『47Ronin』感想、「これは日本ではないし忠臣蔵でもない!」と捉えれば意外と…ええ意外と(笑)【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『47Ronin』感想、「これは日本ではないし忠臣蔵でもない!」と捉えれば意外と…ええ意外と(笑)【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし]


色んな意味で話題の『47Ronin』、試写のタイミングが合わなかったので公開二日目、見てまいりましたよ。


『47Ronin』基本情報

タイトル
=47Ronin

原題
=47Ronin

監督
=カール・リンシュ

出演
=キアヌ・リーブス
=真田広之
=柴咲コウ
=浅野忠信
=菊地凛子
=赤西仁

ストーリー
日本の「忠臣蔵」をモチーフに、キアヌ・リーブス主演、新鋭カール・リンシュ監督で描く3Dファンタジーアクション。赤穂の国のサムライ・大石とその部下たちは、吉良と謎の女ミヅキの陰謀により、尊敬する主君の命とサムライとしての身分を奪われる。素性不明のはぐれ者のカイは、主君の仇打ちと吉良に狙われる姫のミカを守ろうと立ちあがった大石に力を貸し、圧倒的な吉良軍に対し、わずか47人で立ち向かう。


[ Blu-ray/DVD 発売済み ]




予告編
http://www.youtube.com/watch?v=j8cKdDkkIYY



感想「意外とイケた(笑)割り切れば。」

日本が舞台で忠臣蔵がモチーフ、とはどう見ても思えない本作(笑)
ただしタイトルの通り色々と割り切れば、と言いますか作り手の考えを尊重すればその世界観を楽しめる映画であったと思いました。

率直に言えば
→駄作じゃないし、傑作でもない。でも楽しめる。でも3Dじゃなくていい。

こんなところでしょう。この作品は普段からハリウッド映画のニュースを見てる人ほどかなり不安を抱いていたと思います。もちろん私も。なぜならこの映画、完成してたはずなのに公開が一年以上延期。プロデューサーがフィルム燃やそうとした疑惑など様々なトラブル報告があったためです。

"人様に見せれない映画を何とか継ぎ接ぎして、見れる最低レベルで公開に踏み切る"のではないかと思っていたのです。案の定最初に見た予告編も日本というより異世界でCG使いまくりの忠臣蔵らしさ皆無で、期待値は最初からマイナス5000くらいでした。

しかし試写が始まってから、その日本ぽくなさにこそ苦言はあるものの沸点低めに割と平凡な評価を多く目にしてきました。「あれ?あれ?」と思い始めて期待値はマイナス3000くらいに。

これはハリウッド映画で、日本ではなく日本をモチーフにした彼らの創りだした異世界だ!

これは忠臣蔵の"話をモチーフ"にしてるのであって忠臣蔵の"リメイクではない"のだ!

と、割り切ればファンタジースペクタクルとして普通に楽しめる作品でありましたよ。
期待値マイナスだったこともあり「グッジョブ!」と言いたいくらいです。全然今年ワーストじゃないです(笑)

また、日本への敬意が日本らしくなさの中に感じられるのも悪くないです。『ラスト・サムライ』でも見られた苦言ですが「これは武士道ではない」という批判は的外れだと思うんです。

そもそも、今に生きる我々こそ武士道ちゃんと意識してるのかと思うべきなので。本作でも武士道が描かれてますが、解釈の幅こそあれど都合よく使ってなく好意的でした。なかなかいいじゃないですか。

『ラスト・サムライ』や『SAYURI』とカテゴライズは完全に別でしょう。『47Ronin』はファンタジーの世界と思いました。その中で真田広之が見事な日本人らしさを見せ、活躍していたのが良かったです。
日本らしくない世界で日本人らしさとか意味不明ではありますがまあいいです(笑)

ファンタジーな日本の映像美やバトルシーンの迫力が見応えありますが、3Dで見る必然性は感じませんでした。ただこれは人によりますかね。私『ゼロ・グラビティ』を既に鑑賞していて世界最高の3D映画を見た後なので評価基準そこになってます。

来週から『ゼロ・グラビティ』公開なのでここ数週間で映画一本見る予定の方は来週『ゼロ・グラビティ』行ってほしいですが、最初から『47Ronin』見る予定だった方は割りきって楽しんできてくださいね。

そんなとこです。普通の映画だったのでこれで今年のワースト作品は確定しました。何かって?それは年末に発表します(笑)


written by shuhei