『アメリカン・ハッスル』感想、最高に面白い!実話ベースのクライム・サスペンス・エンターテイメント・コメディここに見参!"エイミー・アダムスの愛人になりたい…"[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『アメリカン・ハッスル』感想、最高に面白い!実話ベースのクライム・サスペンス・エンターテイメント・コメディここに見参!"エイミー・アダムスの愛人になりたい…"[ネタバレなし]


完成披露試写会にてお先に見てまいりましたよー!!『アメリカン・ハッスル』の感想を書いていきたいと思います!

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私的満足度

★★★★★+=星5+=満点以上の個人的超傑作!

【評価の参考値】
★★★★★+・・・満点以上の個人的超傑作!
★★★★★・・・・お見事!これは傑作です!
★★★★・・・・・素晴らしい作品でした!
★★★・・・・・・普通に楽しめました。←平均評価
★★・・・・・・・ん〜イマイチ乗れませんでした。
★・・・・・・・・ダメなもんはダメ!クソ!
※通知表のような5段階評価で、個人的にツボった作品は例外で5+にしています。
ちなみに私は映画は楽しむ&褒めるスタンスなので評価相当甘いです。

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『アメリカン・ハッスル』の基本情報

タイトル
=アメリカン・ハッスル

原題
=American Hustle

監督
=デヴィッド・O・ラッセル

出演
=クリスチャン・ベイル
=エイミー・アダムス
=ブラッドリー・クーパー
=ジェレミー・レナー
=ジェニファー・ローレンス

ストーリー
1970年代アメリカで起こった収賄スキャンダル「アブスキャム事件」を映画化。1979年、ラスべガスやマイアミに続くカジノタウンとして開発中のニュージャージー州アトランティックシティ。詐欺師のローゼンフェルドを逮捕したFBI捜査官のディマーソは、司法取引でローゼンフェルドを捜査に協力させ、偽のアラブの大富豪をエサにした巧妙なおとり捜査によって、カジノの利権に絡んだ大物汚職政治家たちを逮捕していく。

予告編



『アメリカン・ハッスル』、こんな映画です

稀代の詐欺師がFBIに協力しておとり捜査で汚職政治家たちを逮捕していった1979年の"アブスキャム事件を基にしたフィクション"です。映画の最初に"実話を基にしたフィクション"ってちゃんと出てます。詳しい解説は後ほど。

話題沸騰したぶっ飛びポスターを元にどんな話かわかりやすく説明すると、


禿げてて太ってるクリスチャン・ベイル演じる詐欺師が、


ケバくてエロい愛人と手を組んで詐欺してたところ


パンチパーマのFBI職員が目をつけて、無罪にするから捜査に協力しろと言い


リーゼントの善人面市長をぶっ飛びおとり捜査で逮捕しようとする


が、詐欺師の妻が愛人にキレて意味不明な行動とってハチャメチャになる

という話です(笑) ぶっ飛んでるけどこれ本当に実話を元にしたフィクションなんですよ。


感想を率直に申し上げますと

「もう最高に面白い!!」です!!

実際のおとり捜査を題材にしてるのにその捜査手法はもうぶっ飛びまくりで娯楽要素全開。しかし決して遊びに徹せず犯罪へきっちり切り込んでいくバランス感覚がまた絶妙でありました。

にやにやして、爆笑して、あっと騙される、その連続。ラストの大オチにはしてやられた感全開で痛快! 爽快!


[DVD発売済み]

映画全体が活気に満ち溢れており、コメディとしてもサスペンスとしてもとにかく「楽しい!」「面白い!」作品でありました。そのバランス感覚、さじ加減はデヴィット・O・ラッセル監督にしかできないものであり、監督の手腕の元で光る演技を見せる俳優陣も大いに魅力的でありました。

主要キャスト全てが素晴らしいわけですがまずはとりわけジェニファー・ローレンスが輝いていたことは先に述べておかなければです。映画をかき回すハチャメチャなキャラクターはジェニファー・ローレンスが演じることで魅力的とすら思えるほどで映画に絶妙なスパイスを利かせておりました。

70年代アメリカを再現するセットや衣装、そして俳優陣のぶっ飛んだ髪型も映画を大いに盛り上げます。レッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズ、ドナ・サマー、ポール・マッカトニーといった70年代の音楽を使うことでもはやダメ押し。

重箱の隅をつつきたくてもつつけない、とんでもない傑作映画ここにありです。


俳優陣の魅力を語らないわけにはいきません

まず一番の怪演をしたクリスチャン・ベイル。見た目のハゲデブは最初に見た時衝撃的だったわけですがベイル安定の"本当に太って"の演技です。特殊メイクでお腹出してるわけじゃないんです、凄まじい。そんなクリスチャン・ベイル演じる天才詐欺師アーヴィンは一流の詐欺師であるのにどこか情緒不安定でかわいい側面があります。女性の前でぐずるおっさんとか見てて爆笑であります。しかし…詐欺師だし…ラストあれだし…どこまでが本性かわかりません。チャーミングで憎めないハゲデブのおっさん、クリスチャン・ベイルの演技あってこそでしょう。

そんなクリスチャン・ベイル演じるアーヴィンの愛人で詐欺の手助けをするシドニーはエイミー・アダムスが演じてます。このミステリアスでセクシーでエロい魅力に完全にやられました。(私はエイミー・アダムスが大好き) 冷静に考えるとこの人は『魔法にかけられて』のお姫様ジゼルを演じたあの人です。あのピュアなジゼルがこの映画では胸元をマックスに広げ、股を開いて男を誘惑…エイミー・アダムス相手なら浮気上等と思ってしまったほど…おっとこれ以上語り続けると収集付かなくなるのでやめます。とにかく素晴らしかったです。

そんな2人をうまく使うことでおとり捜査を進めていくFBI捜査官リッチー役にはブラッドリー・クーパー。リッチーはこの映画で様々な感情を出します。捜査に対する情熱もそうですし、本当か嘘かわかりませんがシドニーに惚れてる様子も見せます。映画の後半では『世界にひとつのプレイブック』のアメフト試合観戦シーンさながらの音楽全開ではしゃぐシーンもあり、ブラッドリー・クーパーの良さが見事に引き出されています。と冷静に褒めてるように見えますがパンチパーマの破壊力は異常です(笑) 出てくる度に笑ってしまいました。

FBI捜査官と詐欺師とその愛人にターゲットにされたのはジェレミー・レナー演じるカーマイン市長。リーゼントヘアがこりゃまた出オチ全開で一緒に鑑賞したみなさんくすくす笑っていらっしゃいました(笑) カーマイン市長はターゲットです。ターゲットって踊らされる側なので特にぶっ飛んだ演技はありません。しかし表面が完全に善人面なのに悪に足を踏み込んでる市長を見事に体現。良くも悪くも市民と家族を幸せにしたいだけの市長が体現されていたからこそ最後にいささかのほろ苦さ(褒め言葉)を残したのでしょう。

この4人中心に物語が進んでいくと思ったところへ詐欺師の妻。ジェニファー・ローレンス演じるロザリンが登場ですよ。もうこれは、「見て確認してください!」としか言えません(笑) ぶっ飛びまくりでした。脇役(助演)ポジションながら最高に光り輝いていました。"死ぬのは奴らだ"を歌いながら掃除するものの1分のシーンがこの映画で一番爆笑したかもしれません(笑) アカデミー賞助演女優賞ノミネートは確定。受賞チャンスもあると思いました。

他にも脇役陣が面白おかしく素敵に機能してます。デヴィッド・O・ラッセル監督の前作『世界にひとつのプレイブック』にも出演した名優ロバート・デ・ニーロがマフィアのボスで登場! デ・ニーロ好きな方は完全にネタな使い方に爆笑することでしょう(笑)

デ・ニーロ含め、6人の俳優のどなたかが好きならばその側面だけでこの映画は大満足の域に達することでしょう。今まで見たこと無い演技に虜になることでしょう。わたしはもう…エイミー・アダムスの愛人になりたい…エロ可愛い39歳…愛人になりたry)


こういう方におすすめ

映画レビューも旧ブログ3つ(引っ越しすぎw)含めるとかれこれ3年くらいやってます。SNSでも映画の話をいろいろします。当たり前ですが映画の話をする度に

映画の好みは人それぞれ

と感じます。

『アメリカン・ハッスル』、予告編見て「面白そう!」て思った方は是非見てほしいですね。またデヴィッド・O・ラッセル監督の『世界にひとつのプレイブック』が好きな方は見なければいけない作品でしょう。プレイブックは100点の映画ならこの映画は1000点です(笑) ラブコメディの魅力にサスペンスまで入ってるんですもの。最高ですよ。

あとは前述の通り主要登場人物5人のどなたかのファンの方も必見の映画ですね。みなさん今まで見たこと無いようなビジュアルと演技ですのでそれだけでも楽しいです。


まとめに入りましょう

実はこの映画、ラブストーリーでもあるのです。驚きですよね。5人並列して宣伝されてるので勘違いが起きがちですがこの映画の役柄比重は以下の通りです。

・主演=クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス

・助演=ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンス

つまりアブスキャム事件の映画ではなく、"アブスキャム事件を通しつつ本当の愛を模索していく詐欺師と愛人の物語"なのです。監督自身がこう発言されています。

「これは、自分が望む生き方ができないでいる2人の物語だ。」

「彼らはとても愛すべき人物なんだが、傷ついているんだ。作品全体を通して、この2人が自分という人間に向き合いそして再び愛のある暮らしを取り戻していく様子を描いている。彼らは自分たちの絆が切れたことを自覚しいる。これからどうなるのか不安に思っているが、どうすれば人生をやり直して、再び愛し合えるのかをそれぞれ考えているんだ。僕にとって一番大事なのは、彼らは愛の絆を信じる情熱的な人間で、特殊な関係ではあるけれど本当に愛のある人生を送っているということなんだ。」

「誰かを愛すると自分が持っている力以上のものが発揮できて、神がかり的なことも起こりうるんだ。映画の冒頭で2人は、どんなに愛しているか、どんなにお互いを必要としているか、2人の人生をどれだけ大切に思っているかを語り合う。彼らの人生に対する情熱に僕らは心を奪われる。そしてトラブルが生じる。2人は生き残るために自分たちの関係を再び築き直す。その時2人に何が起こるのか?」

私がこの映画を絶賛する最後の理由はこの"愛の物語"に感動したからです。コメディやサスペンスとして「超面白かった!」の奥にはこのような深い魅力が潜んでいるわけであります。

ここ半年で最も衝撃を受けた傑作は『ゼロ・グラビティ』でしたが、

最も面白くて、楽しんだ作品はこの『アメリカン・ハッスル』です。


最高でした!!





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written by shuhei