★=星4=素晴らしい作品でした!

【評価の参考値】
★★★★★+・・・満点以上の個人的超傑作!
★★★★★・・・・お見事!これは傑作です!
★★★★・・・・・素晴らしい作品でした!
★★★・・・・・・普通に楽しめました。←平均評価
★★・・・・・・・ん〜イマイチ乗れませんでした。
★・・・・・・・・ダメなもんはダメ!クソ!
※通知表のような5段階評価で、個人的にツボった作品は例外で5+にしています。
ちなみに私は映画は楽しむ&褒めるスタンスなので評価相当甘いです。


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『トリック劇場版 ラストステージ』基本情報

タイトル
=トリック劇場版 ラストステージ

監督
=堤幸彦

キャスト
=仲間由紀恵
=阿部寛
=野際陽子
=生瀬勝久
=池田鉄洋
=東山紀之
=北村一輝
=水原希子

ストーリー
自称・超売れっ子実力派マジシャンの山田奈緒子と石頭の自称・天才物理学者の上田次郎が謎の怪現象に挑み、そのトリックを暴いていく人気ミステリーコメディの劇場版第4作にしてシリーズ完結編。ある日、上田の前に貿易会社社員の加賀美慎一という男が現れる。加賀美は海外の秘境でレアアースの採掘権を獲得したが、呪術を信仰する地元民が立ち退きに応じず、困っているという。彼らが信望する呪術師のトリックを見破ることができれば、研究資金を提供すると持ちかけられた上田は、例によって自称天才マジシャンの奈緒子を誘い、初めて海外へ飛び立つが……。

予告編



14年来のシリーズ大ファンとしての感想

シリーズ最終章である本作、素晴らしい作品でありました。

いつものトリックワールドを楽しみつつ寂しい気持ちを抱きながら鑑賞しました。しかし、予想外のクライマックスでした。話の流れの予想外とかではありません。"あの"トリックシリーズで涙が止まらなくなったのです。

クライマックス数十分⇒エンドロール⇒エンドロール後のエピソード、この流れでもう涙…涙…涙でありました。これは本作単体での感情爆発ではありません。やはり14年積み重ねてきたトリックシリーズの重みあってこそでした。

特にエンドロール⇒エンドロール後はもう涙腺崩壊ですね。今までの14年間を思い出す"月光"のかかるエンドロール。そこからの本当のラストシーン。そこもあるエピソードのデジャブのようで涙を流しました。

何と言えば良いでしょう。全てネタバレして語りたいくらいです。みなさんがトリックシリーズのファンであれば最後の流れはきっと心揺さぶられること間違いなしです。最後の作品にして原点回帰と総決算。これ以上無い最高の終わり方でありました。


[DVD発売済み]

シリーズファンなら様々な魅力のフックにかかると思います。

まず"いつものトリックワールド"が今回も素敵な感じでぶっ飛んでて楽しいです。もうこれは一種のファンサービス。これを「本編と関係ない」とか目くじら立てる人はトリック好きじゃ無いんでしょうから退場した方がいいです。もしくは楽しむ努力をすべきです。ほら、聞こえてくるじゃないですか、上田教授が「なぜ、ベストを尽くさないのか?」と仰ってますよ!

そして原点回帰と総決算はネタでも力を発揮してます。シリーズの懐かしいキャラクターやギャグが連発するのでもうファンはたまりません。"ラストステージ"と題打ってるくらいなのでシリーズ見てるのが前提です。そこはご注意下さい。



良くも悪くも中盤までの呪術師のエピソードはいつものトリック展開で、意外といつもより地味だったりもします。笑いネタが無ければ3流サスペンスと言われても致し方なしではあります(笑)まあそこがいいんですよ、トリックって(笑)

この最終章の魅力は中盤までのいつものトリック的展開ではありません。ここまでなら"シリーズ最低"と言われても仕方ないくらい、ネタ以外はかなり地味であります。しかし、この映画はこれでは終わりません。"ラストステージ"と題するに相応しいクライマックスが待ち受けています。



ネタバレはしません(笑)



14年間有耶無耶にされてきた奈緒子出生の秘密はクライマックスの展開にしっかりと描きこまれてきます。"不思議な力"を本当に持っている"かもしれない"山田のクライマックスの行動、この辺から涙腺がやられ始めました。

ドラマ版1作目の"母之泉篇"のビッグマザーのエピソードとも繋がっていきます。ビッグマザーはインチキ宗教指導者に見えながらも霊能力に関しては死に際に「この人実は本当に持ってるんじゃないか?」と思わせる描写がありました。その辺も本作に絡んできます。「おかあさま〜」と言って何かわからなければ本作「???」だと思うので是非予習してから御覧ください。

そして"ラストステージ"と言うからには気になる山田と上田の関係。絶妙な距離感を保ちながらもちょいちょい好意を覗かせる二人。過去の「アイシテイマスタカラハイラナイ」なども思い出しながらクライマックスの展開に思わず涙です…。

最後の展開は解釈によりけりな部分もありますが、映画冒頭のいつもの歴史エピソード(今回は奇術師フーディーニ)をちゃんと押さえることで答えが見えてきます。エンドロール後の"どこかで見たことある"あのシーン。そして◯◯の表情。◯◯の表情と同じ表情でスクリーンを見つめていた自分がいました。最後のあれはもしかしたら本当では無いのかもしれませんが「メッセージが伝わってれば」それはそれでハッピーなのかなとも思いました。

一映画として起承転結を評価するものではありません。14年続く人気シリーズの最終章ですし。
言うならば本作は、
・シリーズにつき起は無し。
・一映画としての承転結を急ぎ足で終わらせる
・シリーズとして結を明確に描く
・エンドロール後に一種の起を再び描く
という感じです。

そう見た時に映画的評価云々ではなく、14年の積み重ねとしてのクライマックスの展開に涙し、切ない思いを抱き、感謝の気持ちでいっぱいになるのです。

そういう映画です。

あと今回再び起用されたテーマ曲"月光"。この歌詞を意識してストーリー作ってるように思えました。
・"効かない薬ばかり転がってるけどここに声も無いのに一体何を信じれば?"⇒見た人ならわかる

・"こんな思いじゃどこにも居場所なんて無い"⇒だからエンドロール後ああなる。

などなど。この辺もチェックすると総決算として最高に楽しめると思います。


映画をより堪能するためのポイント&こういう方におすすめ

・ドラマ1作目の"母之泉篇"予習必須

・オープニングのいつもの歴史エピソードを終わった後思い出しましょう

・矢部の歴代部下押さえときましょう

・エンドロールで帰ってはいけません

・シリーズのファン以外はお呼びでありませんがファンは全員集合です



最後に、トリックシリーズへの感謝の気持ち

ネタバレ避けるとなかなか書きにくいのでシリーズ総括の方をしっかり書きます(笑)

トリックが始まった時は中学1年生でした。第1シリーズはリアルタイムでは鑑賞しませんでした。『トリック』というタイトルと予告編で映る霊能力者のエピソードになぜか非常に恐く重いサスペンスを想像してスルーしてたのです。実際こんなに笑えるのに(笑)

いざ見たら案の定ハマりまして全てのエピソードを今日まで見てきました。ちなみに一番好きなエピソードは"新作スペシャル"です。ウヌャニュペェィギュゥリュ星人と「糖がまわった!力が湧いた!」がもう面白くて面白くて(笑)大好きなエピソードです。


劇場版2を初日に新宿で見て終わった後みんなで「よろしくーねっ!!」やりまくったのとかもいい思い出です。今思えば『トリック』の映画はデートで行ったりもしましてね、黒歴史ですが「どーんとこーい!!」

中1、言うならばガキの頃から慣れ親しんできたトリック。それが14年の時を経て自分が27歳の今、終焉を迎えるわけです。様々なエピソードを鑑賞してたくさん笑って元気を貰えたシリーズです。

良い意味でくだらないシリーズでありましたが、くだらなくて面白いからこそ元気の無い時に元気をくれたり背中を押してくれたシリーズでもありました。

14年前はこんなにインターネットは手軽ではありませんでした。私に限って言えばネット出遅れ組でして大学生になったくらいからやっとPCいじり始めたくらいです。それが時を経てこうやってある程度の規模のブログでトリックの総括をしてるなんて14年前はそりゃ考えもしませんでした。

シリーズが終わることは正直とてもさびしいです。『帰ってきたトリック』とかやってくれても大歓迎です(笑)しかしこれで本当に終わりなのでしょう。終わってしまってもシリーズを愛する気持ちはこれからも変わりません。

力が湧かない時は金平糖を食べ、
踏ん張りたいときには「なぜベストを尽くさないのか」を使い、
とりあえず用途不明でも「んにゃむー!!」も使う努力はし、
貧乳を差別せず(←)、巨根を崇拝して(←)、
ハゲた暁には矢部のように下手に隠さず堂々と生きていきたいです。

私はトリックが大好きです。

本当に14年間ありがとうございました。あと何回か劇場行きます!


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written by shuhei