映画『ソーシャル・ネットワーク』が牽引した日本のfacebookブーム、流行らないと言われた謎の風潮とmixiの今から当時を懐かしむ - Cinema A La Carte

映画『ソーシャル・ネットワーク』が牽引した日本のfacebookブーム、流行らないと言われた謎の風潮とmixiの今から当時を懐かしむ

※『ソーシャル・ネットワーク』徹底解説7連載のその6です。連載目次は記事の最下部に設置してあります。


映画の中身の解説はほぼ終わりましたのであと2本、facebook論を書いて『ソーシャル・ネットワーク』徹底解説を終えたいと思います。

映画は何度も繰り返している通りフィクションなんです。ただ実在するマーク・ザッカーバーグと実在する人物たちとfacebookを題材にはしているわけでその1つのイメージとして存在するのは事実です。

2011年1月にこの映画は公開されました。
当時facebookは日本では全然普及していませんでした。
しかし映画の公開をうまく利用して、様々なビジネス雑誌とのタイアップを持って日本での普及大作戦が開始されたと言っても過言ではありません。

当時のSNS情勢をグラフで振り返ってみましょう。


In the looopのブログより参照

どうでしょうか。
Twitterに抜かれながらもmixiがまだ伸びていた時代です。
しかし2011年1月、facebookが今までにない伸びを記録してるのがおわかり頂けるかと。

映画が公開され、週刊ダイヤモンドでも特集が組まれ、やり過ぎレベルでビジネス誌がこぞってfacebookを特集したのです。ここからfacebookの快進撃が続き今や下のグラフのようになりました。2013年3月と少し古めですがお許しを。

同じくin the looopブログより参照

PC訪問者数なのでモバイル時代として正確なわけではないです。実際はTwitterがもっとfacebookと拮抗してるのが昨今でしょう。そこは今回は置いといて、mixiとfacebookを比較してほしいのです。

単純に数値化すると以下になります。

2011年1月の訪問者
mixi=約1122万人
facebook=459万人

2013年3月の訪問者
mixi=446万人
facebook=1751万人

ひっくり返ったどころじゃないのがおわかり頂けるでしょう。
時代の流れでネットにおける実名展開も当たり前となりこのように推移してきました。

当時からSNSのビジネスしてたので『ソーシャル・ネットワーク』の乗じたfacebook展開は2010年年末からある程度察知して私もどんどんfacebookを勧めていきました。しかしまあ叩かれた、叩かれた(笑)

「流行るわけない」ともう袋叩きに遭い以下の様なエントリーも多数出ましたね。
注:下記のリンクの方々に叩かれたわけではありませんのでその辺は誤解なさらずに。

Facebookが日本で流行らない3つの理由
facebookが流行らないと思っている理由
Facebookが日本で流行らない理由
FACEBOOKが日本で流行らない理由

どれも2010年末〜2011年始めの記事です。どれも感情論ではなくちゃんと分析して整理してまとまってはいるのですが、結果としては流行ったんですよね。流行を読むのって簡単ではないですよね。

こういうこと書くと「今もうfacebook衰退中」とか反論されそうですが、
成長と衰退の"プロダクト ライフサイクル"というものがこの世には存在しまして、
導入期→成長期→成熟期→衰退期と物事は動いていく理論があります。



facebookはユーザー爆増に頭打ちとなっていますが、この後最終章の別記事で書くやり手のシェリル・サンドバーグ氏がfacebookに入ったおかげもあり収益は改善し利益は伸びていってるのが現状です。

言ってしまえば衰退期ではなく転換期に今facebookはいるのです。

今回の記事は当時を懐かしみながら未来を見る目的で書いてますが、
ホント改めて思うのは、流行る流行らない予想ってその時の価値観に基づくので中長期で見ると役立たないなってことです。

ある意味その予想を超えて流行ってくるパワーこそイノベーションなわけですし、流行らないとドヤ顔決めてログの汚点作るより何かを生み出す側になっていきたいものです。と自分に喝入れてまた生きてこうと決める次第であります。

facebookは楽しむ楽しまないを超えてビジネスやコミュニケーションのインフラとして使用してる方も多いです。私もその1人。なくてはならないツールとなったので今後も改善しながら次なるイノベーションを起こしてくれたら嬉しいなと一ネットユーザーとして思う次第であります。

iTunes


予告編



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【連載もくじ】
1:映画『ソーシャル・ネットワーク』が傑作すぎて震えた2011年【鑑賞日記】

2:映画『ソーシャル・ネットワーク』、膨大な情報の中で核となるメッセージは何か?

3:映画『ソーシャル・ネットワーク』の功罪とは何か?それはな、これ完璧にフィクションだってみんなわかってないことだ!

4:映画『ソーシャル・ネットワーク』、『市民ケーン』、『華麗なるギャツビー』 の関連性

5:映画『ソーシャル・ネットワーク』のウィンクルボス双子の片方の身体だけ演じた俳優が『ダークナイト・ライジング』に出てる!?

6:映画『ソーシャル・ネットワーク』が牽引した日本のfacebookブーム、流行らないと言われた謎の風潮とmixiの今から当時を懐かしむ

7:映画『ソーシャル・ネットワーク』で描かれない今のfacebookを統括するシェリル・サンドバーグという女史の最強エピソード