『モンスターズ・ユニバーシティ』、"楽しい"時間を笑顔で過ごせたピクサーの新たなる傑作【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『モンスターズ・ユニバーシティ』、"楽しい"時間を笑顔で過ごせたピクサーの新たなる傑作【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし]


『モンスターズ・ユニバーシティ』
"MOMSTERS UNIVERSITY"

『モンスターズ・ユニバーシティ』基本情報

タイトル
=モンスターズ・ユニバーシティ

原題
=MONSTERS UNIVERSITY

監督
=ダン・スカンロン

ストーリー
幼い頃から怖がらせ屋になることを夢見ていたマイクは、努力の果てに難関を突破し、モンスターズ・ユニバーシティ怖がらせ学部に入学。しかし、怖がらせ屋になるには、見た目がかわいすぎるという致命的な欠点に悩まされる日々を送る。そんなある時、マイクは、名家の出身で怖がらせの才能にあふれたサリーと出会う。マイクはサリーをライバル視するが、自信に充ち溢れたサリーはマイクを見向きもしない。夢をあきらめないマイクは、「最恐の怖がらせ屋」を決める怖がらせ大会に出場するが……。

公式サイト
=http://www.disney.co.jp/monsters-university/

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=BFUdLarKDGg


感想「とっても楽しかったです!」

とっても楽しかったです!"面白かった"や"感動した"という言葉ではなく"楽しかった"!この映画を一言で表すならこれに尽きるでしょう。

いや、こう表現するのが正しいかもしれません。"楽しい時間を過ごすことができる映画"。大満足でした!

[DVD/Blu-ray発売済み]
この映画の魅力を大きく6つほど上げたいと思います。

1:一瞬で映画に入り込んでしまうオープニング
ピクサーおなじみの短編映画で少しテンションが上がり、そして本編スタート。
始まってすぐに私は映画にのめり込みました。
子供時代のマイク・ワゾウスキ・・・なんちゅう可愛さ!!

しかも社会科見学からスタート、どこへ行くか?
モンスターズ・インク!!前作の舞台!!
憎い!なんちゅう憎い始め方!魂鷲掴みにんされてしまったじゃないか!!


2:可愛い楽しいオープニング・タイトル&素晴らしい音楽
オープニング・タイトルがもう可愛くて、楽しくて(笑)
もうこれはホント魅力的だったのですが、ここであることに気づきました。
"音楽が全く違う・・・そして・・・今回の方が格段に良い!!”

とんでもなく可愛いタイトルロールとフレッシュな音楽、
惚れてまうやろー!!(違)
もうここからはただただ映画の世界にのめり込んだ子供と同じ状態で鑑賞しました。


3:センスの良さ
本作を私は終始笑顔で観ていました。
時折いい意味で冷静になって色々考えたわけですが、途中何度もこう思いました。
"センス良すぎ・・・"と。

映像のセンス、音楽のセンス、そして3Dの奥行きセンス、笑いのセンス…
ピクサー映画はいつも極上クオリティなわけですが今回特にそれを思いました。
特にやっぱ音楽ですよ。ランディ・ニューマンいい仕事してます。


4:イラッとする(笑)「こんなやつ実際いたわ」感
マイクとサリーの大学生活、二人共大人になりきれておらずとってもガキ(笑)
特にサリーには時折イラッとするレベル(笑)
でもこう思いませんでした?「いたわ〜昔こんなやつw」って(笑)

現実の大学生活を見ているようでしたよ。
しかも時折イラッとしながらすぐまた笑ってしまう。
その緩急センスの良さたるや・・・結局センスの良さにつながる(笑)


5:『モンスターズ・インク』へサクッと繋がる畳み
映画の中では理不尽なこともそれなりに起きるのです・・・
これユニバーシティ単体で見たらバッドエンドとも捉えられるレベルでもあり・・・
でもこれまたセンスの良さでなぜか笑顔になってしまう!!

そしてうまいこと『モンスターズ・インク』につながる!!
これ以上何を望みますか!
とにかく楽しくて楽しくて・・・


6:奥行ある美しい、美しい、美しい3D映像
『モンスターズ・ユニバーシティ』の3D映像は必見です。
3D苦手な方でも、3Dに手厳しい方でもこの3Dは高評価のようです。
私は元々3D大好きなのですが、本作の3Dは今年ベスト3Dと言っても過言ではありません。


まとめ

『モンスターズ・インク』は2002年初旬の映画だったんですよ。中学卒業して高校に入る春休みに映画館で観たのを鮮明に覚えています。11年前・・・うえ・・・思い出したくない・・・←

11年の歳月を経ての続編、しかも時間軸ではインクの前に当たる前日談映画。不安・・・とっても不安・・・公開されると知った時からそんな気持ちだけが私を支配していました。

しかし蓋を開けたらこんな感じで楽しくて楽しくて・・・

感動?そんなしなかった。涙?全く流さなかった。
最高傑作?ん〜ピクサー最高ではないと思います。

しかし、映画を観てる時とってもとっても楽しかったんです。不安しか持たないで行ったこの私がですよ!エンドロール後のおまけもまたセンス良いのなんの!

大満足で映画館を後にしたのでありました。

『モンスターズ・インク』のファンを中心に文句も多いです。その多くがストーリーに対する苦言なのです。特にキャラクター設定に関することが多いですね。"性格が全然違う"など。

好きな映画の続編ともなると人は勝手に期待して自ら映画を頭で作ってしまいます。なので全く予想と異なるとその世界を拒絶してしまい、そして楽しめないのです。これは続編の宿命。

そんな中とんでもない傑作はそういう声すら封じてしまうのもまた事実。『トイ・ストーリー3』が良い例。本作は客観的にはそこまで到達しなかったのでしょう。

しかし私は大学という設定がむしろ新鮮で楽しめた要因だと思っています。人間誰しも完璧ではありません。誰しもが嫌なやつ面を持っています。それをむしろ描けたのが今作、キャラクターに深みが与えられたじゃないですか。

サリーは自らの生い立ちに甘え何度も挫折し、最後は自らではどうにもならなくなり。マイクはずっと馬鹿にされ、最後の最後まで壁を超えられなかった。しかしそんな二人は今作で超えられなかったその壁の前で手を取り合います。

そして壁を超えられない中何とか生きていこうとする。それが前作『モンスターズ・インク』で描かれたこと!壁を超える前の話、もがいて当然!それが本作で人々が批判している部分でもあり、私のように評価している部分でもあるのです。

それが明るく楽しく元気にセンスよく描かれているのです。
たまらんですよ、やっぱり。『モンスターズ・ユニバーシティ』、もう一度言いましょう。

とっても楽しかったです!!


written by shuhei