『ジャンゴ 繋がれざる者』感想、クリストフ・ヴァルツがまたやりおった!!タランティーノ最高傑作!!【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし] - Cinema A La Carte

『ジャンゴ 繋がれざる者』感想、クリストフ・ヴァルツがまたやりおった!!タランティーノ最高傑作!!【映画紹介/2013年公開作】[ネタバレなし]



『ジャンゴ 繋がれざる者』基本情報

日本語タイトル
=ジャンゴ 繋がれざる者

原題
=DJANGO UNCHAINED

監督
=クエンティン・タランティーノ

出演
=ジェイミー・フォックス
=クリストフ・ヴァルツ
=レオナルド・ディカプリオ
=ケリー・ワシントン
=サミュエル・L・ジャクソン

公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/djangounchained/

ストーリー
 1858年、アメリカ南部。奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)の手によって自由の身となる。やがて2人は協力し、次々とお尋ね者たちを取り押さえることに成功する。その後、奴隷市場で離れ離れとなってしまった妻を捜す目的のあったジャンゴは、農園の領主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)のところに妻がいることを突き止め……。

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=VYQDZ7ofEFA


感想「おもしろかったー!!!!」

あれこれ書くまえにシンプルにこれだけは伝えておきましょう。

とんでもなく面白かった!!と。

クエンティン・タランティーノの新作となれば映画ファンはそれだけで観に行きたくなるもの。しかも今回はウエスタン映画!!『タランティーノのウエスタン映画』、観ない理由がありません(笑)

主人公ジャンゴと謎の歯科医シュルツがあれこれ退治していくウエスタン。映画の完成度がどうとか、映画のメッセージ性がどうとか正直どうでも良くて、タランティーノらしさが全編炸裂している本作はとにかく面白い!

もうそれでいいではありませんか。

タランティーノの映画はR指定になる暴力描写が満載ですが、今回はいつも以上に暴力描写が満載です。血は飛ぶ、肉は飛ぶ、いやぁ…暴力的です。

でも面白いw

シンプルなストーリーなのに一場面一場面が凝っていて一切飽きません。絶妙な台詞回しはもちろん、俳優陣の熱演、そしてタランティーノ演出が映画をぐいぐい引っ張ります。
最後にスカッとする結末もお見事。爽快感を持って劇場を後にできます。

タランティーノの映画らしいくどいくらいの会話の連続。ストーリーの大筋と関係ない会話も多発します。しかしこれはタランティーノの映画。それがないとタランティーノ映画ではないのです。よって「この点文句を付けるくらいなら見るんじゃない!」となりますw過去のタランティーノ映画が好きな人にはこれも魅力なんです。

しかも過去の俺様的な作りに比べて観客を楽しませようとする意思も見え隠れします。
よって長い長い会話シーンも楽しめるのです。というかこの脚本でアカデミー賞脚本賞受賞!!流石すぎてw


俳優陣最強!

本作には褒めるべき点がいくつもありますが、やはり俳優陣の熱演が特出してますね。名優を無駄なくキャスティングしてますが、今回"も"一番目立っていたのはクリストフ・ヴァルツ!

祝アカデミー賞助演男優賞受賞!!


タランティーノ前作『イングロリアス・バスターズ』ではドイツ人将校ハンス・ランダを演じ、アカデミー賞始め、その時の賞レース助演男優賞を席巻しました。前作は冷徹なユダヤハンターでしたが、今回は情も垣間見える賞金稼ぎシュルツを演じています。

とは言ってもまあ殺しまくってますw躊躇なく人を殺す姿勢にランダ大佐の面影も見えますwしかし主人公ジャンゴと旅をする中で見せるちょっとした優しさがまた素敵でした。

彼の最後の場面もシュルツらしいなと言った感じがしました。クリストフ・ヴァルツはこの演技でゴールデングローブ賞と英国アカデミー賞の助演男優賞を受賞。

そして第85回アカデミー賞助演男優賞受賞!!
納得の怪演でした。




悪役の農場主を演じたディカプリオの狂った演技もまた見事。
クリストフ・ヴァルツの演技を前に霞んでる気もしますが、
いやぁ…ディカプリオ史上最高の悪どい演技を見せてくれています。

とんでもなく冷徹で完全に狂ってるとしか言えない悪どい奴。しかし日常では呑気な農園主を気取ったりもして、それがまたうざいwハンマー振りかざすシーンとか怖すぎて笑いましたw




そんな農園主のお手伝いさんを演じたサミュエル・L・ジャクソンがまた良い!正直言ってヘタレウザキャラなわけですが、そのヘタレウザキャラシーンによって、その後のあるシーンで狂気が増すのです。でもやっぱヘタレでしたw



と、周りばかり褒めてますが、主人公ジャンゴを演じたジェイミー・フォックス良かったです!

妻を盗られ、奴隷として生きていたジャンゴが黒人賞金稼ぎとなり、最後には妻を救出する。カッコいい!シュルツに鍛えられた銃撃スキルがラストに生きており素敵でした。

最後屋敷を後にするシーンのカッコ良さと爽快感はお見事!途中まで完全にクリストフ・ヴァルツ演じるシュルツが場をさらっていましたが、最後は主人公がしっかりと締めていてスッキリしました!


ジョナ・ヒルがちょこっと出てたり、なぜかタランティーノ監督が出演していたりと、その辺もまた楽しめます。てかタランティーノ結構出てたw

センスの良さ全開の音楽!

そんな俳優陣の熱演、タランティーノらしい演出と脚本、これらだけでもう傑作確定なわけですが、タランティーノ映画、音楽センスが神懸かりです。

オープニングの選曲やタイトルの出し方に垣間見られる70年代らしさに始まり、もう全編ハイセンスの選曲で彩られます。エンドロールの音楽も渋くてカッコいい!どこまでもタランティーノ映画!

あれこれ乱雑に書いていますが、とにかくタランティーノ映画なのです!クエンティン・タランティーノという映画人を知っていて、彼の作品が好きな方は絶対に楽しめます!絶対に、絶対に、絶対に。

できれば前作『イングロリアス・バスターズ』を観てから是非鑑賞してほしいです。クリストフ・ヴァルツの比較もそうですし、タランティーノらしさを知って観てほしいのです。

オススメです!!