映画『ホリデイ』紹介、失恋は新たな恋の始まり、冒険も新たな恋の始まり[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

映画『ホリデイ』紹介、失恋は新たな恋の始まり、冒険も新たな恋の始まり[ネタバレなし]



『ホリデイ』基本情報
タイトル
=ホリデイ

原題
=the Holiday

監督
=ナンシー・マイヤーズ

出演
=キャメロン・ディアス
=ジュード・ロウ
=ケイト・ウィンスレット
=ジャック・ブラック

ストーリー
ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、 ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)。 クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた2人は、ネットを介して“ホーム・エクスチェンジ”をすることに。 アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズに旅立つが……。

予告編



安心安定の上質ラブコメ
私は27歳ですが、もう少し歳上の方のほうが心にしっくりくるみたいですね。安定安泰のラブコメディーです。ラブコメですので、笑いあり涙あり、最後は笑顔にハッピーエンド。 そんな作品です。

しかしラブコメと言えども色んなものがあります。コメディーだからとやりたい放題にぶっ飛んだ作品もありますし、下手に真面目ぶってしまいコメディーなのかドラマなのかわからなくなる作品もあります。

本作はうまい具合にコメディーです。 爆笑するコメディーではなく、クスっと笑えて感動して笑顔になれる上質のコメディーです。 二人の女性が失恋を契機に一定期間リフレッシュしたいということでお互いの家を交換します。

日本では馴染みないですがホームエクスチェンジというものです。 まぁ家の交換そのまま直訳かw お互いとにかくリフレッシュしたいがために恋など求めていませんでした。 が、しかし・・・まぁそうなりますよねw

という感じに話が進みますが・・・この恋模様が外部要因をうまく合わせることで素晴らしく描かれています。



素敵な、素敵な、おじいさんのエピソード
失恋のトラウマもあれば、仕事に関する悩みもあれば・・・ 恋愛だけではない人生。しかし恋愛も大切。 そんなことをふと気づかせてくれる作品ですね。最後はうまいことハッピーエンドに持っていきます。

きっと細い目で見ると「突っ込みどころ満載」とかなるかもしれません。しかし細かい部分は置いといて、純粋な気持ちで映画を楽しんで、最後は笑顔になることがこの映画の最も素敵な楽しみ方なんじゃないかなと思いました。

「休暇」は自分を見つめ直し、リフレッシュし、そして新しいステップへと進めてくれるのです。あと本作のスパイスになってるおじいさんが凄く良かったです。脚本家のおじいさんアーサーです。あのおじいさんおエピソードが1番ほんわかしましたね。素敵なエピソードでした。 後半に出てくるので是非チェックしてくださいね。



キャスティングが絶妙
本作のキャスティングは最初違和感がありつつも納得した覚えがあります。

キャメロン・ディアス、うんラブコメ女優だしいいんじゃない!
ジュード・ロウ、うんキャメロン・ディアスに合ってる、いいんじゃない!
ケイト・ウィンスレット・・・え?ケイト?どうしてコメディー出るの!?
ジャック・ブラック・・・え?え?あなたラブコメじゃなくてコメディー出てなさいよw

という具合です。

しかし同時に、「さすがナンシー・マイヤーズ監督」と思いましたね。何せ『恋愛適齢期』の監督ですからね。あの作品もジャック・ニコルソン、ダイアンキートン、キアヌ・リーブスのキャスティングが見事だったからです。

本作もびっくりしつつこれはきっと見事にハマるんだろうなぁと期待をしました。
結果は期待以上。

キャメロン・ディアスとジュード・ロウの方が若干メインですが、やはりケイト・ウィンスレットとジャック・ブラックが素晴らしかった!

とくにケイト・ウィンスレットが見事でしたね。 どこか弱虫だったり素直になれなかったり・・・人間らしさというか、言葉にしにくい親しみやすい素敵な人という感じが溢れていました。

他の方のレビューで書いてあってハッとしたんですが、ケイト・ウィンスレットは脚本を相当重視して映画を選んでるのではとのこと。うん、確かにそう思いますね。これは作品のジャンルが多岐に渡るので納得しました。

本作のようなラブコメにも出れば、もっと凄まじい脚本のラブコメ、 ん?あれはラブストーリーか?『エターナル・サンシャイン』に出たり、 ご存知『タイタニック』に出たり、死刑制度への是非を描く『ライフオブデヴィドゲイル』に出たりと。

良い意味で統一性がありません。ということに気づくと本作がラブコメというカテゴリーに収まりつつも 見事な脚本を構成しているということに改めて気づきます。分析せずとも何度も見ることで深さの味わえる素敵なラブコメといったところでしょうね。



ハンス・ジマーの音楽
本作の音楽を好きな方は多いのではないでしょうか。オープニングのこの曲とかどうです? 音楽だけ聴いても幸せな気持ちになれる素敵な曲です。

知ってましたか?この音楽が『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『インセプション』『ダークナイト』のハンス・ジマー作だと。

『グラディエーター』や『ライオンキング』、『バックドラフト』などの作曲家です。ハンスの音楽と言えばパーカッションを多用した壮大なオーケストレーションを想像する方が多いと思います。

実は『ホリデイ』などのしっとりとした音楽も彼の持ち味なんですよね。ナンシー・マイヤーズ監督作は『恋愛適齢期』も『恋するベーカリー』もハンス担当ですしね。何度聴いても元気になれるメインテーマ、そしてラブコメには欠かせない切ないシーンを彩る切ないメロディーもハンスならお手のもの。

ちょっと元気のない時に映画じゃなくてこの音楽を聴く、なんていうのもいいものですよ。



まとめ
上にも少し書きましたが、本作は休暇を舞台にしており、ちょっと奇抜な設定でありながらも、自分を見つめ直したり、リフレッシュしたり、恋したり、時には傷ついたり、悲しんだり、苦しんだり、そんなあらゆる状況を私たちに与えてくれます。

そういったエピソードを見せられることで映画を通して私たちは元気になるのです。セラピーみたいなものかな?心の奥底に突き刺さるというより、心にふわっと残るエピソード、それが本作『ホリデイ』の魅力でしょう。

構えずにリラックスして楽しもうと思って是非御覧ください。 そして時間があればリフレッシュする時間を作って自分をバージョンアップしてみてくださいね。


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