『アイアンマン3』感想、痛快爽快!トニー・スタークを見なおした!【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『アイアンマン3』感想、痛快爽快!トニー・スタークを見なおした!【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし]



基本情報
タイトル
=アイアンマン3

原題
=IRON MAN3

監督
=シェーン・ブラック

出演
=ロバート・ダウニーJr
=グウィネス・パルトロウ
=ドン・チードル
=レベッカ・ホール
=ガイ・ピアース
=ベン・キングズレー

公式サイト
http://www.marvel-japan.com/movies/ironman3/

ストーリー
スーパーヒーローで編成された部隊アベンジャーズの一員として戦い、地球と人類を滅亡の危機から救ったアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。だが、アメリカ政府はスーパーヒーローが国の防衛を担うことを危険視するようになり、それを契機に彼はアイアンマンの新型スーツを開発することに没頭していく。そんな中、正体不明の敵によってスターク邸が破壊され、これまでのアイアンマンが全て爆破されてしまう。何もかも失ったスタークだが、人並み外れた頭脳を武器に孤独な戦いに挑む。

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=XppWPnwQpGc



感想

『アベンジャーズ2』の製作がほぼ決まってる感じで、その中心的役割を引き続き果たすことになるであろうトニー・スタークことアイアンマン。その単体作品第3弾『アイアンマン3』鑑賞しましたよ。

いやあ、大サービス!大満足ですよ!面白いのは当然でしてね、トニー・スタークが3作+『アベンジャーズ』で真のヒーローになった気がして感動しました。

正直言ってですね、不安が先行していたのですよ。まず3部作の3というのはなかなか2を超えられないことが多いです。その映画好きなら知ってる一種の定義による不安が一点目。

そしてもう一点が『アベンジャーズ』後の世界ということでした。『アベンジャーズ』は素敵な作品でしたが、アイアンマンシリーズ1.2では想定されてなかった宇宙空間の話が入ってきてしまったのです。

それの良し悪しどうこうではなく、そうなると『アイアンマン3』も宇宙を意識しなくてはいけなくなり、1,2と全く異なるものになってしまうのでは、という恐れがあったのです。

あとは監督が交代になった点、パワードスーツが予告編で大量に出ていたことなど、不安に思った要素を挙げていったら枚挙に暇がないという感じでしたw

しかしその不安は全くの的外れでお見事な映画になっていましたね。私はアメコミヒーローだとダントツでバットマンが好きです。映画で言えばクリストファー・ノーラン版の3部作が抜きん出て好きです。

よってシリアルでリアリスティックなヒーロー映画が好みです。なので本作はその期待に見事に応えてくれたのです!

アイアンマンとしての続編であることと、『アベンジャーズ』の後の話であること、その2つをうまく融合させて一つの着地点へと見事に導いたなと思いました。



『アベンジャーズ』は要予習!

本作はシリーズ3作目ですが、過去2作品よりも『アベンジャーズ』が予習すべき映画だ

冒頭の語りがと最後の語り、これは『アベンジャーズ』観てないとわけわかりません。
『アベンジャーズ』観てればニヤリとさせられるので是非予習してから鑑賞してくださいね。



人間トニー・スタークを描くことで溢れる人間味

トニー・スタークという人物は正直いって軽めな人物です。
それが魅力なわけですが、それ故に感情を描くことが難しい点もあります。
『ダークナイト』シリーズのブルース・ウェインと異なり苦悩を描きにくいのです。

しかし、本作しっかりとトニー・スタークの感情が描かれていたのです。
それは感情を直接描くのではなく行動で見せられました。
アイアンマンでありながらも彼は生身の人間トニー・スタークなのです。

その生身のトニー・スターク、つまりアイアンスーツを着ていない時の彼の行動が
本作では我々の心へアプローチする感動的な物語でもあったなと思います。

チャラいプレーボーイでありながらやはり心で大切に思っているのは秘書であるペッパーなんですよね。
そこへもしっかりと落とし前を付けることでやはり感情が描かれます。
これも変に言葉では描きません。行動で示すのです。

トニー・スタークの感情を描くにはやはりこれ!という感じがしてとても良かったです。


これでこそアイアンマン!

毎度の大予算投入のアクション・シーン、破壊シーン。
そういったお決まりシーンをしっかり押さえつつ、
パワードスーツの新しい使い方を取り入れたことで面白さが何倍にも増したと思いました。

観た方ならこの表現でわかると思いますが、
"部分的アイアンマン"のアクションがまあ秀逸でしてね!
パワードスーツの魅力を大いに見せてくれます!

そしてそれはまたシリーズの中で疑問であった
「パワードスーツを着れば誰でもアイアンマンになれるのか」
という疑問にもしっかりと決着を付ける伏線にもなっているのです!

素晴らしいのなんの!!

3部作+『アベンジャーズ』の3でありながらも、
シリーズ、つまりアイアンマンの定義をしっかりと見直すストーリー構成もお見事。
やはりトニー・スタークのアイアンマンでこそのヒーローなのです。

いや、トニー・スタークがヒーローなのでしょう。
この辺は作品を観れば納得だと思います。

私は『アイアンマン』『アイアンマン2』『アベンジャーズ』をそこまでリピートして観てません。
それは単純に「やっぱる『ダークナイト』シリーズだよアメコミは」と心のどこかで思っていたからでしょう。

しかし『ダークナイト』シリーズと同じくリアリスティックでありながらも
全く異なるヒーローの定義であったり、演出であったり、トニー・スタークの良い軽さ、
それを本作を観て「こういうヒーローも人間くさくていいよな」と思うことができました。

そしてそれはやはりロバート・ダウニーJrの演技あってことなのでしょう。
『アベンジャーズ2』でも期待してまっせ!!

シリーズものでありながら、過去作との比較等が書けないのが申し訳ないですが、
「アイアンマン、ちょっと1から詳しく楽しもうかな」
と思えたという感想に至ったという点で本作が見事なアメコミ映画であり、ヒーロー映画であり、アクション映画であることはおわかり頂けるのではないかと思います。

オススメの一本でございます!