『ダイ・ハード/ラスト・デイ』、これはダメ。もう少しどうにかなっただろうよ?w【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『ダイ・ハード/ラスト・デイ』、これはダメ。もう少しどうにかなっただろうよ?w【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし]




基本情報

日本語タイトル
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』

原題
"A Good Day to Die Hard"

監督
ジョン・ムーア

出演
ブルース・ウィリス、セバスチャン・コッホ、ラシャ・ブコヴィッチ、コール・ハウザー

公式サイト
http://www.foxmovies.jp/diehard-lastday/

ストーリー
久しく会っていなかった息子ジャック(ジェイ・コートニー)がロシアでトラブルを起こした上に、ある裁判の証人となったと知らされた刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)。身柄を引き取りに現地を訪れた彼だが、そこでテロ事件に巻き込まれてしまう。相変わらずの運の悪さを呪いながらも、混乱状態に陥った状況下でジャックと再会するマクレーン。しかし、なぜか親子一緒に次期ロシア大統領候補の大物政治家、大富豪、軍人らが複雑に絡む陰謀の渦中へと引きずり込まれるハメになり……。(シネマトゥデイより)

予告編



感想(一気に語り下ろしw)
映画は娯楽であり楽しむものというのが私のスタンス。
どんな映画でも楽しめるところはある。
映画が詳しいからこそ上から目線ではなくより楽しむべきだと思っています。

なので、どんな映画も大概良い点を見つけてレビューを書くことが多い私ですが、
本作に関しては…
率直に言って極めてつまらない映画でした(真顔←


大真面目に怒ってつまらないとは言いませんが、
いや…もう少しどうにかなったんじゃないか?
と苦笑しながら劇場を後にした感じでしたw

Twitterで珍しく映画の酷評をしたもんなのでお叱りリプも頂きました。
が、まあたまにはいいじゃないですか。
楽しめないもんは、努力しても楽しめないことだってあるのですw

ちなみに今作は私がつまらないと思ってるだけでなく、世界的に酷評の嵐ですw
アメリカの映画レビューサイトRotten Tomatoesを見ると顕著にそれが出てます。

ちなみにアカデミー賞作品賞を獲得したの『アルゴ』の評価は以下の通り。
※左の数値が評論家の平均点、右が一般ユーザーの平均点です。


アカデミー賞主演女優賞を獲得した『世界にひとつのプレイブック』は以下の通り。


日本でも大ヒットを記録した『レ・ミゼラブル』は以下の通り。


そして!『ダイ・ハード』は以下の通り!!爆死状態ですw

普通なら死んでもおかしくない状態でも不死身なマクレーン刑事、
大規模なアクションなど面白い部分は面白いのです。
ただ、今回マクレーンの必死さがいまいち伝わってこなかったんですよね。


画像の表情からもわかる通り、『マシンガンあれば無敵だぜ!』と、
マクレーンが自分は不死身であると悟ってしまってるようでした。
それゆえに今まであった"おもしろおかしさ"を感じることができませんでした。

では、なぜそれが起きてしまったのか?
これはシナリオの問題ではないのかなと思います。

『フライト』のロバート・ゼメキス監督も「最も大切なのは脚本」
と仰られているように素晴らしい脚本あってこそ傑作映画は完成します。
それがアクション映画だろうと。

本作は次から次へとアクションが展開され、俗にいう"中だるみ"はありません。
しかし、進む展開に疑問が次々と湧いてしまうのです。
「なぜそこでそうなる?そのあとどうしてそうなる?何で今そうなってるの?」と。

アクション映画なんて突っ込みあって何ぼな時も確かにあります。
ただしそれは突っ込ませる隙がないくらい面白い時にこそ、そうあって良いのです。
本作は突っ込みを考えさせる隙だらけ。特に終盤の原発関連の描写はいくらなんでも…



舞台がロシアになった点は息子を登場させる故に仕方なかったのかなと。
ただ、モスクワでカーチェイスまがいのアクションを展開すると、
史上最高のカーチェイスを備えた『ボーン・スプレマシー』を思い出さずにはいられません。


そして当然『ボーン・スプレマシー』には勝てないので陳腐に見えてしまうのです。
『ダイ・ハード』のモスクワのチェイスシーンはマクレーンが完全に邪魔者になってる点もよろしくない。
そういった冷めてしまう要素の連続が映画へののめり込みを妨げるのです。

"中だるみ"はなかったと言いました。
その点退屈は確かにしませんでした。
そこは良い点でしょう。

ただそこまで。料理で言うとコース料理で全てにステーキが出てきた印象です。
最初から最後まで大味のアクション、アクション、またアクションと。
胸焼けするんですw
コース(シナリオ)の緩急を付けて、メインディッシュ(アクションやシリーズとしての面白さ)を際立たせないとなのです。
そして料理のセンス(演出)もそれに合ったものにしないとなのです。

とは言ってもそんな料理も美味しいと感じる時もあります。
よって今作を面白かった方という意見にあれこれ何か言うことはありません。
むしろ楽しみたかったのに楽しめなかったのでそう言った方が羨ましいですよ。


では、本作は失敗作でしょうか?
これ結論からいくと成功作になります。
なぜか?

興行的には成功しているからです。
アクション映画なんてアカデミー賞かかるわけないので、興行的に成功することこそ成功なのです。
世界的にヒットしてますのでここは成功印と言って問題ないでしょう。


興行的に成功したのでもしかしたら次回作あるかもしれません。
しかしその際は是非シナリオのちゃんとした脚本で挑んでほしいです。

基本的に私はダイ・ハードシリーズ大好きです。
1,2,3面白いですもん!
だからこそ今回は率直に「ダメ!」という感想を書きました。

「シリーズのファンなら敬愛しろ」というツイートも見かけましたが、
いやいやいやいや、愛してる恋人にいつも甘やかすことってありますでしょうか?
愛してるからこそ思ってることや直してほしいところをちゃんと伝えるのです!

あなたを愛してるからこそ言うわ!シナリオを直して!!

というのが私からダイ・ハードへの愛のメッセージになりますw


先に書いた通り、突っ込みどころあってもいいのです。
突っ込む隙のないくらい楽しませてくれれば良いのですこのシリーズなら。
トランスフォーマーは批評家袋叩きだけど、あれ結構好きなんです。
あんな路線のシナリオや演出で次回はお願いしたいです。


もしくは今回の酷評を受けて0からリフォームするかですね。
次回作、サム・メンデス監督×ジョン・ローガン脚本、
マクレーンのキャスティング交代でダニエル・クレイグとかいかがでしょうか!?

それ『007 スカイフォール』ですねwww
すいません、この辺で戯言はおしまいにしますw