『悪の法則』、頭使うも、リドリー色薄いも、緊迫感とラストに痺れる作品!キャメロン・ディアス凄い!【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『悪の法則』、頭使うも、リドリー色薄いも、緊迫感とラストに痺れる作品!キャメロン・ディアス凄い!【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし]


『悪の法則』基本情報

公開
=2013年11月15日

監督
=リドリー・スコット

出演
=マイケル・ファスベンダー
=ペネロペ・クルス
=ハヴィエル・バルデム
=キャメロン・ディアス
=ブラッド・ピット

ストーリー
若くハンサムで有能な弁護士(カウンセラー)が、美しいフィアンセとの輝かしい未来のため、出来心から裏社会のビジネスに手を染める。そのことをきっかけに周囲のセレブたちにも危険な事態が及び、虚飾に満ちた彼らの日常が揺るがされていく。

予告編


ちょっと難しいけど好きな人は好き!

リドリー・スコット監督×コーマック・マッカーシー脚本。
『グラディエーター』の監督と『ノーカントリー』の脚本家ですよ?
色んな意味でやばい、と見る前から思ってたわけですが案の定やばかったです。

[ Blu-ray/DVD 発売済み]



この映画、見る人を選びます。そしてR15指定食らってるので結構エグい。麻薬カルテルの話が出てくるのでその辺の背景知識無いと多分ストーリーわからない。そんな映画です。『トラフィック』とか『野蛮な奴らSAVAGES』見てればいけると思います。

見る人は選びますが面白い人はかなり面白く感じるのではないでしょうか。批評家受けが悪いのは親切な映画ではないのと、ブラックジョークだかマジなのかわからないところなどあるからでしょうね。そんな強烈さ含めてマッカーシーの脚本だなと。

弁護士(カウンセラー)が裏ビジネスに手を出して、それで連鎖的にやばいことになってく映画です。マイケル・ファスベンダーはスター俳優5人共演の中でもオーラ出せるまでになりましたね。いやはや色々お見事。色々。

実生活でも夫婦のペネロペ・クルスとハヴィエル・バルデムですが、映画内では割と離れた配置。ペネロペはいい意味でオーラを隠して頭も悪い健気なレディといった様相。こういうペネロペも素敵です。

バルデムさんは思ったよりバルデムさんではありませんでした。
(訳:ノーカントリーやスカイフォールのように恐ろしい役ではありませんでした)

ブラピカッコいいですね、相変わらず。髪伸ばしてるのプライベート写真で見た時は似合わね〜って思いましたが、映画内ではスーツビシっと決めてていい感じでありました。

と、役柄に関して言及をちゃんとしてませんがこれはできないんですよ!ネタバレになるんで。許してください(笑)

しかーし!MVPはダントツでキャメロン・ディアス!!最高の演技と役柄でありました!180度開脚はセクシーなのですがあれギャグですよね?(笑)

とにかくキャメロン・ディアスだけでもお腹いっぱいでした!!キャリアベストではないでしょうか?


メキシコの麻薬カルテルについて少しでも知ってる方はあの周辺の闇ビジネスが相当やばいことはご存知かと思います。それぞれの利害関係が交錯し複数構造で、陰謀が働いていきます。
ストーリーが進むにつれ、誰が裏で操っているのかが徐々に見えていきます。そこからの大オチが痛快でありました。

このように、ストーリーをサスペンスとして楽しむ物語です。しかし、その陰謀は麻薬カルテル絡み故に少々複雑。置いてけぼりになる方が出るのも致し方無しでしょう。

気になったのは映画としてはとても痛快で私は大満足だったのですが、リドリー・スコット監督らしさをそこまで感じませんでした。どうしても中東だったり歴史ものだったりSFだったりという、いくつかのリドリー映画と舞台が異なることもあるからでしょうかね。映像は相変わらずビチッと決まってますが、リドリー信者必見という感じでは無かったのは少し意外でした。

この映画、リドリー・スコット監督の弟、トニー・スコット監督の死去の影響で一時撮影が中断となりました。少しばかり作品に見える粗がそれによるものなのかな、と勘ぐりたくなってしまう辺りもう一歩だったなと思う次第です。

ちょっと大人でバイオレンスなサスペンスが好きな方のオススメです。あとキャメロン・ディアス好きな人は絶対見てね(笑)



written by shuhei