『アナと雪の女王』感想、古き良きを重んじながら新たな境地へ挑んだ意欲作、そして傑作![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『アナと雪の女王』感想、古き良きを重んじながら新たな境地へ挑んだ意欲作、そして傑作![ネタバレなし]

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最高の1本。



私的満足度

★★★★★=星5=お見事!これは傑作です!

【評価の参考値】
★★★★★+・・・満点以上の個人的超傑作!
★★★★★・・・・お見事!これは傑作です!
★★★★・・・・・素晴らしい作品でした!
★★★・・・・・・普通に楽しめました。←平均評価
★★・・・・・・・ん〜イマイチ乗れませんでした。
★・・・・・・・・ダメなもんはダメ!クソ!
※通知表のような5段階評価で、個人的にツボった作品は例外で5+にしています。
ちなみに私は映画は楽しむ&褒めるスタンスなので評価相当甘いです。

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『アナと雪の女王』基本情報

タイトル
=アナと雪の女王

原題
=FROZEN

監督
=クリス・バック
=ジェニファー・リー

ストーリー
触れたものを凍らせる秘密の力を持ったエルサは、その力を制御しきれず、真夏の王国を冬の世界に変えてしまう。エルサの妹アナは、逃亡した姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、夏にあこがれる雪だるまのオラフとともに、雪山の奥へと旅に出る。

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=fO2IfRohYaw


こんな映画です

むかーしむかし、ある王国にエルサとアナという仲良し姉妹がいました。姉のエルサは訳あって不思議な力を秘めていました。物を凍らせてしまう力。それを隠しながら生きていました。

不思議な力は大人になるにつれそれは魔力と言える程の力になってしまいエルサは必死に必死にそれを隠しながら生きていました。時が経ったある日エルサは女王となり戴冠式に挑みます。魔力を手袋で必死に抑えながら。

アナはハンス王子と出会いすぐに恋に落ち結婚を決めますが、エルサはそれを認めません。アナは怒ってしまい手袋を外してしまいます。その瞬間エルサは魔力を制御できなくなり、お城や街を凍らせてしまい山へ逃げて行きました。

果たしてアナは逃げたエルサの心と身体を救うことができるのか…。

というのがプロローグでしょう。『アナと雪の女王』という邦題ゆえにアナが単独主人公にも見えますが、ダブル主人公でありアナとエルサのどちらから物語を見るかで感じるものも変わってくるのではないでしょうか。そこに正解は無いので自然の流れに任せて鑑賞すると良いでしょう。

私は終わってから振り返ると完全にエルサの物語として映画を見ていました。それゆえにクライマックスのある展開が完全に想定外でとっても楽しめました。


感想を率直に申し上げますと

古き良きディズニー映画の良さを取り込みながら、ピクサーのイズムも取り込みながら、新たな境地へ挑んだ意欲作だと思いました。私の好み上ですが、ディズニーアニメーションとしてはベスト・オブ・ベスト映画と思いました。最高です!!


[DVD発売済み]

新たな境地へ踏み込んだことに関して「古き良きディズニーアニメが見たかった」という批判意見もあるようですが、だったら古き良き既存作品見てりゃいいじゃないですか。同じものは2ついらない。宮崎駿監督も「トトロみたいなのがいいって言われたってトトロあるじゃん」と仰られているように。

好き嫌いは人ぞれぞれですが、新たな境地へ挑んでいる作品である以上、その魅力を感じ取ってこそ堪能できるものであり、私はピンポイントで(鑑賞前は事前情報あんまり入れてませんでしたが)映画の魅力にハマった次第であります。

私はディズニーに詳しくありません。というとお知り合いの方から「は?www」と突っ込まれるかもしれませんが、2〜3年ディズニーパークにハマっていただけで、"ディズニーアニメーション"に関して言えば細かな話ができるほどの知識や鑑賞経験値を持ちあわせておりません。

よって知ったかぶりで「あのシーンは◯◯の作品のオマージュで」とか「あのシーンは◯◯の作品のあれを彷彿とさせる」などはここでは一切書けません。逆に言えばディズニーアニメーションに詳しく無くても十分に楽しめる映画に仕上がっていたということなので万人に勧められると思いました。

特に原題"FROZEN"が氷の世界だけでなく"心が氷のように凍る"、"心の氷が溶ける"という意味も持ち合わせていて、映画タイトルが映画全編を見事に示していたとも思いました。ラストの今までにない展開とディズニーアニメーションらしさの融合はもう本当に素晴らしかったです。


"古き良きを重んじながら新たな境地"について

"古き良きを重んじながら新たな境地"という表現で絶賛した理由について説明します。まず古き良きミュージカル調のシーンがたくさん含まれていることです。ディズニーアニメーションとしての楽しさが美しい映像の元、存分に味わえます。『塔の上のラプンツェル』以上に色彩が限定されており(冬の氷と雪の世界なので)、その限られた色で彩られるミュージカルナンバーの映像は逆に美しさがより際立っていました。

特に映画前半(中盤)の"Let It Go"は圧巻です。このシーン既にYoutubeに公式クリップが解禁されており見ることができます(こちら)。先に見てもミュージカルナンバーなので物語の大きなネタバレにはなりませんが、このナンバーの魅力を最大限堪能するにはやはり映画を見てこのシーンに至るまでの一連の流れを把握してこそではないでしょうか。つまるところ、映画ちゃんと見ましょうねということになります(笑)

また"古き良き"としてディズニーアニメーションで何度も描かれてきた"真実の愛"を本作でも命題としています。それはドストレートに古き良きを重んじていますね。しかし本作『アナと雪の女王』ではその"真実の愛"の答えが今までの枠から飛び越えて新たな境地へ達しているのです。それ以上は言えません。"真実の愛"はただ王子様が迎えにきてくれるだけでは無いのです。声を大にして言いましょう。

「そう!こういうのが見たかったんだよ!!」

"古き良き"と"新たな境地"は別々のものではなく一つの命題に融合して我々に提示されるのです。何て素晴らしいのでしょうか。「終わりよければ全てよし」という言葉がありますが、本作は「全て良し!終わりも良し!」な映画です。ディズニーらしさ全開の中で新たな境地の着地点にもう大大大満足でありました。


原作について

※この項目は感想と切り離して原作について述べます

この映画はアンデルセンの『雪の女王』をモチーフにと紹介されてますが、『雪の女王』と『雪だるま』の融合からできたディズニー映画"FROZEN"(邦題『アナと雪の女王』)と思います。

これは実際指摘をされてる方もいらっしゃいます。こちらのツイート見て確信を持てました。感謝です。

夏やストーブに憧れる雪だるまのオラフのストーリーなんかは完全にアンデルセンの『雪だるま』からのエピソードになります。実際の過程はわかりませんが『雪の女王』と『雪だるま』の2つをうまく融合して、そしてディズニーの古き良きを重んじながらあらたなる境地へ挑んだ作品なのだなと私は思いました。

海外の評で原作『雪の女王』が好きな方が酷評されていたのですが「『雪の女王』をディズニーが映画化」で見るとそうなってしまうのかもしれませんね。ディズニーに限ったことではなく原作ファンは自らの理想を脳内で作り上げて一種の答え合わせを映画でしてしまうことがあります。私も駄目と思いつつたまにやってしまいます。もったいないです。


※日本のアニメーション"聖闘士星矢 アスガルド編"の影響を受けているとのご意見をメールで頂いたので別記事かきました。こちらの記事メールをそのままご紹介してますが、メール送信主の方のディズニースタジオ批判が含まれてのでご了承の上お読み下さい。
http://www.cinemawith-alc.com/2014/03/aboutFrozen.html


こういう方におすすめ

全ての方へ。是非とも。


まとめ

完全に好みの問題ですが私は『塔の上のラプンツェル』を鑑賞した際に好きだけれど好きなだけという感想を持っていました。けれどそれは何か不満があるというのではなく+αの何かが足りないように思いました。

それはある意味映画好きで本数だけ無駄に見てる功罪でもあるのでしょう。枠にハマってるだけでは満足できても大満足できなくなってしまってるのです。『アナと雪の女王』はそれを突き抜けてくれました。それは繰り返してる通り"古き良きを重んじながら新たな境地"ということです。

ディズニー好きな方はもちろん、映画を普段見ない方、映画大好きな方、全ての方が楽しめる作品ではないでしょうか。それはもちろんご家族とでもカップルとでも友達とでもお一人でも楽しめるということです。

一般公開までまだ時間がありますが、近くなったらまたSNS等でオススメしていきたいと思います。



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written by shuhei