映画『アウトレイジ ビヨンド』紹介、極悪非道のその上へ!面白すぎだコノヤロー!![ネタバレなし] - Cinema A La Carte

映画『アウトレイジ ビヨンド』紹介、極悪非道のその上へ!面白すぎだコノヤロー!![ネタバレなし]




『アウトレイジ ビヨンド』基本情報

タイトル
=アウトレイジ・ビヨンド

公開年
=2012年

監督
=北野武

出演
=北野武
=三浦友和
=加瀬亮
=小日向文世
=中野英雄
=西田敏行
=塩見三省
=中尾彬
=神山繁
=松重豊
=桐谷健太
=新井浩文
=高橋克典

ストーリー
5年前、ヤクザ界での生き残りを懸け壮絶な権力闘争に明け暮れた暴力団「山王会」は関東の頂点を極め、政界にまで勢力を広げていた。彼らの壊滅を目指す刑事の片岡(小日向文世)は、関西最大の「花菱会」と対立させるべく策略を練る。そんな中、遺恨のある木村(中野英雄)に刺されて獄中で死んだはずの大友(ビートたけし)が生きていたという事実が持ち上がる。その後、出所した大友だったが……。シネマトゥデイより


公式サイト





面白過ぎだコノヤロー!!!!

アウトレイジ2部作通して繰り返される「コノヤロー!!」で始めるとするならばこの一言から始めざるを得ないです(笑)本当に面白いです!素晴らしい素晴らしい!北野映画の世界観、「コノヤロー!!バカヤロー!!」なアウトレイジの世界観を楽しみたいと思う人が楽しめるTHE娯楽映画に仕上がっています!

この映画に感動したか?いやしてません。この映画は何か心に残ったか?いや特に。それでいいのです。これぞTHE娯楽映画なのです。

人間関係は前作『アウトレイジ』が基礎になるので前作は是非1度DVDでチェックして望むできです。今作も前作に負けず劣らずの豪華キャスト陣が揃っています。

増して前作より年齢が高めで存在感のある西田敏行、塩見三省、中尾彬、神山繁らが悪どいおっさんをこてこてに演じています。そこに北野武、三浦友和、加瀬亮、中野英雄ら前作のヤクザたち。そして小日向文世、松重豊ら刑事。桐谷健太、新井浩文、高橋克典ら若手まで加わっています。

日本映画でもハリウッド映画でも豪華キャスト陣=演出破綻で駄作というものは数多く存在しますが本作においてはそんな心配は無用でした。北野武監督の演出はもちろんですが、ヤクザ映画で人が簡単に死んでいく世界のため一人ずつ映画から人が減っていくのです。この世界観ならではのルールに救われたと言ってもいいでしょう。

どの役者陣も素晴らしいですが花菱会の神山繁、西田敏行、塩見三省のぶれない怖さは特出して素晴らしかったです。台詞が一切ない下っ端の殺し屋の高橋克典も存在感ばっちりです。しかしやはり本作は小日向文世演じる片岡あってこそ。片岡最低!(褒め言葉w)

本作はとにかく娯楽映画一直線です。前作『アウトレイジ』を楽しめなかった方にはお勧めしにくいです。これは致し方なし。極悪非道の"死"が軽々扱われている世界は人によってはアレルギー反応を起こす可能性もあります。

逆に前作を楽しめた人には是非お勧めします。ただし良くも悪くも前作とは全く異なる映画になっています。前作に比べると実はバイオレンスシーンは少ないのです。そこらの映画よりは残虐ですが今回はドリルで頭を打ち抜くのと自分で指を噛みきるくらいでしょう。

加瀬亮演じる石原の最後もバイオレンスシーンですがあのシーンは私が見た回では笑いが起きていました(笑)バイオレンスに物足りなさを感じる評もありますが今回は小日向文世の片岡劇場として嘘と裏切りの世界観を存分に楽しめばそれでいいのです。楽しんだもの勝ち!

北野映画にしては相当万人向けな作品に仕上がっていますが、前作とは異なる展開や見所を用意し前作に甘えを見せない辺りやはり北野監督らしく『まあ当たらなくてもいいかな』というかわいさが見て取れます。

実際映画レビューは好意的見解優勢ですが否定評も一定量出てます。映画において好き嫌いはあって然るべきですし、北野監督映画である以上世間的評価なんて二の次でいいのではないかとも思います。楽しめる人が付いていくべき監督、それが北野武であるのですから。

『アウトレイジ ビヨンド』は本当に素晴らしい映画でした。しかし北野監督にはまた『ソナチネ』や『HANA-BI』のような心を刺すバイオレンス映画や『菊次郎の夏』や『アキレスと亀』のような心温まる映画もまた撮ってほしい気もします。これからも公開される度に観に行くことになります。

北野監督、バンザイ!!





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