【年末恒例!】2013年公開映画私的満足度ランキング!1位は『ゼロ・グラビティ』!【2014年公開作品は繰越し】 - Cinema A La Carte

【年末恒例!】2013年公開映画私的満足度ランキング!1位は『ゼロ・グラビティ』!【2014年公開作品は繰越し】

毎年恒例一年間の映画を振り返る時がやってきました。昨年は私的満足度ベスト10のみ発表しましたが今年は全部順位付けました。

"順位付けは年末の遊び、これはあくまでもわたくしの好みのランキング"

ですので怒ったりしないでくださいね(笑)となぜこんなこと言うかというと昨年『レ・ミゼラブル』を7位にしたらTwitterで抗議リプを数十件頂いたので…7位って相当上なんだけどな…(´・ω・`)

お断りその1
2013年に日本で公開された映画で私が劇場で鑑賞した86本の映画の満足度ランキングです。2014年公開映画の先行鑑賞及びDVD鑑賞作品は除外しております。今年も好きな映画何十回とリピートする癖に翻弄され100本に届きませんでした←

お断りその2
私は「映画は何でも楽しむ」スタンスなので余程つまらない映画でなければ貶しません。よってランキング80位でも「いや、でも結構面白かったですよ」くらいです。下位5作品にのみ「ワースト5位」「ワースト4位」とか付けてるのはその5作品だけは本当に微妙だったためです(笑)それ以外は低くても楽しんでます。

あれこれ前置き長くなってもいけないので順位発表に移ります。1〜10位をまずはサクッと!

【2013年公開映画 私的お気に入りランキング】


























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1〜10位までの総括

第1位『ゼロ・グラビティ』、今年はこの1本が完全に付け抜けて格違いでした。よって1位選出には一切迷いはありませんでした。レビューに詳しく書きましたが、「好き・嫌い」、「傑作・駄作」、という粋を超え、数年に一度誰もが認めざるをえない強烈で革新的な映画だと思います。宇宙空間に放り出されてしまった宇宙飛行士の生還劇。91分の映画の中に、3D映画のあるべき姿、宇宙映画のあるべき姿、そして人間の本質である"生を直視する姿"が描かれ、最後は衝撃と感動で涙を流し圧倒される。この映画を究極と言わずに、何を究極と言うのでしょうか。文句無しの断トツ傑作でありました。

第2位『ゼロ・ダーク・サーティ』、アメリカでは2012年公開作品で『アルゴ』とアカデミー賞を争った作品でもあります。オサマ・ビンラディンの暗殺を描いておりその真意の論争が起き、プロパガンダ映画と批判された問題作でもあります。しかしこの映画の魅力はそこではありません、2時間半のうち2時間を要した綿密な捜査描写、その中で感情を無くして鬼気迫ってくる主人公マヤに圧倒されます。ラスト30分のビンラディン暗殺作戦は息を殺して見ました。暗殺という史実をこの映画は賞賛しません。映画のラスト「どこへ行くんだい?」の問いかけに主人公マヤは無言で涙を流します。それはこれからの世界がどこへ向かうかわからない、ビンラディン1人殺したところで世界なんて変わらない、それを強烈に示していました。その空虚なラスト、『ゼロ・グラビティ』に次ぐ傑作として自信を持って2位とします。

第3位『キャプテン・フィリップス』は2009年ソマリア沖でシージャックに遭ったコンテナ船の船長フィリップスの戦いと生還を描いた実話であります。冒頭すぐシージャックが起き、あとはひたすらテロリストとの攻防戦…。ポール・グリーングラス監督の揺れるカメラ×高密度編集の神業がこの題材に見事に機能。そこにトム・ハンクスの鬼気迫るキャリアベストの演技が重なりただただ圧倒されました。ポール・グリーングラス監督映画の毎度のドキュメンタリータッチの映像が私たちを不安感を与え映画の臨場感はMAXに達します。この映画の素晴らしいところは海賊をただの悪として描いていないことです。だからこそラストに残るのは安堵と空虚なのです。『ゼロ・ダーク・サーティ』に似てる感覚です。そこで起きた事件をあったままに描き、海賊にまで感情移入してしまう矛盾が生じます。そのバランスの上に見事に踊らされ、涙しました。いい意味でもやもやした映画でした。

第4位『怪盗グルーのミニオン危機一発』、エンターテイメント映画としては今年ベストでしょう。よってヘヴィー級3本に次ぐ4位です。もうただただ面白い!それでいて最後少しほろりと泣かせてくる絶妙な展開。主人公グルーと子供たちの交流、そしてグルーの婚活、これだけで十分面白い映画なんですがそれはこの映画の半分でしかありません。やはりこの映画の魅力は黄色い謎の生物ミニオンたちの愛くるしさです。何言ってるかわからないミニオンたち、でもそれがまた可愛らしくてたまりません。映画のシーン1つ1つがもうにやにやで時に声を出して笑ってしまう面白おかしさ。3Dをエンターテイメントとして"飛び出す"おかしさで活用したのも素晴らしく褒めるところしか見当たらないわけです。ファミリーエンターテイメント映画として今年最高であり、アニメーションとして今年最高でしょう。上位3本がヘヴィー級ですので「今年最高に面白かった映画」はこの作品になります。DVD3月なのでまだしばらく見れませんが全ての人に見てほしい映画であります。

第5位『マリーゴールドホテルで会いましょう』、「マリーゴールド・ホテルで、穏やかで心地良い日々を〜」という宣伝に惹かれて、イギリスからインドに移住してきたじいちゃんばあちゃんたちのドタバタコメディです。私はインドに行ったことがあるのでこの大げさな感じに見えるインドの賑やかさ、カオスさが決して大げさでないことを知っています。それにとても好感を抱き、映画の中で語られる"残りの人生でするべきこと"という意外と重い命題への取り組みにも心を打たれ、勇気をくれた作品でした。『007』シリーズでMを演じたジュディ・デンチ。『パイレーツ・オブ・カビリアン』でデイヴィー・ジョーンズを演じたビル・ナイ。『バットマン・ビギンズ』でファルコーニを演じたビル・ナイ。そして『ハリーポッター』シリーズのマクゴナガル先生を演じたマギー・スミスといった名優ドタバタやるのも面白おかしく。映画最後の台詞、その台詞だけでこの映画は傑作と言えます。安心安全の万人受け映画なので是非ご覧になってくださいね。

第6位『マン・オブ・スティール』、ご存知新生スーパーマン序章です。そして私はこの映画であることをやらかしました。1つの映画の劇場リピート自己記録を更新してしまいました。23回です、ただのアホです(笑)クリストファー・ノーランが原案を手掛けた本作はノーラン版バットマン同様にスーパーヒーローが苦悩する映画となっていました。スーパーマンは特殊能力を持っているのでCG使ってなんぼの映画です。CG嫌いのクリストファー・ノーランではなく、CG大活用のザック・スナイダー監督にしたのが功を奏し大迫力✕重厚な映画となっていました。街の壊しすぎという批判も多かったですが、私的映画の魅力はそこではなくレビューにも書いた"3人の両親"という部分だと思ってます。大絶賛をブログやSNSでしつつ6位としたのは、「今後の期待」を込めてです。昨年の満足度ランキングで私は『007 スカイフォール』を4位にしました。その時と同じことをここにも書きましょう。「この映画が本当に素晴らしいものかどうかは続編の出来を見ないとわからない」。『マン・オブ・スティール』単体で素晴らしい映画でしたが、新たなるスーパーマンの誕生映画が今後ちゃんと機能するかどうか、2015年公開の続編を期待と不安を持って待ちたいと思います。

第7位『インポッシブル』、2004年12月26日に起きたスマトラ島沖地震、M9.1の大地震により大津波が発生しインド洋沿岸地域を襲いました。死者22万人、負傷者13万人という甚大な被害が出ました。本作はその津波に襲われた一組のスペイン人家族に焦点を当てて描かれています。津波描写があまりに凄まじい映画であり、東日本大震災の心の傷に触れてしまう作品でもあると思うので万人へのオススメはできません。またこの映画は"旅行先で被災した家族のサバイバル脱出劇"的側面がありラストはスマトラ島を飛び立ちます。それを「金持ちだからって飛行機で逃げやがって」と非難する声がたくさんありました。それでも私がこの映画で最も感銘を受け、この順位に置いている理由は"人間は何のために生きるのか?"という命題の答えを得ることができたからです。哲学的な命題ですが、"人間は生きるために生きる"という答えをこの映画で得ることができました。それがこの映画を賞賛する理由でもあります。

第8位『世界にひとつのプレイブック』、心が病んでる男女が出会い、ダンスを通して心の傷を癒していくコメディ映画でジェニファー・ローレンスがアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。出てくる登場人物みんなダメダメです。しかしだからこそ元気を貰える映画です。映画の登場人物というより何か日本にもいそうなダメ家族を見てるようでした。しかし「残念家族だって楽しくいきたっていいじゃない!」と言ってるようで涙してしまいました。実はこの映画最初はランキング5位以内に置いてたんですが12月20日に下げました(笑)理由としてはこの監督の次回作1月公開の『アメリカン・ハッスル』がこの映画の上に立つ超傑作だったためです。映画を比較するのではなく、デヴィッド・O・・ラッセル監督は『ザ・ファイター』→本作『世界にひとつのプレイブック』→次回作『アメリカン・ハッスル』で話違えど、本当の愛を得ようと必死に生きる人物たちの映画3部作を作り上げたとわかりました。この映画はその第2弾なのです、第3弾『アメリカン・ハッスル』が最高傑作。なのでポジティブな意味合いでこの位置に置きます(笑)

第9位『ジャンゴ 繋がれざる者』、タランティーノが描く西部劇(南部劇)で奴隷ジャンゴが賞金稼ぎキング・シュルツによって自由の身となり一緒に賞金稼ぎをしながら離れ離れとなってしまった妻を取り戻すお話です。どこがどうとか語ってもいいんですが、これはもう魅力はシンプルでして「タランティーノの西部劇映画!面白いんじゃボケ!!」という感想になります(笑)面白いもんは面白い!そしてクリストフ・ヴァルツの『イングロリアス・バスターズ』に続く名演技がたまりません。最後の爽快感もお見事でした。

第10位『きっと、うまくいく』、インド映画で、インド本国で歴代1位の興行収入を記録した凄い映画です。170分にとんでもない情報量が詰まってる映画なので説明不可能(笑)
たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん踊って、たくさん歌って…そして社会問題にまで切り込んでいく凄まじい映画です。170分の長尺中に撒かれた伏線たち最後はこれでもかと言わんばかりに見事に収り、最後に残りのは爽快感。笑顔になれ、元気が出て、涙も流して、音楽最高。映画が終わったあとはただただ「あーりーずうぇーる!」と口ずさみたくなるとっても楽しい映画です(笑)


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以上が上位10本の選出理由と魅力解説でした。

さて続いて11〜20位を発表していきましょう。惜しくもベスト10からは外れましたがここの10本も超大好きな映画には変わりまりません。1〜10位と同じように語っていては日が暮れますのでタイトルの下に一言コメントしていく形にしたいと思います。


10本からは外しましたが今年最も大人が子供のように熱狂してであろうパシリム。魅力を語り合うより一緒に叫んで応援しながら見たい映画。最高でした!続編の企画が開始されたのでその期待を込めて11位にさせていただきました!



第12位『風立ちぬ』
ご存知今年最もヒットした映画であり、宮崎駿監督の引退作品。夢のある人や物を作る人には何かしら響くものがあった映画だと思います。今までのジブリ映画同様にDVDが出たら即買して大切にしていく映画になると思います。宮さん、お疲れ様でした。



第13位『テッド』
「ちょwww」と突っ込まれそうですが、みなさん冷静に考えてください。映画の中身がどうこう、ストーリーどうこう、小ネタどうこうの前に、35歳のおっさんエロ熊って設定の時点でこの映画は勝利ですよ。こんな下品な傑作はそうは出ないですよ。最高です(真顔)



ロシア文豪トルストイ原作の再映画化はとんでもなく美しい世界観で成し遂げられました。舞台観劇のような演出に賛否があり、不倫愛憎劇であるのでそれも賛否でしたが、ジョー・ライト監督好きとしてはただただハマりました。



バズ・ラーマン監督の映画はいつも派手で賑やか。時にやり過ぎと思うこともあり本作もそんな場面も多々あり。でもですね、バズ・ラーマンの映画がある年はやっぱ嬉しいもんですよ。いないと寂しいうるさい友達のような映画でした(笑)



高畑勲監督14年ぶりの新作は動く水墨画のような超高密度な映像でありました。悲しい『竹取物語』題材の本作ですがそこに垣間見られる優しさに涙しました。興行的にコケてしまったのが引っかかりもやもやが残るのが残念です。



公開は実は今日からなんですが試写ってハマったのでこの位置です。ハンガー・ゲームは賛否真っ二つですが1が好きな人は話の展開やスケールの大きさなど非常に魅力的に映ると思います。



スティーブン・ソダーバーグ監督の劇場作品引退作。まさかの展開に口あんぐり…完全に騙され痛快でありました。ルーニー・マーラはやはりカオスな役やらせると本当に魅力的であります。



ただただ娯楽に特化したマジシャン映画。最初から最後までただただ肩の力を抜いて楽しみ、そして騙されました。『ダークナイト』好きとしてはマイケル・ケインとモーガン・フリーマンの再共演だけで5億点です(笑)



『ニュー・シネマ・パラダイス』のトルナトーレ監督新作はまさかのミステリー映画。展開の秀逸さも去ることながらダンテの『神曲』を意識した物語に感動。考えれば考えるほど混乱する迷宮のような魅力をもった作品です。


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以上20位までです。どれもこれも素晴らしい作品でベスト10に入れられなかったのが心苦しいほどです。ここからは21位〜になりますがここにきてるものも100点満点で90点級の素晴らしい作品ばかりでもう心苦しくて仕方ありません。

あれこれ語っていては終わりが見えませんのでワースト5作品を残して一気に81位までタイトルのみ掲載していきます。

※タイトルをクリックするとレビューへ飛ぶようにしてあります。

第21位『真夏の方程式』

第22位『君と歩く世界』

第23位『ビル・カニンガム&ニューヨーク』

第24位『ハッシュパピー バスタブ島の少女』

第25位『マジック・マイク』

第26位『愛、アムール』

第27位『横道世之介』

第28位『ムーンライズ・キングダム』

第29位『クロニクル』

第30位『L.A.ギャングストーリー』

第31位『夢と狂気の王国』

第32位『ライフ・オブ・パイ』

第33位『モンスターズ・ユニバーシティ』

第34位『王になった男』

第35位『セッションズ』

第36位『コン・ティキ』

第37位『許されざる者』

第38位『ウォールフラワー』

第39位『42 世界を変えた男』

第40位『トランス』

第41位『ハングオーバー!!!最後の反省会』

第42位『シュガー・ラッシュ』

第43位『ザ・マスター』

第44位『ワールドウォーZ』

第45位『言の葉の庭』

第46位『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』

第47位『フライト』

第48位『リンカーン』

第49位『アイアンマン3』

第50位『清須会議』

第51位『エンド・オブ・ホワイト・ハウス』

第52位『そして父になる』

第53位『野蛮なやつら/SAVAGES』

第54位『欲望のヴァージニア』

第55位『キャリー』

第56位『オブリビオン』

第57位『アウトロー』

第58位『クラウド・アトラス』

第59位『エリジウム』

第60位『メッセンジャー』

第61位『恋するリベラーチェ』

第62位『ローマでアモーレ』

第63位『悪の法則』

第64位『終戦のエンペラー』

第65位『キャビン』

第66位『Red リターンズ』

第67位『パッション』

第68位『スティーブ・ジョブズ』

第69位『スタートレック イントゥ・ダークネス』

第70位『トゥ・ザ・ワンダー』

第71位『96時間 リベンジ』

第72位『ローン・レンジャー』

第73位『ロマン・ポランスキー 初めての告白』

第74位『31年目の夫婦げんか』

第75位『ブロークン・シティ』

第76位『ホワイトハウス・ダウン』 

第77位『グランド・マスター』

第78位『アルバート氏の人生』

第79位『ビザンチウム』

第80位『LOOPER ルーパー』

第81位『47Ronin』

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こんな感じです。基本的に何でも楽しむので50位くらいまでは普通に楽しんだ作品です。50位過ぎた辺りからちょっと雲行き怪しく(笑)
ですがまあ81位までは楽しめました。ここからの5作品は「ちょっとなあ・・・」だったのでワースト5ということでまとめます。好きな人ごめんなさいね…。



第82位(ワースト5位)『私が愛した大統領』

第83位(ワースト4位)『ウルヴァリンSAMURAI』

第84位(ワースト3位)『オズ 始まりの戦い』

第85位(ワースト2位)『ダイアナ』

第86位(ワースト1位)『ダイハード ラスト・デイ』



こんな感じですが、まあ82〜85位は「楽しめなかったなあ」という感じです。
そう、『ダイ・ハード ラスト・デイ』が断トツで今年ワーストです(笑)レビューに書いた通りなのでレビュー読んで頂きたいんですがダメなもんはダメなんです。面白い面白くないではなく欠陥映画と思いました。バカアクション上等と言われてもねえ、これもうダイ・ハードの域じゃない感じですよ(笑)

と『ダイ・ハード』だけは許せませんがこんな感じの私的ランキングでありました。『ガッチャマン』に突撃しなかったのが悔やまれますwww

2012年が映画豊作過ぎて2013年は相当心配だったのですが2012年を超える豊作年で本当に楽しい映画年でした。100%趣味で始めた映画ブログも1日のアクセスが1万を超えることも増え、ライターのお仕事も頂けるようになった2013年。来年はより映画を楽しみ、ブログやコラムでみなさんの映画ライフを少しでもサポートできればと思っています。

来年もこのブログで映画情報を中心に様々情報発信していきます。映画の個人ブログとしては相当アクセスくるようになってきましたので、来年はより人気が出るように様々頑張っていきたいと思います。  

柳下修平